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遠泳報告(後編)

ドーバー泳報告の後編です。
Tさんは泳ぐ前、「予想は14時間」と言っていました。まあおそらく多めに見積もっているだろうから、実際はもっと速いと想像出来ました。おそらく12時間前後かと。。。。。
シェークスピアビーチをスタートして約5時間でハーフポイントを通過。良いペースです。「でもこのまま素直には行かせてくれないんだよなぁ〜、特にグリネ岬に近づいた時は、、、、、、」と、いつものパターンを頭に思い浮かべていました。
ただコース取りがほぼストレートなこと。もちろんグリネ岬に向かっているのは百も承知ですが、あまりに大胆なストレートラインのコース取りなので、むしろその方が心配です。実際、スタート後9時間でフランスまで4kmの位置まで接近しているものの、潮は容赦無くフランスと並行方向に流れています。つまりボートはフランスに向いているものの、進行方向はフランスと並行、ということです。つまりフランスへはぜんぜん近付いていない。。。。。。スイマーにとってはここが正念場。

以前、「ドーバー泳で最も良い水泳時間は12時間」と私は言っていました。何故ならば満潮にスタートして満潮にゴールすれば転流時なのでストレートにゴール出来る。。。。。
この考えは、12時間を切って泳げる泳力の持ち主に対して共通に言えることです。そして正にTさんはそれを実践している。。。。。
普段(12時間以上掛かるスイマー)なら方位を変えてフランスに近付くようにするのに、強引にフランスを目指す。それは間も無く迎えるであろう転流時を予測してのことのようです。
津軽でも同じような経験をしました。つまりその先の潮を計算して青森方向へ方位を転じたのです。北海道を目の前にして逆を向くなんて、、、、、普通なら考えられない。。。。。。
でもパイロットの安宅さんの作戦はピタリ的中。無事に北海道へ到着出来ました。
その時のことを思い出しながら見ているうちに、ポール船長から指示が出てスイムクルーのケンとTさんは一緒にグリネ岬の岩へと泳いで向かいました。それから先は浅いので、喫水の関係上、オプティミストはフランスに近寄ることは出来ないのです。
10時間42分でTさんはチャネルスイマーになり、トリプルクラウンを手に入れました。トリプルクラウンとはマンハッタン、カタリーナ、ドーバーを成功させたスイマーに贈るアメリカの称号です。
ボート、オプティミストに上がってきたTさんに握手をし、「Well done!」と声を掛け、使い捨てカイロの貼った検査着を着させると「暖かいなぁ、これ」と言ってベンチに座り、それから皆さんの撮影です。
しばしTさんは泣いて喜んでいました。

それからです。驚くのは!!!
ボートに上がったTさんの撮影も終わり、ボート上のスイムサポートグッズも片付けてひと段落ついて、ボートはドーバー目掛けて帰ろうと飛ばし始めた時です。
T「暖かいから後方デッキのベンチに座っています」
ロジャーが完泳した時も彼はビールを飲んで海に飛び込んでビックリさせましたが、20℃以下の水温に10時間以上も泳いでいて、ボートに上がればカイロが着いているとはいえ検査着一枚で大丈夫という耐寒能力には驚きました。
普通なら冷え切って、疲れ切って、ガクガクと震えながらベッドで保温グッズを掛けて貰い、それこそ死んだように横になるはずです。それがぜんぜん元気!!!

イギリス夏時間の16時19分にフランスのグリネ岬に到着ですから、それからイギリスのドーバー目掛けて約3時間。ドーバーへ戻ったのは19時半頃でした。空はまだ明るい。。。。。
T「toraさん帰ってシャワーを浴びたらホワイトホースに行きませんか?」
tora「エッ、帰ったら休んで明日、行くんじゃないの??」
T「いやぁ、明日は皆さん用事があって出掛けるんですよ。私も友だちの家に行くし。。。。。今日しかないんですよ」
tora「へー、驚いた。私は大丈夫だけど、Tさん、大丈夫なの??」
T「ああ、私は大丈夫です。それでは今夜行きましょう」
ということになって、泳いだその日にホワイトホースへ行くことになりました。
まあ昼間が有効に使えたドーバー泳もラッキーだったけれど、その上を行くTさんのタフさにもビックリ!!!
ホワイトホースでビールを傾けながら聞いたTさんの話の中で、最も印象的だったのは「練習はしっかりやりましたからね。泳ぐ自信はありました。心配だったのは天候のこと。それも悪くなかったので良かったです」とのこと。
これにはタケちゃんマンもショックを受けたようです。日頃の練習は足りているのかと。。。。。
そうそうタケちゃんマン、ドーバー初練習では1時間しか持たなかったのに、、、、今では3時間くらい持つようになりました。
ドーバー関係者、会う人、会う人にタケちゃんマンの体格を見て、「細過ぎ」と言われているものだから、「太ろう」と決心がついたようです。
やはり成功したドーバー泳を直接見てみる。成功者の話を直接聞いてみる。これが刺激になったのではないでしょうが。。。。。

まだまだ後日談があるのですが、それは追い追い話させていただきます。

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