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石巻(被災地)の今

 7月1日(水)朝、青森海保などに津軽海峡横断泳の届を提出し、その足で石巻へ行く。毎年この時期になると津軽泳の下見の帰り、石巻に通うようにしている。2011年の3.11大震災、その後の被災地の様子が気になっているからだ。(当ブログ「被災地(石巻)に行ってきました。」をご覧ください)
 こんな時、スマホ(iPhone)は便利だ。青森から石巻までの短時間コースをパパッと出してくれる。一般的には新青森から東北新幹線で仙台へ。そこから仙石東北ラインで石巻に行くのが普通。ところが最短で行くのは新青森から東北新幹線で仙台に出るまでは一緒。ところがそこから東北本線で小牛田まで戻り、石巻線で石巻へ向かうというもの。
 iPhoneの指示に従って小牛田で乗り換える。すると列車は電車ではなく、ディーゼル車だ。しかも二両編成。単線で、主な駅で上り下りを交互に走らせるローカル線。一度こういうのに乗ってみたかった。ラッキー!!
 普通、座席は四人掛けのボックスシート。ところがこの列車は進行左に一人、右に二人掛けの三列シート。窓に沿った座席を除き、すべてが進行方向へ向いている。たまたま左の一人掛けには外人さんが座っており、右の二人掛けの窓側に私は陣取った。
 “ゴー”というディーゼルエンジン音と共に列車は動き始めた。田畑が近い。道が近い。電化ではないので電柱が無い。これが良い。家屋の軒先をかすめながら列車は“ゴットン、ゴットン”と進む。駅もローカルで、おそらく停車した多くは無人駅だろう。短い列車の旅だが多いに堪能させてもらった。

 石巻に着く。そこは小雨だった。折り畳み傘を持ってはいたが、その先はレンタル自転車で移動しようと思っていたため、レインコートを駅前のスーパーで買う。すでに石巻駅前には何があるか知っている私。毎年通っているからだ。一着138円也のレインコート。最安値の商品。
 駅前のレンタル自転車事務所で手続きを終えると、そのまま買ったばかりのレインコートを着させてもらった。まあリュックを背負ったままもあるのだろうが、袖のところで“ビリッ”と音がして手の指が外へ出た。『何だこれ、“使い捨て”ではなく、“使う前捨て”か?』と思ったほどだ。
 自転車に乗り颯爽と被災地へ行く。まずは門脇(かどのわき)小学校。ところが石巻の被災地では今、盛んに道路工事(かさ上げ)が行われて通行できる道路が制限されている。まあ自転車でラッキーだったことは、クルマでは入れない道路も入れることだ。難なく門脇小の前へ。

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震災の年(2011年7月1日)の門脇小

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今年(2015年7月1日)の門脇小

 門脇小から近いところに「がんばろう!石巻」と書かれた看板がある。震災直後に立てられたものだ。今では観光のポイントになっている。それが、、、、、何処だ??? 移ったのか? やたらと遠くにある。しかもどうやって行ったら良いものやら・・・・。犬を散歩させていたご婦人がいたので聞いてみた。
婦人「さあ、どうやって行ったら良いのでしょうねぇ~。工事のおじさんに聞いてみてください」

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工事だらけの石巻(被災地)

 地元の人でもこれだ。道路はあっちこっち工事だらけで、通行して良い場所、悪い場所がコロコロ変わるようだ。仕方なく「がんばろう!石巻」の看板が見える100m手前で道路工事のおじさんに聞いてみた。
おじさん「ああ、あすこに行くには、この道をずっと行くと信号がある。そこを左折してまたしばらく行くと、クルマの通れる道路に出るからそこを左折。すると看板まで戻れるよ」
 たかだか100m先の看板へ行くのに、1km以上も迂回して行くのか!!?? 100m先の看板には観光バスが止まっているので行けるはず。

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震災直後の看板(2011年7月1日)

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今の看板(2015年7月1日)

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去年(2014年)、門脇地区は“立ち退き”が命ざれていた。しかし看板の前の家に住んでいたおじさん、「オレは立ち退かない」と言って看板を見に来る観光客へ“震災の語り”をしていた。去年はクルマで移動販売をしていたようだが今は居ない。。。。。

 小雨の中、リュックの中にあるカメラを使うためにレインコートを脱いだり着たりを繰り返す。すると外側の雨、内側の汗と相まってベタベタしたレインコートはボロボロに。。。。。。

 この日、あえて昼食を私は食べなかった。それは去年、こちらに寄った時に仲良しになった“かき小屋”のおばちゃんの所に行ってお昼を食べる予定だったからだ。(当ブログ「津軽の下見 9.かき」をご覧ください)

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去年(2014年)、仲良くなったかき小屋のおばちゃんら

 そのかき小屋に行きたかった。しかし見つからない。立ち退きで何処かへ移転したかな? とにかくテントの店舗だから移転も楽だったろう。

 何だか石巻は急激に変わった。それは今も進行形だ。「がんばろう!石巻」の看板の前で“語り”をやっていたおじさん、かき小屋のおばちゃん、今は何処に居るのだろう。元気かな?
 震災の復興で変わらなきゃならないが、そこで人までも変わってしまうのは寂しい限りだ。いや道路のかさ上げが終わって、人が住めるようになったら人も戻って来るのだろう。

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2015年7月1日、道路かさ上げの高さ

 今年の石巻は文章で言うと“句読点”のような気がする。文章中の点や丸に意味は無い。しかし句読点の無い文章は読みづらい。復興のための句読点に違いない。
 レンタル自転車の返した時間が悪かったのか、午後3時過ぎの石巻駅前では居酒屋も食堂も開いていなかった。仕方なく駅前の、いや駅中の喫茶店でトーストとコーヒーを頼む。喫茶店の中で仙台行きの電車を待ちながら、トーストとコーヒーを平らげながら、雨と汗で濡れた服を着たままの状態で乾かした。

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