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わくわく、どきどき、台風の目。

« 6月29日 事件 | トップページ | 石巻(被災地)の今 »

スゴイ奴がいたもんだ!

 今回、津軽泳の下見は急遽決まった。ここのところの通院と仕事で時間の折り合いがつかなかったからだ。戸井(函館)在住の漁師、Aさんに連絡を取ったのもギリギリで、しかもとんでもない時間。おそらく漁で居ないだろうから奥さんに話そうと思った。ところがAさんは居た。どうも海が荒れていて漁には出られないらしい。そこで勝手ながら私の都合の良い日にちと時間を話した。
A「その日(6月30日:火)は何だか汐首(北海道)から大間(青森)まで(直線で17.5km:津軽海峡の最も狭い部分)カヤック横断する人が現れて、その伴走をすることになっているんだ」
私「ヘー、そりゃスゴイなぁ~。でも何で汐首から大間何ですか?」
A「何でも北海道の北端から九州の南端まで歩くらしい。歩けない海はカヤックで渡るんだそうだ」
私「何だ、泳げばいいのに・・・・」
A「いやいやいや、汐首から大間へ泳ぐのは難しいだろう。ところでカヤックってどのくらいスピードが出るんだ?」
私「そうですねぇ、普通だったら巡航速度で3ノットくらいは出ますね。上手い人なら4ノットくらいです。(1ノット=1.852km/h)」
A「フーン、それじゃ泳ぐより速いなぁ~」
私「そりゃもう水泳では速い人でも2ノットくらいですので倍は速いですよ」
A「そうか。今日は(北海道)駒ヶ岳に登っているらしく、湯の川(函館)に泊まるそうだ。そして翌朝、歩いて汐首まで来て、そこからカヤックで渡る。何でもNHKがくっついていて、ウチの船にはNHKのカメラマンらが乗るんだそうだ」
私「ヘー、何時頃出るんですか?」
A「湯の川から歩いて来るから9時頃じゃないかな」
私「カヤックなら6時間くらいで渡れますかね?」
A「ああ、相手も“6時間くらい”と言っていたが、そんなものかね?」
私「おそらく自信があるからやるんで、そのくらいで漕げないと太平洋に行っちゃう・・・」
A「そうだな、大潮だしなぁ~。。。。だいいち明日の天気が良くなるのか。。。。」

(津軽海峡の潮予測はこちらをご覧ください)

 『9時から始めて6時間で終われば午後3時。それから(大間から)帰ってくれば(戸井に)午後5時か。。。。間に合うかな?』などと函館から青森に向かう列車の時刻表とにらめっこしながら私は考えていた。
 取り敢えず午前は函館海上保安部、午後はお役所関係、合間の時間をぬって宿(戸井ウォーターパーク)、Aさん宅へ行き、夜は青森に向かう予定でいた。

 6月30日朝、レンタカーは営業所の開く午前8時から借りように予約はしてある。函館駅前の営業所から汐首までクルマで約30分。9時の出発なら充分に間に合う。『よし、取材に行こう』と決めた。取材後に函館へ戻れば午前の海保に間に合う。。。。
 函館駅前のレンタカー事務所で手続きを済ませ、Aさんに電話したのが8時30分。
A「ああ、もう出ちゃったよ」
私「エー、出ちゃったんですか!!??!!」
A「湯の川を午前4時に出て汐首まで歩いて来て、8時前には汐首を出た」
私「ああ、出ちゃったんですか・・・・(ガッカリ)」
 急遽、回る順番を元に戻す。海保に行って、宿に行って、戸井支所(役場)に行って、Aさん宅に行って。。。。。。
 ムーイ(宿:戸井ウォーターパーク:旧名:トーパスビレッジ・ムーイ)の支配人、Nさんにお昼の焼きそばまでご馳走になって、午後1時に戸井支所へ向かう。その道すがら、Aさんの船が停泊する港の前を通過する。するとAさんの船がいつもの場所に停泊している。『エー、もう帰ってきたということは、失敗したのか!!???!!』
 そのままクルマでAさんの船の前まで行く。誰も居ない。電話をする。
私「もう終わったんですか?」
A「ああ、終わった。速かったなぁ~」
私「と言うことは、成功したんですか?」
A「ああ、成功した。3時間ちょっとで行ってしまった」
私「ヘー、スゴイなぁ~! 後で伺うので話を聞かせてください」

 戸井支所でご挨拶をしてAさん宅に伺ったのは午後2時過ぎだったろうか。
私「どんなコースを取ったんですか?」
A「いやぁ、“どうやって漕げばいいですか?”ってカヤックの人がオレに聞くから『そんなことも知らないのか』とビックリして、「取り敢えず函館山を目指せ!」と言ったんだよ。かなり登ってから大間に向かわせた。。。。。」
私「そうでしょうねぇ~。直接大間に向かったら太平洋へ行っちゃう。。。。
でもそのレベルで来たんですか? ちょっと恐ろしい話でもあるなぁ~。。。。
それに湯の川に泊まったなら、そのまま湯の川から出た方が楽だろうに。。。」
A「いやぁ~、それじゃ(津軽海峡)最短距離の“汐首~大間”にこだわりが無い。やはり“汐首から大間”が重要なんだと思う」
私「ヘー、そんなもんですかねぇ・・・・」
A「3.8~4ノット(時速7kmくらい)は出たな」
私「やはり上手な人だったんですね」
A「忍者も出た」
私「エッ? 忍者??」
A「ハハハ、最近流行りの“ドローン”だ」
私「ああ、NHKの人たちが使ったんですか?」
A「そうそう、無線操縦で上手いもんだったよ」
私「フーン・・・・・・・・」

 この日の天気は曇り時々雨。加えて無風だったのが幸運だった。ちなみに泳ぐ場合も“ピーカン”の晴天より曇りの方が良い。おそらくカヤックでも同じだろう。昨日までは大荒れだったのに、カヤッカーが渡る時だけ後押しをした。更にAさん曰く「大間で別れてから戸井に帰るまで荒れた。。。。。」。
 やはり『ラッキーな奴(32歳男性)はラッキーだな』と思った。

 Aさんとの話は尽きない。それでも私は今日中に青森へ行かなければならない。午後4時過ぎにAさん宅をお暇し、レンタカーで函館駅前営業所へ戻った。
 さて、この時の模様は8月1日午後9時よりBSNHKで放送されるようです。宜しかったら観てください。

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コメント

石井先生

こんにちは、お世話になっております。
Aさんの話し、それは「田中陽希さん」という方です。
昨年は日本100名山を一筆書きで九州の屋久島島からスタート、最後は北海道の利尻島の利尻岳まで南から北の果てまで歩くか、海峡はカヤックを使って横断。約200日掛けて踏破しました。
今年は日本の200名山の一筆書きを目指して、北海道からスタート、九州の最南端佐多岬までにチャレンジしています。
テレビで放映されているので見ていますよ。ともかく凄いアスリートです。
時間があったら是非、見てください。

湘南の主さんお晩です。
上方をありがとうございます。
Aさんも{NHKの担当者なら知っている」とおっしゃっていたのですが、
肝心なアスリートの名前はお聴きになっていなかったようです。
ネットで調べたのですが、それらしきお方はいらっしゃらなくて。。。。。
テレビ、ニュースと天気予報以外見ないのがいけません。
これからはもっと見るようにします。

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