無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • メモ

人気ブログランキング

  • 人気ブログランキング
    人気ブログランキングへ

わくわく、どきどき、台風の目。

« チャネル・睡夢(スイム)<前篇> | トップページ | チャネル・睡夢(スイム)<おまけ> »

チャネル・睡夢(スイム)<後編>

 これは我々親父バンドが毎年一回だけライヴをやっておりまして、次回は来年の6月6日に予定しています。その中で余興として“落語をやろう”ということになりまして、今年(2014年)の遠泳報告を落語風に作りました。皆様には「もっとこうした方が良い」とか「ああした方が良い」などのご意見を伺いたく公開することにしました。
 ちなみに“来年”のことを“今年”に書いていますので、「おかしい」と思われるかもしれませんが、「すでに来年になった」と思ってお読みください。

 ある日、湘南の主さんが「70歳になった記念にドーバーを泳ぎたい」と私に言ってきました。湘南の主さんは神奈川県藤沢市にお住まいで、湘南の海をほぼ毎日泳いでおられるお方です。以前、62歳の時もドーバーを泳いでいらっしゃるので私は快諾しました。たまたま「ドーバーを泳ぎたい」と言う日本人スイマーに私はサポートしていましたし、津軽を泳ぎたいと言う外国人にもサポートしていたからです。で、他に昨年はドーバーを泳いだ経験もある外国人スイマー2名が津軽海峡を泳ぎに来日しました。いずれもドーバーで知り合った友だちです。
 えー、去年の9月2日、イギリスを湘南の主さんがスタートをしました。ところが風が強かったんですね。まあセーフティ・ガイド・ラインぎりぎりのところでして、風が一日中一方方向に流れている。ところが潮流は6時間毎に行ったり来たりしている。するってぇと風と海水の流れる向きが同じになったり逆になったりする。同じ向きの時は波頭が丸くなって海面はさほど荒れないのですが、これが逆向きになるってぇと波頭は立って三角波になる。これは潮流と風が戦っておりますから海は荒れるんですな。
 湘南の主さんのスタート直後がこの状態でして、荒れ狂う波の中を泳いで行かなければならない。ところが6時間経過しますと波は穏やかになる。しかし初めの6時間で湘南の主さんのダメージは大きく、10時間経った頃には1分クロールで泳いでは1分立ち泳ぎで休む状態になってしまいました。
 えー、ドーバー海峡の最も狭い場所はイギリスのドーバーとフランスのグリ・ネ岬です。いちおう水先案内船はグリ・ネ岬を狙って進んでおります。で、12時間経過しますとグリ・ネまでは7kmの地点まで接近しましたが、これからまた6時間は荒れ狂う海の中を泳がなければならない。それにグリ・ネは岬ですからそこから外れれば陸は遠くなってしまう。まあ更に6時間経てば再び穏やかになるのでしょうが、その時点で予想するに、これから更に12時間泳がなければならない。はたして湘南の主さんに今の状態で12時間持つか? そう考えた時に『もうやめよう』という結論に至りました。
 もちろんドーバーへ来るまでに多くのお金も使っていますからそう簡単にやめさせるわけにもいかないのですが、やはり命の方が大事です。湘南の主さんにはそのことを充分に説明した上で、12時間10分でこの遠泳を中止にしました。
 このように海峡横断泳で心配なのは何といっても天気でして、昨年春に気象庁から「今年はエルニーニョだ」と発表されました。まあエルニーニョ現象の難しい話は学者さんにお任せするとして、昨年は水温が津軽海峡で低く、ドーバー海峡で暖かかった。まあ津軽海峡の水温が低いと言っても例年で26℃が23℃。そしてドーバーの例年で16℃が19℃。まあだいたい3℃くらいの高低差がありまして、一般に23℃くらいを好むオーシャン・スイマーにとってはどちらもラッキーでしたね。でも日本の漁業関係者にはねぇ、いつもの魚がいつもの所に居なくてとても困っていました。まあ昨年は天気が悪く、魚も野菜も高値が続きまして、消費税増税も相まって台所を支える主婦たちも困ったでしょうねぇ。
 昨年の北海道付近もご多分に漏れず天候不良が続きまして、南アフリカから来た男性スイマー、ロジャーは普段に無い潮に流され、6時間30分泳いで中止。ドーバーを泳いだ湘南の主さんと同じような天候だったからですね。またアメリカから来た女性スイマー、エリザベスは泳げずに終わってしまいました。
 ですから昨年はひとつも上手くいった遠泳が無くて、私としても落ち込んでいたわけですが、自然相手のこの企画ですからね。落ち込んでばかりいても仕方がない。もっと前向きに考えようと今年も泳ぐ予定です。いちおうロジャーもエリザベスも今年、津軽を泳ぎに来てくれる予定ですし、湘南の主さんも「後悔はしていない」とおっしゃって、今も元気で湘南の海で泳ぎ続けていらっしゃいます。まあ「再びドーバーを」という考えもあるのですが、けっこうお金も掛かることでして、湘南の主さんの場合は「もうないのかな」と思います。
 ただ、2017年ではあるのですが、私の40歳になる生徒が「ドーバーを泳ぎたい」と手を挙げてくれました。こんな私へでも頼って来てくれて、ありがたい話ではあります。

 えー、そんなこんなでして、夢を持って生きていく人は素晴らしいと思い、そのお手伝いが少しでもできればと続けております。今年こそ上手くいくよう祈ってください。
 えー、泳者なだけに面白くない話で「スイマーせん」なんてね。
 お後が宜しいようで。
 ありがとうございました。

« チャネル・睡夢(スイム)<前篇> | トップページ | チャネル・睡夢(スイム)<おまけ> »

「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

落語~☆
実は私、落語好きで、
今ご存命のかたは良く知らないのですが
5代目志ん生、その息子の志ん朝さんが大好き。
あとは怪談がめちゃめちゃうまくて怖い円生さんも好きです。

ところどころに
するってえと
などが入って、いい感じですね。
あとは口調やリズムや、間、で
聴衆が面白く感じるのだと思います。

ホシノさん、いらっしゃいませ~♪☆
そうですね。リズムとか間とか。。。。
演出だと思うのですが、やはりプロは上手ですね。
それにしてもホシノさん☆が志ん生や志ん朝がお好きなんて。。。。
ちょっと驚きです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/191997/60782064

この記事へのトラックバック一覧です: チャネル・睡夢(スイム)<後編>:

« チャネル・睡夢(スイム)<前篇> | トップページ | チャネル・睡夢(スイム)<おまけ> »

北海道函館の潮汐

ウェブページ

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

BV

  • BV