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わくわく、どきどき、台風の目。

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9月2日 湘南の主さんのドーバー海峡 1-way solo swim (E/F)

<結果>

  • スタート地点:イギリス(サンファイヤホー:Samphire hoe):03:10
                  フランスまで残り約7kmの地点でリタイヤ:15:20
         合計=12時間10分

<データ>

  • 天 気:曇り時々晴れまたは小雨
  • 視 界:10海里(1海里=1,852m)
  • 風 向:夜明けまでは主に南から南東 夜明け以降は南南西から南西
  • 風 速:3.2〜6.7m/sec(目測では+1m)
  • 気 温:17.1〜19.7℃
  • 水 温:17.1〜19.0℃(体感では+1℃)
  • 波 高:1.0〜1.5m
  • ピッチ:52〜68回/分(少数は片手クロール)
  • 流 向:南西及び北東
  • 船 名:SUVA
  • パイロット:Neil Streeter
  • クルー:Samantha Jones  Adrian Piddick
  • オブザーバー:Derek Carter
  • コーチ:tora

<詳細>

 今年、エルニーニョの影響か、水温は例年よりドーバーは暖かく、津軽は冷たかった。ドーバーを泳ぐスイマーにとって水温が高いのはラッキーだが、湘南の主さんにとって、泳いだ日は風が強かった。(とは言ってもセーフティガイドラインの中にあることと、同じ日に泳いで成功させたスイマーもいるが、、、)
 夜間は曇っていたが、時折、星が見える。願わくば夜は曇って欲しい。晴れると放射冷却で気温が下がるからだ。空を雲で蓋をしてくれていた方がありがたい。
 昼はもちろん晴れて欲しい。お天道様のありがたさはこんな時によくわかる。しかし明るくなって、時折、雨も降ってくる。スイマーにとって濡れているから雨は関係ないが、暖かくはない。
 前半の6時間は潮と風が逆方向に流れているために、波はそれほど高くはないものの、それこそスキー「モーグル競技」のバーンのようなコブコブな波が次から次へと襲ってくるような状態。エスコートボート“SUVA”の甲板がスイマーの湘南の主さんでも海面から見えるような波と揺れだった。
1970883_687524221325724_350198454_2 この波によって湘南の主さんの大きめなスイミングゴーグルは何度もずれてしまう。それを直すために泳ぎを止めて修正するタイミングが当初1時間に1回くらい、次は30分に1回くらい、次に20分に1回、10分に1回と、徐々に間隔は短くなる。特に栄養補給では補給時間の長さ、ゴーグルの修正、気持ちを整えることと、止まっている時間は1分以上となった。
 湘南の主さんが止まるとSUVAも止まる。ところが湘南の主さんの風上にいるSUVAは風に押されて湘南の主さんを襲う。湘南の主さんは何度もSUVAを蹴っ飛ばして逃げる。そんな状態が何回も続く。
 6時間経過すると潮の向きが180度変わる。つまり潮と風向きが一致すると、波の高さは変わらないものの、それほど攻撃的な波ではなくなるのでSUVAの揺れも波も緩やかになる。この時点で海峡中央部を通過。空は徐々に青空も見えてきた。
 しかしこの時点で湘南の主さんのダメージは大きくなっており、止まる回数は増えていった。そのうち「眼が(海水にやられて)見えない」と言い始めた。ゴーグルを外したところを見ると、眼の周囲が大きく腫れている。
 またピッチが60回(/毎分)以上と増えたので「ピッチを落とすように」指示するが、「呼吸が出来ない」と返事が来た。つまり呼吸のためにピッチを上げているのだ。この時、過去に湘南の主さんが気管支炎になったことがあることを私は思い出す。
 そのうちに“1分泳ぐと1分止まる”という状態が続いた。ピッチは相変わらず早い。
 12時間経過
ニール「スイマーは大丈夫か?」
私「ああ、大丈夫だ(あまり大丈夫ではないが、、、、)
ニール「最短距離(グリ・ネ岬)は7kmだが、これから潮は逆になる。するとまた波が出てスイマーは再び苦しい思いをするだろう。流されるだけになるのでフランスは(岬から離れるので)遠くなる。だがまた6時間経てば波は収まるだろう。おそらく10時間くらい泳げばフランスに着くだろうが、スイマーはあと10時間泳ぎ続けられるか?」
私「ウ~~~~~~~ン・・・・・・」
 2004年、キンちゃんが2回目のドーバー泳だった。。。。。。真夜中にフランスまで残り3kmの地点まで近づく。キンちゃんは大腿部痛のために“ウンウン”うなりながら泳ぎ続けている。しかしそのスピードは時速1kmくらい。。。。。
ニール「このままだと流されてカレー港の前を通過しなければならない。深夜にカレー港の前を通過するのは危険だ。それにこのままのスピードだと6時間以上掛かるだろうし、スイマーは6時間も耐えられると思えない」
 結局、この時はそこでやめたのだが、そんな会話を思い出していた。
 湘南の主さんが止まっているときに私は呼び止めてニールと同じことを話した。
湘南の主「ええ、聞こえない!」
 耳栓をしているからであるが、更に私は大声で湘南の主さんに伝えた。そして、湘南の主さん納得の上でこの遠泳を中止した。スタートして12時間10分後の話である。
 「聞こえない」はキンちゃんの場合も同じで耳栓を使用しているからだが、私からスイマーに意思を伝える方法として課題が残る。『スイマーに“手話”でも出来るように指導するかな。。。。。しかしそれも夜だと問題だな。。。。。今、スイマー用に“骨伝導”で伝えるレシーバーも開発された。それもバッテリーが最大で6時間くらいしか駆動しないらしい。それじゃ短すぎるし、、、、、昼は“手話”、夜は“骨伝導”にするかな。。。。。』
 今はそんなことを考えている。

P9021943
さあスタートだ

P9021944
行ってきます!

 

(前半の6時間はSUVAが揺れて撮影は出来ませんでした。波が落ち着いてからの撮影です)

Isao swam English Channel 2104 No, 1.

P9021953
遠く、フェリーが行く

P9021954
SUVAの操舵室

P9021955
オブザーバーのデレク

P9021956
クルーのサム

Isao swam English Channel 2104 No, 2.

P9021967
力泳は続いたが、、、、、

P9021969
12時間10分でこの遠泳は中止にした。

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