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春のスキーキャンプ2014 in 妙高(5/6)

5.子どもの反撃?

 妙高の宿はちょっと洒落たペンションで、食事は主に洋食。朝食はパンで夕食はコースで提供される。初めはスープだが、S君らはスープ皿を手に持って味噌汁を飲むお椀のごとく口を皿に直接付けてズズーッと飲みたいのだ。ところがシェフはそれを許さない。「スプーンを使いなさい!」と怒鳴られて、渋々スプーンでスープをすくって口に運ぶ。
 普段、おそらくご両親も私と一緒で『(彼らの)お腹が満たされればいい』と思っている。少しくらいお行儀が悪くとも、彼らの満足感の方を優先してしまう考えを持っている。ところがお行儀の悪い食べ方を許さないシェフに私は感謝している。
 メインディッシュが来る。進まないスープをそのままにガツガツと食べたい彼らだが、「スープをすべて飲んでからにしなさい」とまた叱られ、シェフの食材に対する能書きが始まる。「このお肉は○×産の△□という品種で、☆★で漬けて風味を出しています」とか、「これはイタリアで作られている野菜を我が家で作って何とかで、何とかというドレッシングでお召し上がりください」とか・・・。この時ばかりは私も子どもの味方になった。とにかくその能書きが終わるまでオアズケなのだ。
 とにかくバナナでさえもナイフとフォークを使う。しかしおそらく、普段、彼らをお洒落なレストランなどに連れて行くことは家庭でも少ないであろう。そういう意味では良い経験になったとホントにシェフには感謝をしている。

 その晩である。S君がトイレに行った。それから少し経って私がトイレに行くと、トイレにスリッパがない。「おいS、スリッパを何処に隠した」と怒鳴ると、S君は大便の個室に入って便器に捨てて(隠して?)あるスリッパを出してきた。よくよく見ると、その便器の中には芳香剤、トイレクリーナーなどの洗剤、補充用のトイレットペーパーなどが入っている。もちろん便器に貯めてある水ですべてビショビショ、使い物にならない。それはそれは怒った。久しぶりに本気になって怒った。
 よくよく考えるとおそらくS君にとっては“捨てた”のではなく“隠した”のだと思う。彼はよくテレビのコマンダー(リモコン)などを隠す癖がある。たまたま隠し場所が便器の中だったのかもしれない。隠した物を「出せ」と言えば必ず出してくる。そういった彼の癖を私は知っているし、今回も「出せ」と指示して出してきている。しかし隠し場所が便器の中とは・・・。隠しても許せる場所と許せない場所がある。
 天気予報の通り、外は雨が降っていたのだが私はS君を外に放り出して中には入れなかった。おそらくパジャマ一枚で外に放り出されたS君は寒かっただろう。雨も降っているし、30分くらい外に出したままにしただろうか。『風邪でも引かれたら・・・』と思い、中に入れてやったのだが、その直後に彼は洗面所のコップを捨ててくれた。
 『こいつはオレを試しているのか?』、怒ってもS君はヘラヘラしている。どうにもこうにも悲しくなった。『オレはこの仕事に向いていないのか?』と自信喪失になる。
 更にシェフから「マリより頭が悪い」と言われてしまった。“マリ”とはそのペンションで飼っているハスキー犬である。『犬より頭が悪いと言うのか・・・』、返す言葉を失った。
 もちろんシェフに悪気が無いことは分かっている。だが何気なく言ったその言葉が重く私の心に圧し掛かってくる。
 よくよく考えればゲレンデで私が助けに行かなかった腹癒せかもしれない。夕食で自由に食べられなかった仕返しかもしれない。きっとS君にはそんな気持ちは無かったのかもしれない。
 S君のご両親からの情報によると、「洗面所にある花瓶などはよく捨てる」とのことだった。それで家では洗面所に花瓶は置かないのだそうな・・・。それはプールの洗面所にある一輪挿しの花瓶を捨てているところを見たことがあるのでわかる。だが全てが全て、彼に合わせることは出来ない。彼が環境に合わせなければ・・・。ペンションの洗面所にも花瓶があるので、それを捨てないかの方に私は気を配っていた。まあそれは無かったのだが、トイレの便器にいろいろなものを捨てるとは・・・。
 彼らにだってストレスはある。むしろ四六時中誰かに指示を受けているので、ストレスは尋常でないのかもしれない。だから一人でトイレに行った時は自由になって、やってみたいことをやったのかもしれない。
 取り敢えずその晩は私もなかなか寝付けなかった。いろいろと考えてしまうからである。

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