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わくわく、どきどき、台風の目。

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感覚

 最近、テレビで「食レポ」と言う言葉をよく聞くようになった。グルメ番組などで“味覚”を言葉で表現するのだ。「美味しい」、とか「旨い」だけではダメなようで、「もちもち」とか「サクサク」とか、まあ聞いただけで味がイメージできるような言葉でその食材を紹介する。
 視聴者にとってはイメージに類似する味覚を予測、あるいは想像するのだろうが、実際は味わってみなければわからない。
 触覚も同じで、特にスキーブーツなど、自分の足の形とブーツの形が一致しているのが良い。もちろん「スキーブーツ」、スキーを滑るための目的を達成する機能が充分に備わっていることは言うまでもないが、機能優先で自分の足の形に合っていないブーツを履いた日には痛くて滑れたものではない。
 最も良いのは“オーダーメイドのスキーブーツ”だろうが、そんなものは眼が飛び出るほどの高額な請求書が送られてくることだろう。結局のところ、市販されているブーツで最大公約数的に合ったモノを買うしかない。それでも、ある程度は購入したブーツを自分の足形に変形してくれるサービスもあって、中にはこのサービスを専門とした職業もある。
 いずれにせよ「食レポ」ではないのだが、ブーツを履いた感覚をきめ細かく表現できる方が「どんなブーツなのか」がよくわかる。が、実際は履いてみなければわからない。
 これで最も困るのが知恵遅れの子どもたちのスキー教室である。レンタルでブーツサイズから履かせてみるのだが、履いた感覚を表現してくれないのだ。どんなブーツを履かせても「痛い」と答える子、どんなブーツを履かせても「ぴったり」と答える子。「痛い?」と聞くと「痛い」と答え、「痛くない?」と聞くと「痛くない」とオウム返しだ。中にはどう見ても合っていないブーツにこだわりを持って、どうしたって変えてくれない子もいる。
 まあこればかりは知恵遅れの子どもばかりではなく、中高年のスキー教室をやると、“必ず”と言って良いほど翌日に違うスキーブーツを履いて、へっちゃらで滑っているご婦人が現れる。「何でそれがわかるの?」って、、、朝、ホテルからゲレンデに出る乾燥室で、「私のブーツがない・・・」とおっしゃるご婦人がいるのだ。そしてそこにはよく似たレンタルブーツが一足。。。。。。。。つまり先にゲレンデに出られたご婦人で、よそのレンタルブーツを間違われて履いて行ってしまったのだ。そこで思うのは『同じサイズなのでは・・・』なのだが、「私のブーツがない」とおっしゃったご婦人は「サイズが合わない」とおっしゃる。。。つまり先にゲレンデに出られたご婦人は、サイズの違うブーツでもへっちゃらなのだ。
 あまり大きな声では言えない事実を一つ。。。。。。スキーブーツは外側に“シェル”と呼んでプラスチックの固い部分と、内側に“インナー”と呼ばれるソフトな足を覆う部分とで成り立っている。スキーシーズンが終わると、シェルとインナーは別々に乾かして保管するのが良い。息子さんは気を利かせて母親のブーツをシェルとインナーを分けて保存してくれたのだ。
 翌シーズンになり、母親は娘さんとスキーに行くことになった。インナーの入っていないシェルのみのスキーブーツを持って。。。。。。。
 母親は「何か痛いわね」とハンカチを痛い部分に入れて滑っていたそうである。(ああ、とうとう書いてしまったが、まあ今なら笑って許してくれるかな?)
 まあ「実際に履いてもわからない人もいる」と言いたいのだ。

 野球のホームランバッターにホームランを打った時の感覚を聞いてみた。
A選手「バットの真芯にボールを“ガツン”と当てて、遠くに飛ばす」
B選手「バットの上にボールを乗せて、そのボールを遠くへ運ぶ」
 力学的にはバッティングによるバットの反発係数でボールの飛び方が決まるのだが、「ホームランを打つ」という理論上では変わらないのに“感覚”では大きな違いがあるように思える。
 いずれにせよ「ホームランを打つ」という経験がないとわからない感覚で、経験(感覚)がないのにマネばかりしていてもホームランバッターにはなれない。

 スキー場にやって来る学生スキー部で、ポール練習をする連中を注目していると、面白いように同じ滑りをする集団を見ることがある。おそらく優秀な選手がいて、『その選手のマネか』と思われるが、そんな集団で上位に入った形跡はない。
 と言いつつも、先輩は私の滑りを見て「お前は優秀な選手もマネが上手い」と言われていた。だから優秀な選手にはなれなかったのだ。

 水泳でも「これは明らかに北島康介選手のマネだ」とわかる平泳ぎをやっているスイマーをプールで見ることがある。まあ本人がそれで「楽しい」と思っているなら文句はないが、決して北島康介選手にはなれない。
 以前にトラジオンを始めて水泳指導をするようになって、「やはり生徒はコーチの泳ぎに似るな」と言われた時、ゾッとして私は生徒の前で自分の泳ぎは見せなくなった。もちろんデモンストレーションで泳ぎを見せる場合はあるが、それはデモンストレーション用の泳ぎで私の泳ぎではない。
 一流のプレイを見ることは充分に賛成できるが、マネは初めの内で後は自分の感覚を鍛え、それを信じた方が良いプレーヤーになれる。
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2011年8月27日 世界最高齢チャネルスイマー(70歳4ヶ月)、ロジャー・オルソップ(イギリス)とキンちゃん

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