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青年期

 青年期とはヒトが子どもから大人に変わるころを言う。

<青年前期(身体変化)>
 代表的なもので女の子なら“初潮”、男の子なら“変声”を経験する。経験年齢は女の子が12歳で、男の子は14歳が最も多く、女の子の方が少し早い。だがこれには“個人差”が大きいので注意を要する。(後述)
 いずれにせよ身長が伸びるピークが終わったころに現れ、これを経験すると女の子なら体型がふっくらと丸く女性らしくなり、男の子は骨格筋が発達して身体がゴツゴツと男性らしい体型になる。いわゆる“横”の成長が始まるのだ。
 トレーニングの開始はこの頃からで、それでもスポーツ学習が半分、トレーニングは半分以下に抑えるべきである。

<青年中期(自我の目覚め)>
 「喜怒哀楽」とはヒトが生まれてからすぐに発達するさまざまな感情である。子どもの頃はこの感情に支配されているが、15歳くらいになると“自我の目覚め”からこの感情をコントロールしようとする心理が生まれる。
 例えば駅の階段で滑って転んで痛いのに、痛そうな顔をするのが“恥ずかしい”と思い、「笑ってその場を過ごす」というような行為だ。この“恥ずかしい”が本来の喜怒哀楽の感情表現をコントロールしているのだが、スポーツ学習の上では往々にしてこの心理が邪魔をする。(後述)
 ちなみに本来、ヒトにある喜怒哀楽のような感情を私は「セルフ1」と呼んで、そのセルフ1をコントロールする心理を「セルフ2」と呼んでいる。セルフ2が誕生すると常に自分自身を客観視しており、他人から見られた自分自身をも意識するようになる。つまり“おしゃれ”や“格好”を気にするようになる年齢だ。ただしセルフ2はそのほとんどが“否定的”という特徴がある。
 子どもの頃の“将来、なりたい職業”も「ケーキ屋さん」とか「プロ野球の選手」といった夢物語のようなものではなく、客観的に「自分とはこんな存在で、こんなふうに生きていこう」(自分らしさ・アイデンティティとも言う)というテーマに着手し始め、選択職業も具体的になる。ただこれは難問で、これから先もこのテーマはずっと続くことになる。いわゆる“青春のモジャモジャ”が始まる年代なのだ。
 この頃に「何かに熱中できるもの」があると良い。その“熱中できるもの”を通していろいろ学習し、自我への確立につながるからだ。
 いずれにせよ“自我の目覚め”は自分にばかりではなく、それまで『偉大だ』とか『絶対だ』と感じていた両親や教師が『それほどでもない』と気付くようになる。そしてそれまでの価値体系を拒絶,否定,無視,激しい怒りの感情を表出したり,破壊的・暴力的な行動をひきおこしたりすることが目立つ時期、いわゆる“反抗期”へと移行する。
 一般的に反抗期は“困り者”の代名詞のように扱われるが、心理学上では「人間の成長・発達過程には,いずれも自我意識の発達に伴う自立・独立の欲求の高まりがその背後にある正常な現象であり,人格発達上重要な意義をもつもの」とされている。

<青年後期(社会)>
 社会が「もう子どもではない」と認め始める時期だ。16歳でバイクの免許が、18歳でクルマの免許が取得できる。そして成人式が「大人」として認める。

<思春期>
 ちなみに“青年前期”、“青年中期”をひっくるめて「思春期」と呼び、心と身体に大きな変化がある。ただしこれには“個人差”が大きいので注意を要する。特に知的障害の場合、「セルフ2が生まれない」(重度)、あるいは「生まれても深さがない」(軽度)ことが多い。

<青年前期のスポーツ>
 仮に同じ「中学二年生」としても身体の成長に大きな個人差がある。片やまだ“子ども”でも、一方ではもう“大人”というケースがあって普通の年代だ。それでも「同学年だから」という理由で同じスポーツ内容を行うのはいかがなものだろうか。
 スポーツ、特にトレーニングは医療の“薬”にも似て有効に「適量」がある。運動強度が強すぎても弱すぎても効果は半減するし、時として逆効果も生まれかねないので要注意である。

<セルフ2について>
 青年期で生まれた“セルフ2”は、ヒトがスポーツをしている間のほとんどに現れ、自分自身に話しかけている。例えば水泳なら“スタートが遅れた”、“タイミングが合わない”、“ターンを失敗した”、“足がつりそうだ”、“どうしよう困った”、“ああまた失敗した”、“下手クソ”、“恥ずかしい”、“情けない”などなど。泳いでいる間、片時も休むことなく自分に話しかけてくる。その否定が水泳を楽しめないようにし、泳ぎを消極的にする。
 セルフ1でスポーツが出来た子どもの頃は全身でそのパフォーマンスを楽しんでいるので自分を否定しないし、上達が楽しいので積極的になる。否定の原因となる評価、結果の予測、失敗の恐れがないからスムーズな運動が出来る。結果や勝敗を考えないで泳ぐことが出来るからだ。結果は後から付いてくる。
 セルフ2対策としてはセルフ2を消すことだ。

<セルフ3>
 昔の私ごとで申し訳ないのだが、学生時代、レースに参加して“無心になれた”ことがある。もっと言うと頭が真っ白になって真空のようになってしまったのだ。それは何回か経験しているのだが、どのようにすればそうなるのかはわからない。だが無心になったときの成績は良かった。
 水泳指導員になっていろいろ考えて結論づいたのは“セルフ3”だ。セルフ3はセルフ1やセルフ2をコントロールする自分自身。
 セルフ1は生まれてすぐに誕生する感情。セルフ2は思春期に生まれ、セルフ1をコントロールする心理。これは正常な成長と共に誰もが発達する。しかしセルフ3は誰しもに生まれ、発達する意識ではなく、自分で気づき、鍛えないと生まれてこない。いわゆる“修行”が必要なのだ。
 ある意味、この修業は無意識にやっている方もいて、“セルフ3”という意識はないかもしれないが、あきらかにセルフ1、セルフ2をコントロールしている。よくよく観察していると、一流のスポーツプレーヤー、一流の芸術家に多い。
 日々、このセルフ3で水泳指導をしたいと考える私だが、まだ修業が足りないのであろう、なかなか思うように水泳指導が出来ない。
 この話も面白いのだが、長くなるので別の機会にしよう。

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2011年7月 スペイン、タリファのビーチにて(キンちゃん写真集より)

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