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2006年8月6日 「神は微笑んでくれた」(ドーバー海峡単独横断泳成功)湘南の主(4/7)

4.いざ、ドーバーへ
 7月半ばに急遽、ドーバーへ行っている石井先生からメールが来て「藤田さんが3回目のドーバー単独泳に成功!」との朗報を受け取った。聞けば水温は16℃前後と、非常に厳しい環境の中での泳ぎだったとか。この水温では私では絶対無理だと思った。あと2週間あまりだが、私の泳ぐ時には少しでも水温が上がってくれることを願って止まない。
 イギリス行きの飛行機は7月28日(金)成田発10:50のブリティッシュ・エア・ウェイズ。旅立ちにあたり、家内は先方でお世話になる方へと、友人にお願いして手作りのカードを作ってくれていた。本当にありがたいと思っている。石井先生は7月26日に藤田さんと帰国。28日には私と再びドーバーへ行くという超過密スケジュール。そしていざ、ドーバーへと旅立った。
 7月28日の午後、ヒースロー空港に到着。日本を発ったのは午前11時頃、時差はあるが時間が後戻りしている。「タイムスリップしているぞ。このまま飛び続ければ昔に戻れるかなぁ。」などおかしなこと考えていた。
 電車を乗り継ぎ夕方宿に着いた。ドーバーは大分涼しい気候だ。夕方になると20℃を下回る。2002年のリレーの際お世話になった宿だが、その後経営者が変わっていた。先生は藤田さんとつい先日まで泊まっていたので、まるで自分の家に帰ってきたような気分ではなかろうか。
 翌日から早速ドーバーのビーチで練習を開始。ビーチでの練習は流石「世界のドーバー」。世界各国から海峡横断泳を目指してスイマーが集まっている。「今年は練習だけ、来年チャレンジする。」なんていうスイマーもいた。しかも1ヶ月以上滞在しているスイマーもいて、何と恵まれた環境なんだろうと思った。
 特に土・日のビーチは大賑わい。CS&PFに所属するボランティアの方々がスイミングキャップを貸し出したりワセリンを塗ってくれたりしている。また長時間泳ぐスイマーには栄養補給で、1時間毎にマキシムとブラックカレント(Black current:カシス/黒スグリ:「フルーツ」)のジュースをミックスしたもののサービスまでしてくれていた。しかもドーバー海峡横断泳に挑戦するスイマー以外の一般スイマーもかなり泳いでいる。
 4年振りに泳ぐドーバーの海は最初とても冷たく感じたが、水温は18~19℃もあって、1時間ほど泳ぐと水温にも慣れ、とても気持ち良く泳げた。本番でもこの水温なら何とか泳げそうだなと感じた。そして体調と相談しながら毎日2~4時間の練習をして本番を待っていた。
 ただ到着した日もそうだったが風が強い。この風は1週間吹きまくり、8月3日まで1艇の船も出られなかった。今回の潮周りでは7月30日から8月7日までの間になっているが、このままでは泳がずに帰るなんてことにもなりかねない。まぁ自然相手のことだから、止むを得ないと言えば止むを得ない事だが少々心配になってきた。
 8月2日、パイロットのオズモンド氏が宿に尋ねて来て、「この風は今週末には治まる。従って4日から6日の間に泳ぐことになるだろう。」とのことだった。泳ぐ順番が3番目の私は順当に行けば6日という事になる。
 ドーバー海峡を40回以上も完泳し(世界記録)、「Queen of the Channel(ドーバー泳の女王)」としてギネスブックにも掲載され、世界初のドーバー3way完泳者としてエリザベス女王から「MBE(Member of British Empire)」、つまり「正式な大英帝国の会員(日本で言うと「国民栄誉賞」?)」の称号を貰っているAlison Streeter MBE(アリソン・ストリーター・MBE)お勧めのマッサージを受けに行った。
 日本のマッサージと違いオイルを塗りながら身体を擦るのだが、これがとても気持ち良く、始めると直ぐ「いびきをかいて寝ていた。」と石井先生に言われた。ドーバーにいる間、4回ほどこのマッサージを受けた。
 ドーバー海峡横断泳に成功した翌日、マッサージに行くとそのクリニックの前で先にマッサージを受けていたこのドーバーの女王、アリソンと偶然お会い出来、私の完泳をとても喜んでくれた。そして私は着ていたシャツに彼女のサインを書いてもらった。これは私の大切な、大切な宝物になった。
 食事では朝食付きの宿だが、毎日の昼食と夕食は自分達で調達しなければならない。先生も私も好き嫌いが殆ど無いので何を食べても大丈夫。そこで費用を少しでも安く上げるため、外食の半値で食べられる自炊がベストと判断。当初は外食を予定していたが、半自炊の食事にした。宿の近くのスーパーで食材を買い求め、部屋にある小さな電気ポットひとつで煮たり温めたりしながら食事をしていた。そんな食事の中で、私のお気に入りは「チキンの丸ごと焼き」。日本円なら400円弱で、4回ほど食させていただいた。結局外食したのは最後の8日の夕食だけだった。それもサンドイッチ。昼食でチキンを食べてお腹一杯だったので軽めに済ませてしまった。
 5日、土曜の昼頃。ビーチで「幸運の石(穴が貫通している石)」を探していると、背の高い男性とその息子と思われる二人が私に何やら話しかけてきた。直ぐに石井先生のところへ連れて行くと、私のチャーターした支援船「シー・ファーラー」のクルーとオブザーバーだった。「明日泳ぐことになったので、ハーバーの時計台のところに朝7時までに来るように。」とのことだった。昨日も風が強かったので船が出たかどうか心配していたのだが、シー・ファーラーは出て行ったようだ。そして、いよいよその時がきた。
 早速、家内に電話をして「いよいよ明日泳ぐことが決まった。何とか成功出来るよう祈ってくれ。」と言うと、家内は「苦しくなったら私のことを、家族のことを考えて泳いでね。」と励ましてくれた。

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ビーチ練習

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ビーチ練習

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ビーチ練習

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