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パットの津軽海峡横断泳(10/17)

   10. 津軽を泳ぐ

 9月11日(火)12時前に目が覚めてしまい外を見ると石井先生、陽子さん、キンちゃんの部屋の明かりが点灯している。準備は私も整っているので荷物を外へ出す。私の部屋の前で若者4~5人がこんな時間に写真撮影していた。『何かの雑誌にでも載せるのか?』そんな感じの撮影風景。外へ私が出ると「すみません」と謝ってきた、多分うるさくしていたので“注意でもされる”と思ったのかもしれない。
 「いや、いいんです。これから私たちは津軽海峡横断泳に挑戦するのです」と言うと、「そういえば、先ほど三人の方が出て行きましたよ」と言った。パットたちだ。車の所へ行くと既に車に乗り込んでいた。私が乗ると直ぐスタートする。
 門脇キャプテンの船はここから4kmほど先の漁港。10分ほど走ると着いてしまう。事前に船を確認しておいたので、船の前に車を停める。門脇キャプテンの姿は見えなかったと思ったら、船の中で仮眠を取っていたようで、話し声が聞こえたらしく船から姿が現れた。P1010072
準備が整い出港を待つ門脇さんの船 第11宝珠丸

 直ぐに出港の準備を始めだした、門脇キャプテンの弟さんも一緒である。慣れたもので手際よく準備が進められて、程なく我々も乗船して午前1時には港を出ることが出来た。港を出てからフルスロットルのスピードでスタート地点へ向かう。空は暗闇、周囲も暗く海がどのような状況になっているのかあまり良く分からない。遠く街の明かりが海岸線に沿って光っている。暗い海には所々に漁をしている船の明かりに出会う。海は穏やかなように思えた、暗いのでよく分からないが、船の上下動が少ないということは波が小さいということだ。
 船は力強いエンジンの音を響かせて突っ走っている。11~12シーノット(1シーノット=1.852km/毎時)のスピードで走っても3時間以上掛かるスタート地点だ。アンナの乗る船は安宅キャプテンの船で港が違う。何処に居るのか門脇キャプテンに尋ねたら、「直ぐ先を走っているよ」と教えてくれた。
 時間が掛かるので門脇弟さんが、「船の前方にある船倉で横になると良いよ」と言って、船倉内を片付けてくれたので、陽子さんと私は潜り込んで横になった。船底から波を切る音がよく聞こえる。しかしいつの間にやらウトウトと眠り込んでいたようである。
 時計を見ると午前4時過ぎ。どの辺りか確認すると、「北海道の白神岬が右前方だ」と教えてくれた。辺りは暗くて状況が良く確認出来ないのでしばらく待機。パットは早々と準備を終えて、今か、今かと待ち構えている。P1010073
準備万端スタートの合図を待つパット

 スタート前に今回の横断泳についての注意事項、スタート、ゴールの合図の仕方等について説明をする。海岸線が確認出来る明るさになり、4時45分ごろ今回のスタート地点、小さなスリップウェイに向かって泳ぎ出すように合図をした。手前に大きな岩があり、その右側なのだが、パットは左方向へ流されている。陽子さんが大声で「右、右!」と英語で指示しているが、聞こえないようだった。が、やっと分かったようで、方向を修正して小さなスリップウェイへ向かって泳いで行く。アンナは既にスタート地点へ到達したようで、石井先生のスタート合図のフォーンの音が聞こえてきた。
 パットの姿がスリップウェイの陰に隠れて見えなくなった。石井先生の「パットが海から上がった」との声が聞こえたので、私もフォーンを思い切り鳴らした。時は午前5時00分。いよいよ津軽海峡横断泳の火ぶたが切られたのだ。
 アンナのゆったりとした泳ぎが見えてきた。風は北東の風で船の左舷方向から吹いている。なのでパットに船の左舷側すなわち風上側で泳ぐように指示するが分からないようで、そのまま右舷側を泳いでいる。パットの泳いでいる直ぐ右側に定置網の漁網が長く伸びているので引っかからないか心配していたが、どうやら潮の流れがかなり強く右から左方向へ流れているようで、網には触れずに何とかクリヤー出来た。網をクリヤー出来たので船はパットの風下側へ移動して泳ぎを見守ることになった。
 今日の津軽海峡は潮の流れが日本海側から太平洋側へかなり強く流れているようで前に進まず、横へ横へと流されているのが周囲の景色から良く分かる。雨もかなり激しく降っている。スタートから1時間毎にパットの泳ぎのデータを記入するのだが、用紙が濡れてしまいうまく記入出来ない。水温25℃、気温22℃、風は北から東寄りで最大風速5m/sec、波高1m前後と、津軽海峡としてはごくごく普通の海況だと思う。だが海流が泳者にとって最悪の流れとなっていた。岸寄りの潮の流れは元来複雑な流れを生じているのだが、今日は特に悪いようで青森側へ進む潮が真逆になり、全く前に進めないでいる。何とかこの潮の流れを脱出しようと船が少しずつスピードを上げてパットにスピードアップを促すのだが、パットはその動きに着いてこられず、直ぐに船と離れてしまう。そのような動きを何度となく繰り返して、悪い潮からの脱出を試みたが、横へ流されているだけで前にはほとんど進んでいなかった。

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