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わくわく、どきどき、台風の目。

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幸せって何だっけ?(QOL)

 QOLとは「クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life)」の文字を取ったものです。クオリティとは「高品位な」とか言う意味で、ライフは「人生」。直訳で言えば「高品位な人生」とでも訳せましょうか。
 さて、今から100年以上昔になります。イギリスの文化人類学者(名前を忘れました)が低賃金労働者層の生活を見て、「ライフサイクル(Life Cycle)」と言い始めました。このサイクルとは「回転する」とかの意味です。
 つまりイギリスに住む低賃金労働者層は、“一生が回転して元に戻る”と言う考えです。これは今の時代と比較するととても興味深いことが見えてきます。
 ちょっと日本の昔も見てみましょう。♪夕焼小焼の、赤とんぼ♪でお馴染みの童謡「赤とんぼ」(1921年 三木露風作詞・山田耕筰作曲)の3番に出てくる歌詞です。♪十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き♪
 そうです。この時代は15歳で嫁に行くのが普通(?)の頃です。まあ15歳が早いにしても、二十歳前に嫁に行くのは普通でした。
 ちょっと「厚生労働省ホームページ」のホームページ、「平均寿命の国際比較」の下の方、「図3 主な諸外国の平均寿命の年次推移」をご覧下さい。平均寿命が右肩上がりに上がっています。逆を言えば、100年前をザックリと表現して“人生50年”と仮定して、低賃金労働者層で見てみましょう。

  1. 誕生(下降期):両親は子どもの誕生によって母親の労働力を失い、経済的には下降期に入る。
  2. 10歳(上昇期):子どもが母親の手から離れ、母子共に労働力に加わるので経済的には上昇期に入る。
  3. 20歳(下降期):親からの独立、結婚、出産によって労働力が失われ、経済的には下降期に入る。
  4. 30歳(上昇期):嫁、子が労働力に加わり、上昇期に入る。
  5. 40歳(下降期):子が独立し、労働力を失うと同時に、老化による衰えで経済的には下降期に入る。
  6. 50歳:没

 上記の人生は、100年位前の低賃金労働者層を対象にした行き方のサンプルで、だいたいこのような生き方を繰り返し、繰り返し行ってきたことから「ライフサイクル」と名付けられたようです。

 100年前の日本人女性、A子さんの人生を見てみましょう。

  1. 誕生
  2. 10歳で家庭の労働力として働き出す。
  3. 18歳で結婚、第一子出産
  4. 28歳までに第五子まで出産
  5. 38歳まで子育てに奮闘
  6. 40歳にして再び労働力として働く
  7. 55歳で定年を迎える
  8. 60歳で死去

 現在の日本人女性、B子さんを見てみましょう。

  1. 誕生 幼稚園、小、中、高、短大を出る。
  2. 20歳で労働者として働き出す。
  3. 28歳で結婚、第一子出産
  4. 30歳までに第二子まで出産
  5. 40歳まで子育てに奮闘
  6. 42歳にして再び労働力として働く
  7. 65歳で定年を迎える
  8. 85歳で死去

 このA子さんとB子さんを比べると、第一子出産から子育て完了までがA子さんの方が長く、労働の開始から完了までは同じ時間で、それ以外はすべてB子さんの方が長い時間を与えられています。
 特に定年後から死去に至るまでは、何と4倍も長く時間が与えられているのです。つまり自由に使える時間が長くなった。この使える自由時間の増大で、それぞれの生き方が出来るようになったので、もはやこれは「ライフサイクル」ではなく、「ライフコース」として名をつけるようになりました。
 このような自由時間の増大、ライフコースとして、高品位な生き方、つまり「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」が騒がれるようになったのです。

 古くから水泳を嗜んでいらっしゃる方は、「最近、プールにお年寄りが増えたなぁ~」とお感じになっていらっしゃる方も多いのではないかと・・・。
 またA子さん、B子さんの比較でも分かるように、最近では“少子化”が進んでいます。
 1964年(昭和39年))の東京五輪の反省で、「子どもの水泳を強化しよう」と生れたのがスイミング・クラブです。1970年頃になると、爆発的人気となり、“入会待ち”をする子どもたちも出たくらいですが、近年のように少子化が進むと、「子どもを相手にしていたら商売にならない。定年後の時間とお金を持った人を対象にしないと」と、スイミング・クラブ協会でも高齢者層を相手にしたプログラムがどんどん開発され、それは国の行っている「健康増進」にもつながって、現在に至っています。

 こんなこと、わかっちゃいるんですがね。残された子どもたちはどうするのか。絶対的大多数には入れない障害者たちはどうするのか。そちらの方が気になって仕方の無い私です。海峡横断泳だって大多数では出来ない企画ですしね。
 まあ、これが私の“QOL”かもしれません。

 最後に2,500年も昔に生きていた中国の孔子の有名な“論語”を一つ紹介しておきましょう。孔子は74歳で没していますが、2,500年も昔と考えると、かなり長生きをした人になるでしょう。

『子の曰く、吾れ
  十有五にして学に志す。
  三十にして立つ。
  四十にして惑わず。
  五十にして天命を知る。
  六十にして耳順がう。
  七十にして心の欲する所に従って、
  矩を踰えず。』

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コメント

人生わずか50年と言われていたのは戦前ごろでしょうか?
今は、定年後の人生をどう過ごすか?
確かに私が通うスポーツクラブも定年後と思われる男性の方が増えています。
しかし、スポーツクラブへ来ても、現役時代の自慢話をする人が結構いるのは嫌ですね。
老後の人生をどう過ごすか?
私はまずは健康でありたいと願っています。幸いにも健康に恵まれていると思いますが、それには生活習慣がポイントではないでしょうか?
それと生きる目標、目的をもつ。これも結構重要なことだと思います。
肺炎で2週間ほど入院していましたが、寝たきり、鼻からチューブでつながれ、酸素吸入マスクをして、生きるしかばね状態、あの姿を見たら、私は絶対にあそこまでして生きていたくないと強く思いました。
それでも家族の方々は生きていてほしいと願っているようです。

湘南の主さん、コメントをありがとうございます。
今、団塊の世代が定年を迎える時期になりまして、大企業では“ライフステージ”と呼んで、これから先をどのように生きていくのか、わざわざ講師を呼んでご丁寧なお話を聞かされるようです。
今、どうすべきか。
これから何をすべきか。
などなど。

何でですかねぇ~??
日本人はマニュアルが無いと生きていけないのでしょうか?
水泳の指導員を養成しても、すぐに生徒はマニュアルを欲しがります。
これから指導者になるのに、、、マニュアル通りのスイマーなんていないのに。。。。
相手は機械じゃないですからね。
“自分らしさ”のあるスイマーになって欲しいし、“自分らしさ”のある生き方が良いですよね。
評価の出来ないような評価ってあると思うんです。
水泳でも、生き方でも。。。。。
評価が出来ないから評価は難しいが、「わかっているんだよ」と言いたい子どももたくさんいて、そんな子どもたちとモジャモジャやっているのが好きです。
いつまで続けられるか分からないが、いつまでも続けていられるよう、前向きに生きたいですね。
それが私のQOLかな?????

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