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わくわく、どきどき、台風の目。

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2010年8月の記事

夢の観光旅行(トラ)

 今日も朝から冷たい雨。キンちゃんは「今日は泳がないよ」と言う。どうも右肩が痛いらしい。
 そういえば私も昨日、台所のゴミを片付けようと台所の前にある庭の大きな缶の中にゴミを入れて台所に戻るときだった。サンダルは庭の雨で濡れていたが、台所の段を下ったとき、左足が“ズルッ”と滑って転びそうになった。
 こういうときは転んでしまった方が良いのだろうか? 転ばずにこらえたものだから、左足の股関節から内側の筋が“グッ”となってしまった。運動不足かな? 伸びた(?)筋が痛い。
 時間とともに筋の痛みは軽減したが、滑ったときにどういうわけか、右背筋も変にしたようで、筋とは交代に右背筋が痛み始めた。ちょっと姿勢を変えたりすると、息が止まってしまうくらい痛む。

 我々の滞在している宿の、通りの反対側には「キャッスルクリニック」というルイスの診療所がある。ルイスの職業はマッサージ師。ビーチボランティアでもあるのだが、ドーバーを泳ぐ前後に彼女のマッサージを受けるスイマーが少なくない。
 キンちゃんとお互いに「行けば?」と言うのだが、1回1時間で30ポンド(約4,500円)はちょっと高い。まあドーバーを泳ぐ前後なら“投資”だが・・・。ただお互いに「意地の張り合い」で我慢比べをしているのだ。

 ルイスといえば、彼女の娘夫婦の間にまた子供が出来た。ルイスにとって孫が増えたわけだが、それはメールで知っていた。その娘夫婦一家と、私たちが遠くのスーパーに行ったときに店内で会った。孫は残念ながらルイス似ではなく、旦那さんそっくりだった。
 この赤ちゃんのお兄さんは、よくルイスがビーチに連れて来ていた。そしてバリーが遊び相手になってくれて、ビーチの軟らかさを出す雰囲気作りをしていた。

 今日は泳がないし、雨降りなので、ゆっくりビーチへ行った。ビーチは我々チャネルスイマーの溜まり場。いろいろな情報交換が行われるので、1日に1回は必ず行かなければ!
 ピーターとエマ夫妻にブライアンの奥さんが話している。ブライアンの奥さんはアメリカの中学校で数学の教師をしている。寒いのに非常な軽装で、「自転車が好きなので、これから乗りに行く」とのこと。「走るのは?」と聞くと、「膝が悪いのであまり走れない」とのこと。しかし彼女は足長で、軽快にジョギングする姿はとてもカッコ良い!!
 ピーターとエマ夫妻もこれからサンドイッチ(ドーバーの隣の隣の町)へ観光に行くそうだ。キンちゃんが突然、「私たちも連れて行ってもらおうか!?」と言うから、「やめなよ。夫婦水入らずで行きたいんだから、我々は邪魔だよ」と私が言った。
 そういえばキンちゃんと毎年ドーバーに来ているのに、観光はロンドン1日とカンタベリ半日くらいと、観光ではないが、ドーバーの隣町、フォルクストンに1日行ったことがある。
 そのほかにフランス、ヴィサンには2回行ったことがある。フランスの到着地点、ヴィサンの砂を取りに行ったのだ。まあ高校野球の甲子園の砂と同じ心境だ。でも「それくらいしかないな」と思った。毎日毎日泳いでばかりいるからである。「たまには観光・・・」と、ふと思った。

 昨日だったか、スティーブ(私たちをヒースローからドーバーまで運んでくれたタクシー運転手)が、彼の友達であるジョーをビーチに連れて来てくれた。
 ジョーは2002年にリレーで2-wayを泳いだときのオブザーバーである。日本の障害者も泳いだので印象に深いのか、ジョーの奥さんもトラジオンのことをよく知っていた。以来、私がドーバーに現れると、必ず来てくれる。
 「こんな風の日はドーバーよりディール(フォルクストンと反対側の隣町)の方が良いんだ。ドーバーがこんな荒れていても、ディールならフラットさ。」
 彼の言いたいことはわかる。早い話が陸地で風をさえぎられているビーチの方が波がない。と言うことだ。
 ジョーの言いたいことよりも、「ディールにさえ行ったことがないな」と私は思っていた。ピーターとエマの行ったところはその先の街、サンドイッチだ。

 ビーチにはメキシコ人スイマーやインド人たちがいた。あまり長居をする必要はないなと判断。そのままビーチ前にあるアウトレットの店に直行した。何故ならばキンちゃんがお気に入りのお玉を買うためだ。
 その後ドーバーのインフォメーションセンターに行った。ここにはドーバーの土産物も売っているし、ドーバーのことだけではなく、近郊のインフォメーションもしてくれるからだ。もちろんキンちゃんは日本に持って帰る土産物探し。私は近郊の町のパンフレットを探している。
 あるある。ディールにサンドイッチにその他いろいろ・・・。中でも目を引いてしまったのは“ストーンヘンジ”のパンフレットだった。「おお、ストーンヘンジか!? 行ってみたいなぁ~!」と思った。
 ストーンヘンジがイギリスにあるとは知っていたものの、イギリスの何処にあるかまでは知らなかった。「ドーバーのインフォメーションに置いてあるということは、ドーバーに近いのか!!??!!」と調べてみたが、ロンドンより遠かった。「これじゃ1泊くらいじゃないと、日帰りは無理かな?」、「でも行ってみたいな」と、夢は広がる一方だった。

 まあ無理だろう。何故ならば・・・、普通ドーバー海峡など大きなイベントを終えたスイマーは、少しは休みを取るものである。しかしキンちゃんは・・・、泳いだ翌日には「せっかくドーバーにいるのにもったいない。泳がなくっちゃ!」と観光よりも水泳を取る性格だから・・・。

キンちゃん日記/8月25日(水曜日)

 天気予報ではお昼過ぎ、13時から土砂降りの雨。今日は早くビーチに行って早く泳ぎ出すことに決めた。9時02分スタートだった。
 2時間スイムも後半に入ると誰かかんかが目につく。今日は比較的フラットで泳ぎやすく、返ってのんびり泳いでしまう。
 リズは今回ドーバービーチでのラストスイム。今日ロンドンに発つらしい。皆にお別れを言い、「来年ダブル(2-way)を一緒に泳ごう」と、私と誓った。彼女は今回、2-wayを泳げずにアメリカへ帰る。
 ブライアンが「今日の6時30分からロマーノ(イタリアンレストラン)で一緒に食事をしよう」と言う。行ったことがないお店屋さん。「行く」と返事をした。

 ビーチの帰りに買い物をしていると、インド人のアンムリタたちが来て、「ラノリンを探している。だけどドーバーの街では手に入れることは出来ない。」と困っていたので、私の持って来たラノリンを分けて上げたが、「ありがとう」の一言も言わない。
 先生は「渡さなくてもいい」と言ったが、“困っているときはお互い様”と私は思う。
 今度は「栄養補給のパウダーが欲しい」と言い、3時30分に噴水公園で待ち合わせをし、買い物をしに健康食料品店に連れて行ったが、「2kgの大きなタブ(ボトル)ではなく、もっと小さいサイズが欲しい」と言う。ところがここには売ってない。そしたら「スポーツショップに小さなタブが売っている」と言う。『だったら始めからそこで買えばいいのに。』と、振り回されていた。

 ちなみに昨年まで使えた旧20ポンド紙幣が今年から使えなくなった。去年の残った旧20ポンド紙幣を、銀行で新紙幣に替えるついでもあって外に出たからいいけれど、雨が降っていたよ。
 おかげで雨宿りの図書館は、椅子があって音楽が聴けるし、トイレはあるし、快適な場所だったな。

 18時30分に待ち合わせした「ロマーナ」はイタリアンレストラン。ブライアンと奥様と、25歳のニック。それに私たち二人で会食をした。
 ブライアンは今回の潮で泳ぐ予定だったが、日曜日に帰るらしい。ニックは次の潮でニールのボート、一番予約らしい。
 ブライアンの奥様は明日が誕生日だそうだ。すると今度は私の歳を聞いてきたから「28だ」とジョークを言ったが、皆は納得していた。でも正直に「ほんとは44だ」と言ったら信じてくれなかったよ。
 ブライアンは35歳。奥様は40歳。そう、見かけは私が一番若い(?)。
 いろんな話をして盛り上がった。初めて行ったレストランだが、味はまあまあだ!
 今回泳げなかった人々が次々に帰って行く。だんだん寂しくなるな。

入れ替えの頃(トラ)

 天気予報によると、雨は今日の午前中くらいまで我慢してくれそうだ。「早めに泳ぎに行くよ!」と、キンちゃんは準備に忙しい。
 案の定、ビーチでは泳いでいるスイマーはたった一人。「2時間泳ぐ」と言い残すと、9時にキンちゃんは泳ぎ始めた。
 9時半にアンムリタたちインド人が、例によって10時を過ぎないとアメリカ人やメキシコ人は現れなかった。
 10時半になれば、ビーチはいつものような賑わいを見せる。
 ところがいつもと違うところは、お互いが「また来年会いましょう」と、別れ話をしているところだ。今回の潮で、ドーバー海峡を泳いだ人は誰もいない。
 リズ(アメリカ人)は今日がラストスイム。他のアメリカ人たちも、今回の潮で泳ぐ予定だった者たちは今週末に帰る。それまでに晴れてくれれば良いが、現在は半ば諦め状態なのだ。メールアドレスの交換や、プレゼントの交換などをしている。
 11過ぎにキンちゃんが上がってくると、リズは待っていたかのようにキンちゃんのところに行き、「来年、一緒に2-wayを泳ごう」と、固い約束をしていた。それほどリズにとっては残念なことだったのだと思う。
 そしてリズは、「少し大きいけど」と言いながら私にシャツをくれた。“少し”ではない。“かなり”大きい。それでもその心がとても嬉しい。
 超明るいアメリカ人、ブライアンが「6時半にロマーノ(イタリアンレストラン)で会食をしよう」と誘ってくれた。私たちの答えは「OK!!」
 こうして私たちは今の潮と、仲間たちとお別れをするのである。最悪の天候を睨みながら・・・。しかしこれは次の潮、次の仲間と会えるスタートのような気もしている。

 いつものようにビーチの帰りにスーパーによって買い物をしていると、アンムリタたちインド人が店内に入ってきた。彼らの欲しいものは、栄養補給のパウダー、グリース(ラノリン)、ライトスティックである。
 言っちゃ悪いが、どれ一つスーパーに置いてあるような商品ではない。それに私に言わせれば、「そんなものインドで用意して持って来い!」である。それでも気の優しいキンちゃんは、「栄養補給のパウダー(マキシム)やライトスティックは、週末の海練習でやって来るフリーダから手に入る」。そして店内をその大きな瞳でキョロキョロ眺めて、偶然にもいたフーバーハウスのオーナー(チャネルスイマー)を見つけると、「ラノリンが何処から手に入るか教えて上げて!」と頼んでいる。
 フーバーハウスのオーナーが説明するが、それはクルマなどで行かなければならないほど遠方であり、すでにそのインド人スイムコーチは調べがついている様子だった。
 またキンちゃんは「私は日本からラノリンを持ってきているので、それを少し分けて上げる」と言い、さらに私に向かって「マキシムとライトスティックを、週末の海練習には忘れずに持って来るよう、フリーダにメールして」と言う。
 「そんなことをしても彼らのためにならない。第一、準備不足で来ているのは彼らも承知しているのだから、自分たちで探すべきだ」と私は断った。おそらく、ラノリンの売っている場所も調べ済みなのだから、マキシムだってライトスティックだって調べは済んでいると思われた。
 宿に戻り、日本から持って来た貴重なラノリンをカップに移す。
 「キンちゃんね、彼らは“今”、“楽して”手に入れたいんだよ。とてもわがままなんだ。例えばマキシムだって、健康食料品店に行けば手に入る。」
 「あっ、そっか、でも健康食料品店の方が高いでしょ。フリーダから手に入れた方が安い。」
 「彼らはね、安い、高いじゃないんだ。“今”、“すぐに”手に入れたいんだよ。手にしてあれば安心だからね。」
 それでもキンちゃんは不満気だった。
 「今からアンムリタの水泳コーチにメールをするよ。“栄養補給のパウダーを打っている店に案内する”と。そしてそのときにラノリンを渡せばいいよ。」
 3時半。天気予報どおり、冷たい雨降る噴水広場の前で彼らと待ち合わせをした。予想どおり、ラノリンを渡しても満足気の顔を水泳コーチはしなかった。
 健康食品店に連れて行っても、売っているのは2kgのボトルか1回分の小さなものしかなかった。水泳コーチは「もう少し小さなボトルが欲しい」とまたわがままを言い始める。
 確かに500gのものがあるのは知っているが、「この店には置いてない」と言うと、「スポーツ店にはあった」と言う。『しらねぇよ、だったら勝手にスポーツ店に行って買ってくりゃいいじゃねぇか』と思った。この時点で『フリーダにメールしなくて良かった』とも思った。勝手に自分が思ったとおりにすれば良い。

 6時半、まだ小雨降る中をロマーノに行った。ブライアン夫妻とニックがもうすでに来ていた。フィッシュアンドチップスパーティ以来の外食。ニックは次の潮でパイロットはキンちゃんと同じニール。彼は1番予約でキンちゃんは3番目。「ニックが泳ぐとき、私たちも船に乗ってあなたの泳ぎを見ても良い?」と聞くと、「もちろん!」と答えてくれた。
 アメリカ人は一般に誰に対してもフレンドリーである。明るく楽しい雰囲気作りも上手である。そんな中を、私たちも楽しく食事をした。

キンちゃん日記/8月25日(水曜日)

 天気予報ではお昼過ぎ、13時から土砂降りの雨。今日は早くビーチに行って早く泳ぎ出すことに決めた。9時02分スタートだった。
 2時間スイムも後半に入ると誰かかんかが目につく。今日は比較的フラットで泳ぎやすく、返ってのんびり泳いでしまう。
 リズは今回ドーバービーチでのラストスイム。今日ロンドンに発つらしい。皆にお別れを言い、「来年ダブル(2-way)を一緒に泳ごう」と、私と誓った。彼女は今回、2-wayを泳げずにアメリカへ帰る。
 ブライアンが「今日の6時30分からロマーノ(イタリアンレストラン)で一緒に食事をしよう」と言う。行ったことがないお店屋さん。「行く」と返事をした。

 ビーチの帰りに買い物をしていると、インド人のアンムリタたちが来て、「ラノリンを探している。だけどドーバーの街では手に入れることは出来ない。」と困っていたので、私の持って来たラノリンを分けて上げたが、「ありがとう」の一言も言わない。
 先生は「渡さなくてもいい」と言ったが、“困っているときはお互い様”と私は思う。
 今度は「栄養補給のパウダーが欲しい」と言い、3時30分に噴水公園で待ち合わせをし、買い物をしに健康食料品店に連れて行ったが、「2kgの大きなタブ(ボトル)ではなく、もっと小さいサイズが欲しい」と言う。ところがここには売ってない。そしたら「スポーツショップに小さなタブが売っている」と言う。『だったら始めからそこで買えばいいのに。』と、振り回されていた。

 ちなみに昨年まで使えた旧20ポンド紙幣が今年から使えなくなった。去年の残った旧20ポンド紙幣を、銀行で新紙幣に替えるついでもあって外に出たからいいけれど、雨が降っていたよ。
 おかげで雨宿りの図書館は、椅子があって音楽が聴けるし、トイレはあるし、快適な場所だったな。

 18時30分に待ち合わせした「ロマーナ」はイタリアンレストラン。ブライアンと奥様と、25歳のニック。それに私たち二人で会食をした。
 ブライアンは今回の潮で泳ぐ予定だったが、日曜日に帰るらしい。ニックは次の潮でニールのボート、一番予約らしい。
 ブライアンの奥様は明日が誕生日だそうだ。すると今度は私の歳を聞いてきたから「28だ」とジョークを言ったが、皆は納得していた。でも正直に「ほんとは44だ」と言ったら信じてくれなかったよ。
 ブライアンは35歳。奥様は40歳。そう、見かけは私が一番若く見える(?)。
 いろんな話をして盛り上がった。初めて行ったレストランだが、味はまあまあだ!
 今回泳げなかった人々が次々に帰って行く。だんだん寂しくなるな。

洗濯曜日(トラ)

 昨日の「明るいアメリカ人」は、名前を“ブライアン(Bryan D Bachman)”と言う。どうも最近は健忘症が進んで、何回名前を聞いても覚えられない。困ったものだ・・・。

 さて、今日は久しぶり(初めてかな?)に朝から天気が良かった。とは言っても天気予報ではイギリス全土を丸呑みしそうな大型の移動性低気圧(日本で言う台風並みの低気圧)が接近しつつあった。「嵐の前の静けさ」と言いたいが、相変わらず風は強かった。すなわち、今日、ドーバー海峡を泳いで横断する人は居ない。と言うことだ。
 「今日は洗濯をするぞ!」と心に誓った。何故ならば悪天候の谷間の晴れ、「この日に洗濯しないでいつ出来よう」と思ったからだった。そのくらい洗濯物は溜まっていたし、すでに着る服はなくなっていた。
 最悪の場合はコインランドリーに行って乾燥機にかけてしまうことだが、やはりお日様の匂いのする洗濯物が気持ち良い。
 キンちゃんも「今日こそは泳がない!」と言ってくれたのもあって、朝から洗濯機を3回廻した。
 イギリスでは洗濯物を、人の目にはばかって干す習慣がある。つまり人目のつく道路沿いなどは干さず、“裏口で干す”というか、庭や人目のつかない物干し場に干す。

 少し脱線する、今から20年前、まだ私の父親が元気だった頃、帰郷すると、“必ず”と言って良いほど実家のベランダには父親の越中褌(ふんどし)が風にたなびいてヒラヒラと舞っていた。それが私には「幸せの黄色いハンカチ」ならぬ、「幸せの白い褌」であった。「ああ、父親も母親も元気だ」。そんなサインを越中褌は世間に送信していた。
 イギリスではそんなサインはないだろうな? 言っていることが「バリーの家のような閑静な家に住みたい」と言いつつも、何処か庶民的な匂いも捨てがたい私ではあった。

 イギリスの話の戻そう。イギリスの多くの物干しはパラソルのような形をしている。まあパラソルと言っても骨は4本しかなく、その骨を、渦巻状に紐がくくられている。
 つまり干す人の立場に立つと、芯(中心)の方から干して行き、物干しをクルクル廻しながら外側の紐に移動して干すだけなので、日本のものより断然移動距離は少ない。
 津軽海峡沿岸に住む人たちに、「昆布を天日干しにするためのクルクル回る物干し」と言った方がピンとくるかも知れない。(かなりローカルだが・・・)
 いずれにせよすべての洗濯が終わり、すべての洗濯物を干すと、洗濯物が気持ち良さそうにお日様の光を浴び、風に吹かれてヒラヒラと舞っている。そんな光景を見るのは気持ちが良い。
 もちろん、そんな気持ち良さを味わったのは11時近くだったが、洗った洗濯物を干しに裏の物干し場まで外を運んでいるとき、まさにこれから海に行こうとしているマイク(アメリカ人)に会った。

P8240062 マイクと

マイク「ミユキはまだ海に行かないの?」
私「今、洗濯をしているからね。終わったら行くよ。」
マイク「OK! ビーチで会おう」
 そんな約束をしてしまったものだから、ビーチへは行かないわけにいかない。

 実際ビーチに着いたのは11時半くらいだろうか。すでにほとんどのスイマーが泳ぎ終わってビーチで会話の団欒を楽しんでいた。
 そのうちメキシコ人の一人が「チャネルスイマーの記念撮影をしよう!」と言い始めた。メキシコ、インド、アメリカ、イギリス、日本、いろいろな国々のスイマーが並んだ。やはりドーバーはインターナショナルなのだ。

 練習の終わった帰り道。昨日は途中から雨降りで退散したため、キンちゃんは“買い物散歩”に欲求不満だったようだ。「もっと遠くまで行ってみよう」と言うので、ちょっと遠いスーパーまで行ってみることにした。こちらの方が少し安い。
 ところがキンちゃんの目的はもう一つあって、スーパーまで行く途中の洋服屋さんを覗くことと、スーパーの前にある専門店街を覗くことだった。やはりキンちゃんも女性だった。
 中でも最もキンちゃんが足を止めたのは、専門店街の中にある中国食料品店だった。この店は去年までなかった。もっともこの専門店街の店舗は入れ替えが激しいので、この中国食料品店がいつまでもつか不明だが・・・。
 中に入って驚いたのは、“中国食料品”だけではなく、“東南アジア食料品”が扱われている主な商品だったことだ。すなわち韓国製のキムチもあれば、日本製のラーメンもある。キンちゃんが欲しがっていて、テスコの日本食コーナーにも何処にも売っていなくて、自分でボソボソと作っていたパン粉も売っている。しかも日本製。
 ドーバーには「アジアンフーズ」と呼ばれるアジア食料品店はあるが、扱っている商品はほとんど西アジアのもので、主に中東の人たちを相手にした食料品店だと思う。イギリスには中東から出稼ぎに来たのだと思われる労働者が多い。
 キンちゃんはこの中国食料品店でキムチとインスタントラーメンと片栗粉を買った。パン粉は自分でこしらえていたこともあって、意地でも買わなかった。
 ちなみにドーバーでもカップラーメンは売っている。何処製だか不明だが、ハッキリ言って、まったく口に合わない。それが「イギリス人に合わせた味」と言うならば、私はイギリス人の味覚を疑わなければならない。

 宿に戻って昼食を取る。すると珍しくキンちゃんが再び「散歩に行きたい」と言い始めた。おお、珍しい!! おそらくこの言葉はあと100年は聞かれないであろう。水上は得意でも、陸上は大の苦手なキンちゃんが言い始めたのだから、この奇跡は実現しなければ!!
 私たちが滞在しているアパートの住所は“お城通り10番地”。すなわち丘の上のドーバー城に上がる坂道の入り口にあるのだ。ドーバー城の入り口までは上り坂と急階段を上がれば10分で到着できる。
 もちろん“トド”のキンちゃんがそんなところまで「上がろう」なんて、口が裂けても言うとは思わなかった。ところが奇跡的に、今回は「上がりたい」と言ったものだから、夏に赤い雪が降ったようなものだ。
 キンちゃんの目標はドーバー城の向こうのホワイトクリフに上がること。そこはいつだかバリーがクルマで連れて行ってくれたところで、眼下にドーバー港を臨むことが出来、フランスの大陸が手でつかめるように眺めることが出来る。とても素晴らしい景色のところなのだ。
 いつだか私は一人で散歩をしながらそのホワイトクリフまで上がったことがある。それは今回の散歩コースと一緒で、ドーバー城の裏から谷を下り、再び丘に上がってようやくたどり着く。
 帰りは海沿いに下って行くと、行きの半分以下の時間で宿まで戻ることが出来た。
 そんな素晴らしい景色をキンちゃんにも見せたくて、帰りの道、すなわち海沿いに上がるコースでならキンちゃんを何回か連れて行ったことがある。
 そこのキンちゃんは「難コースで行きたい」と言ったので出かけた。

P8250078 裏から見たドーバー城

 すでにドーバー城の裏側にたどり着いたとき、キンちゃんはヘロヘロになっていて、谷を通り越したときには私のずっと後ろを歩いていた。丘を上がっているときは後ろから「まだぁ~!?」と大きな声が聞こえる。「もう少しだ!」と元気付けて、最後には手を引いてホワイトクリフの上にたどり着いた。
 晴れてはいたが、風が強く、フランスを眺めることは出来なかった。眼前に広がるドーバー海峡は大荒れに荒れ狂っていたが、高いところから眺める景色は気持ちが良かった。

P8250084 ホワイトクリフからドーバー港を臨む

 帰りはもちろん海沿いのショートコース。宿に戻ると二人ともキムチをつまみにビールを飲んで、予想外に口にするラーメンを食べると、そのままベッドに潜り込んだ。何だかイギリスに居る気がしない・・・と思いながら。

キンちゃん日記/8月24日(火曜日)

 今日は朝から天気が良いので、7時から洗濯機を三回回した。何せ天気がずっと悪く、出来なかったからだ。その間、先生はパソコンを打ちに大家さんところの庭に行ったり、キンは昼ご飯と晩御飯の用意をしたり、家計簿付け、blogの更新などいろいろやって、ビーチに行ったのは11時を回っていた。
 今日はオフなので泳ぐ必要もなく、慌ててない。風が強く、ラフウオーターの中、皆は練習していた。

P8230060_2 ドーバーに時折出没するパフォーマーたち

 リズは、今回のダブル(2-way)は天候が悪く、泳ぐのは無理みたいで、来年に予定を変えたそうである。そう、今回の潮で、ドーバー海峡を泳いだ人は、まだ誰もいない。たまたま私たちは一ヶ月の滞在で二回泳ぐ予定だが、普通なら小潮に合わせて10日から二週間の滞在が一般的である。その間天候が悪ければ、泳がずに帰ることになる。今回はそんなスイマーが多そう。
 私たちが到着した翌日(8月17日)から泳ぐ期間(小潮)が始まって、8日間(25日)で終わる。もう10日が過ぎようとしているが、一向に天候は回復しない。今回泳ぐ予定のスイマーたちの会話は、「来年の予定」に内容が変わっていた。「来年また会いましょう」と。
 そういえばニールが土曜日に言っていたなぁ~。「後一週間から10日は天気が悪い。でも、その後は落ち着くと思う。ミユキも天候が良かったら、ダブルにチャレンジするか?」と。「ハイ」と私は答えたが。
 何故だか私が泳ぐ時は天候が悪く、いつも待ちぼうけだが、リズみたいに天候が悪いために泳がずに帰らなくてはいけない人は、たくさんいるんだろうな。
 イギリス人だったら近いから良いけどね。一年に一回のチャンスは逃したくないが、天候だけは誰もわからない。
 今日は泳ぐ仲間と集合写真を撮り、ビーチは賑やかだった。やはり、一日に一回は顔を出さなくてはいけない。シャッターチャンスを逃すところだ。

P8240072_2 チャネルスイマーの集合写真

 散歩しながら買い物。去年はなかった中国のお店屋さんを見つけたよ。サイパンでは中国のお店屋さんでよく買い物をする私。同じような品物がたくさん売っている。
 びっくりしたことは、日本語では書いていないが、日本のバーモントカレー、スルメ、味の素、すき焼きのたれ、出前一丁、ナガラヤの豆、コーンスターチ、白菜キムチの瓶詰め、ガリの瓶詰め、素麺など、日本食が売っているじゃないか!
 嬉しさの反面、「こんな店がなくても生活出来る」という自分に腹立たしい。素直に喜べば良いのに、パン粉が売ってないから、私はパンの切れ端で作っていたが、この店にはパン粉が売っていた。
 すき焼きのタレは日本から持って来なくても自分で醤油と砂糖で味付けして、すき焼きもどきも作って残りの汁でうどんを入れて食べたよ。何かそんなことしなくても簡単に手に入ることに腹立たしかった。

P8240075日本製品も売っている中国食料品店

 このお店で私はコーンスターチ、辛ラーメン、白菜キムチの瓶詰めを買った。何故かというと、乾燥のキクラゲを持って来たので八宝菜が作りたかったからである。そう乾燥キクラゲも売っていましたよ。
 ただ来年もこの店があるわけではないので、同じような食材はまた日本から持ってくるけどね。海に出る荷物の基本は「晴れでも雨支度」、「夏でも冬支度」。いかなることを想定して、準備万端整えよ。ということなのである。生活の準備も一緒。基本は「準備万端整えよ」なのだ。
 昼ご飯は味ご飯。にんじんとマシュルームと鶏肉しか入ってないけど、美味しかったよ。炊飯器がないから鍋で炊くんだけどね。上手く出来ましたよ。
 それからホワイトクリフに一時間半散歩して疲れて帰って来て、辛ラーメンを作りました。まさかドーバーでラーメンが食べられるとは思ってなく、幸せでした。その残りつゆに味ご飯の残りを入れて、明日の朝はオジヤです。捨てる物は何もないですよ。

約束

 今朝(8月23日:月)は寝起きから悪寒がした。夜中に何度もトイレに起きたし(これはビールの飲み過ぎかも)、あまり熟睡は出来ていない。おそらく昨日の雨で、ペラペラのスキー用ポンチョを着ていたものの、中のシャツまでビショビショになったのがいけなかったのか、どうも風邪気味である。
 外は相変わらず雨。キンちゃんも「今日は泳がない」と言うし、出来ればこのままベッドで横になっていたかった。しかしそうも出来ない。それは一つの約束があったからだ。
 昨日、ビーチでボランティアをしていたとき、イギリス人男性(宿泊施設の人か?)2名とインド人の男女3名(男性2名+お嬢さん)のグループが、何やらバリーと話していた。そのうち「イシイ、明日は何時にビーチへ来るんだ?」と聞いてくるので、「毎朝9時にはビーチへ来ているよ」と私が答えた。「この日本人が朝9時にはビーチにいるので、詳しくは日本人から聞くと良い」と、バリーはそのグループの連中に話していた。「何のことやら?」と思いつつも、私はボランティアの仕事に戻っていた。
 そんなこんなで今朝はこの約束を守るため、是が非でも私は9時までにビーチに居なければならなかった。
 CS&PF(ドーバー泳公認団体)の帽子(スキー用のようなもの)をかぶり、コートを着てコートのフードをかぶり、乾いているほうのポンチョを着て暖かくしてキンちゃんとビーチへ出向いた。
 ビーチでは雨宿りが出来るベンチが数箇所あって、海練習の場所に一番近いところで座ってインド人たちが来るのを待った。
 雨は9時頃にやみ、9時過ぎにそのインド人たちがやって来た。話によると、お嬢さんの名前は「アンムリタ」(22歳)。ドーバー海峡横断泳のためにお父さんと彼女の水泳コーチとやって来た。ドーバーは初めてなので右も左もわからない。「まずはアンムリタが練習するためのグリース(泳ぐと擦れる場所に塗る)が欲しいのだが、どこで買えるか?」とのことだった。
 チャネルグリースは我々も荷物の軽量化を図るため現地購入で、日本を出発する直前に地元のビーチボランティア、エマに「チャネルグリースを手に入れておいてくれ」と頼んだものだった。ところが「今はチャネルグリースを置いてない」との返事。慌ててキンちゃんはラノリン(羊毛から抽出される脂)をスーツケースに入れて来た。
 ビーチ練習で使っているのはワセリン(石油から精製して作られた脂)で、それならば薬屋で手に入る。ただ薬屋も何処だかわからないであろう。
 この質問をしてきたアンムリタの水泳コーチは、先ほどからアイフォーンをパチパチやったり電話をしたりで忙しそう。そこでキンちゃんと私はアンムリタを連れて薬局を教えようとした。ところがアンムリタはお父さんやコーチと離れるのが怖いらしく、「迷子になると困るから」と拒否してきた。けっこうシャイなのである。
 キンちゃんは、かなり前から友達だったレシミ(インド人女性)の話をした。レシミはインドでは有名なスイマーらしく、アンムリタらもレシミの名前は知っているようだったが、面識はないようだった。

 そんなこんなの話の中、10時頃になると晴れて明るくなってきた。そして10時を過ぎると青空よりも明るいアメリカ人が、陽気に大声で、デカイ態度で登場した。とにかくアメリカ人は、10時を過ぎないとビーチに現れない。その中にアメリカ人ではおとなしいピーターも居た。
 「ミユキ、11時から泳ぐぞ!」、「オオ、これはインドのお嬢さん、ナマステー(ヒンディ語「こんにちは」)。11時から一緒に泳ぎましょう」と、相変わらず誰とでもフレンドリーに話しかけていた。
 キンちゃんは「今日は泳ぐ予定はない。水着も持っていない」と話しても、「水着を早く取って来い。そして一緒の泳ごう!」と半ば強引に誘う。「わかった!」と言っても“渋々”ではなく、“嬉しそうに”キンちゃんは水着を取りに行った。
 そのうちにメキシコの連中もビーチにやって来た。ビーチはいつものようににぎやかになったが、メキシコ人たちも今日は泳ぐ気がないようだ。そこで明るいアメリカ人は「泳ぎに行こう!」と大声で誘っていた。
 とにかくこのアメリカ人、スイミングゴーグルのゴムにフラッシュライトを3つ。水泳パンツには8個くらいのフラッシュライトを付けて、昼間からピカピカと、便所の100ワット(無駄な明るさ)以上の明るさなのだ。
 そしてキンちゃんが戻る11時前には、同僚のアメリカ人たちと泳ぎに出た。
 キンちゃんも11時には泳ぎ出していて、11時過ぎに何処でどうやって手に入れたか不明だが、「パラフィン」と書かれた容器の脂を塗って、アンムリタが泳ぎ始めた。と、言っても泳ぐコースについては私が図を書いて説明済みではあるものの、やはりシャイなアンムリタ、何処をどうやって泳げば良いのかわからない様子だった。
 ちょうどそこへ例の明るいアメリカ人が帰って来て、アンムリタをアメリカ人2名がアンムリタをサンドイッチして泳ぎに行った。
 右の壁を折り返して戻って来たとき、明るいアメリカ人はアンムリタのサポートを仲間に任せ、岸に戻ると大声でメキシコ人スイマーに怒鳴った。「オーイ、早く来い! 泳ぐぞー!!」と。メキシコ人たちは笑っているだけで泳ごうとはしなかった。仕方なし二その明るいアメリカ人は再び泳ぎ始めた。
 ちょうどそのときである。1時間泳いでキンちゃんが戻って来た。偶然にもキンちゃんを見つけた明るいアメリカ人は、「もう一度行くぞ!」とキンちゃんを誘った。「エー、もう1時間泳いだからいいよ」と断っても、「行こう、泳ぐぞ」と強引に誘った。仕方なく(?)、キンちゃんは一緒に行く決心をした。
 今度は左の壁に向かって泳いで行く。キンちゃんはマイペースで泳いでいる。当初一緒に泳いでいた明るいアメリカ人は、何を思ったのか途中で止まってキンちゃんを先に行かせた。100mくらい先に行かせたところで猛烈な勢いでキンちゃんを追いかける。追いついたところで再びキンちゃんを先に行かせる。また100mくらい離れると猛烈な勢いでキンちゃんを追いかける。彼にとってはインターバルトレーニングなのだ。

P8230058 陽気なアメリカ人と。(彼は跪(ひざまず)いています。)

 左の壁を折り返してこちらに戻るときは、彼は背泳ぎや平泳ぎ、バタフライなどで泳いでくる。その隣ではキンちゃんが普通に泳いでいるのだ。

P8230059 陽気なアメリカ人と。(彼は普通に立っています。キンちゃんが跪いているわけではありません。)

 そんなこんなでキンちゃんらが泳ぎ終わったのが午後1時。キンちゃんはタップリ2時間は泳いだ。その頃のビーチはほとんどのスイマーが帰宅しており、我々も、インド人、メキシコ人、アメリカ人たちも三々五々帰路についた。
 いや日本人たちは違った。キンちゃんが「見物して帰ろう」と言うのだ。この“見物”とは日本に持って帰るお土産の選定である。すでにキンちゃんは帰りのことまで頭にある。
 悪寒の治まらない私としては早く帰りたかったが、まあ仕方がない。付き合って何件かお店を物色しているうちに、幸運にも雨が降ってきた。家に戻るとやけに疲れている。遅い昼食を取ると、そのまま私はベッドに直行した。

キンちゃん日記/8月23日(月曜日)

 朝からblogを更新しようとソファーに座る。窓の外を眺めれば、降りしきる雨。「早く止まないか」と、呟いている。
 何故ならインターネットが繋がる場所は、ハウスではなく、大家さんちの庭なのである。段々と9時に近づいたので、更新を諦めビーチに行くことにした。
 今日からインド人が仲間入りする。アンムリタと言う22歳の女性。スイミングコーチと父親と来ていた。ドーバーは初めてで、解らないことは先生に聞いていたよ。

P8230050 アンムリタと

 今日は少し霧がかかり、風も強い。10時頃には雨雲も風に吹き飛ばされて青空が見え始めたが、沖の海がザブンザブンと唸っている様子がビーチにいて分かるのである。もちろんビーチも波は荒い。
 今日、私は練習をやらないつもりでスイミング用品は何も持って来てないのに、10時過ぎにビーチに現れたデカイアメリカ人から「ミユキ、11時スタートで泳ぐぞ!」と誘われる。「今日は、私は休みだ。海も荒いじゃないか!」と断っても「レッツゴー、レッツゴー、俺が付いているから大丈夫だ!」と、強引に、半強制的に誘われる。
 別に一人でも泳げるけど、仕方がない。余りにもの強引さに負けてしまった。慌ててハウスに戻り水着を取りに行ったよ。そしたらピーターも調度泳ぎ出すところで一緒に泳ぎ出したが、途中で分からなくなってしまった。

P8230053 ピーターと

 1時間泳ぎ、ビーチに戻ると、後ろから追いかけて来たあのデカイアメリカ人が、「何故上がるんだ。まだ泳ぐぞ! ゴー!」と、またもや言ってくる。「1時間泳いだよ」と私が言っても、「レッツゴー、ゴー!」と、また叫んでいる。仕方がないのでまた1時間泳ぐことにしました。
 さっきはこのアメリカ人は違う人と泳いでいましたが、今度は私の隣でピッタリとくっついて泳いでいます。隣で平泳ぎやったりバックしたり、たまにはバタフライまで泳いでいるし、私は必死で泳いでいるのに余裕のヨッチャンで遊んでいる感じでした。
 でも「誘われる」っていうこと、「一緒に泳ぐ」っていうことを、大切にしようと思っています。なかなかこういうチャンスもないからね。泳げば楽しい思い出になるから。
 昼間も風は強いものの、天候は良くなったり、たまに小雨がぱらついたり。だから晴れている時に先生は、慌ててblog更新しに行きました。
 その間、私はシャワー浴びて昼ご飯の用意。と言っても15時30分ですが。

日本人が運んできたもの

 小雨降るドーバービーチでの海練習、スタッフテントの中でフリーダが口を開いた。「まったく日本人は悪天候まで運んでくるんだから!」
 「それはミユキだ。彼女は“嵐を呼ぶ女”と言ったでしょう!!」と私が口から泡を飛ばしながら言うと、「いや違う。悪天候を運んだのはイシイだ。ミユキは昨日、私にナッツを運んでくれた。だから悪天候を運んだのはお前だ!!」と、私に指を刺しながら大声で言った。
 昨日、キンちゃんがフリーダに運んだナッツとは、実は“ビックリ箱”なのだ。円筒形の箱にナッツの絵と「ナッツ」と英語で書かれた文字がある。キンちゃんが海から上がって着替えているとき、「これをフリーダに渡してきて」と私に頼んだのだ。案の定フリーダは引っかかって、「サンキュー!」と言いながらナッツの蓋を開けると、“ピュー!”と言いながらひょろ長いピエロのような人形が飛び出してくる。フリーダはとてもビックリしていた。
 テントの中は大爆笑で、5分以上はその爆笑が続いていた。
 そのナッツプレゼントの前にもフリーダは「悪天候を日本人が運んできた」と言うので、「運んだのはミユキで、彼女は“嵐を呼ぶ女”だ」と説明した。このときは妙に納得していたのに、今日になったらまた「日本人が・・・」が始まったので、「それはミユキだ」と言うと、「いや違う!」となったのだ。
 これは退散したほうが良いだろうと、テントの外に出ると土砂降りの雨。スキー用のポンチョは着ているものの、土砂降りの雨で肩のところなど下の服にくっついている。雨が染み込んできて、肩口や腰から下がビチョビチョ。
 まあ外に出ても中に入っても攻撃を受ける。と、外を見ると、スイマーが二人栄養補給に近づいて来た。キンちゃんと、一緒に泳いでいるマイケルである。
 これは助け舟ならぬお助けスイマー。テントの中にいるバリーを大声で呼んで、栄養補給に当たった。

 6月から週末のビーチ練習が始まって、初めに集まったのが70名以上。バリーからは「早く来て助けてくれ!」というメールが来た。
 今まで我々がドーバーに行っていた7、8月初旬の海練習では60~70名は集まるのに、8月も下旬になると集まるスイマーも30名前後だ。まあこの時期にドーバーに来たのは初めてだが、みんなもう泳ぎ終わってしまったのだろうか? いずれにせよ毎年、戦争のような忙しさから見ると、かなり間が抜けている。
 暇になると、人はくだらないところまで目が届くようになるものだ。まあ「日本人が運んだ悪天候」はジョークにしても、フリーダや他のスタッフともそれだけ近い距離感があるというものだろう。
 ちなみにこの日、キンちゃんは「4時間」と言って泳ぎ出したものの、昨日、寒がりながらも6時間を泳いだマイケルと一緒に泳いでいた。
 4時間目の栄養補給のとき、キンちゃんが「マイケルは何時間泳ぐの?」と聞くので「昨日と同じ6時間だよ」と答えると、まだまだ寒さには余裕のあるキンちゃんが「もう少し泳ぐわ」と言ってマイケルと泳ぎ出そうとした。
 ところがマイケルは昨日泳いだ6時間の疲れと、今日の寒さのために「もうやめる」と言い出した。ちょっと悩んだキンちゃんだが、「昨晩のフィッシュアンドチップスパワーだ!!」と言って泳ぎ出した。
 バリーは笑いながらテントに戻ると、「ミユキは昨日のフィッシュアンドチップスパワーで泳ぎ出した!」と言うと、テントの中は再びどっと笑い声が漏れた。

キンちゃん日記/8月22日(日曜日)

 もう8月の終わりか? 週末の海練習に集まるスイマーが28名と少ないが、去年と比べて皆さん泳ぐスピードがレベルアップしているような? ちっとも私はついていけません。
 今日は霧がかかっているので、ドーバー海峡を泳いで横断する人のサポートする船は、多分出ていません。そしてまだ、16日からの潮で誰もスタートしていません。

 ビーチのほうでは、昨日も今日も4畳ぐらいのテントを張っています。おそらく雨が降るのを予想してか! と考えていると、案の定、雨が降って来て、「こりゃ早く泳いだ方がいい」と、皆さん8時40分には泳ぎ出だしました。
 その中の一人に私も含まれます。水温はそんなに冷たく感じず、45分は一人で快適に泳いでいました。が、その後は何故だかターゲットにされたらしく、顔がウルトラマンに似た25歳の男性、マイケルが、私の横について一緒に泳いでくるようになりました。
 やはり一人より二人の方が、泳いでいても時間が早く過ぎるし楽しいです。あんまりにもカッコイイから緊張したよ。あんまりリードして泳ぐのは好きではないが、先頭をきって泳いだよ。
 マイケルは昨日7時間泳いで、今日は肩が痛いらしく、4時間で上がってしまいました。
 「今日は4時間」と言って泳ぎ始めた私ですが、マイケルと一緒に泳いだので火がついたのか、「フイッシュ&チップスパワーだぁ~」と5時間、頑張っちゃいましたよ。凄く楽しい波でしたよ。
 大粒の雨の中、サポートは大変です。先生はカッパといってもポンチョを着ていますが、中まで染み込んでビチャビチャらしいです。
 最後のスイマーが来るまで雨の中を待っており、出てきたらサンダルを渡し、スイムキャップをもらったら私達の仕事は終わりです。
 皆さんお疲れ様でした。

閑静なドーバー(トラ)

 今日は今年イギリスに来て初めての土曜日。週末のビーチ練習が午前9時から始まる。スタッフは8時に集合。キンちゃんは朝5時頃に起き、台所でワサワサしていた。朝食とお昼のお弁当のサンドイッチ作りである。
 7時半に我アパートを出ると、ビーチに着いてもフリーだのクルマはあるものの、中にフリーダは乗っておらず、海練習の用品は満載されたままだった。
 そこで少し待っていると、バリーとアイリーン夫妻がクルマでやって来て、これまたバリーのクルマも海練習の必需品で満載状態だった。まずはバリーのクルマから物品をビーチに降ろして設営である。
 まもなくフリーダも現れて荷物がどんどんビーチに降ろされる。早めに来たスイマーたちが手伝ってくれた。
 準備完了になると受付が始まって、フリーダのところへ行って何時間泳ぐか時間を申告し、スイムキャップをもらう。そのときに名簿が作られ、番号を手の甲に書かれる。
 まあ流れとしてはこんなもので、9時前後になると気ままに泳ぎ出して行くのである。

P8210014 車椅子のご婦人はロス。彼女は昨年チャネルスイマーになった。

 この間に、毎年会うビーチボランティア、エマ、ミッシェル、ルイスなどなど、また毎年会うスイマー(いっぱい)と挨拶を交わした。
 ちなみにイギリス式挨拶は、男も女も抱き合って頬にキスをする習慣がある。初めのうちは照れくさいが、慣れてしまえばむしろスキンシップの触れ合いが気持ち良い。ところが日本に帰ってから思わずこの挨拶をしてしまいそうになる。相手が女性ならば、パンチが飛んでくるに違いない。注意しなければ!!

 キンちゃんはフリーダに「4時間泳ぐ」と言って、8時45分には泳ぎ始めていた。しかし後から後からスイマーがやって来る。知っている顔の全員が「ミユキは?」と聞く。「ミユキはいつ泳ぐの?」、「2-wayは?」などなど・・・。
 中にはダン(ダニエル:イギリス)が「エッ、今日はミユキがいるの? どこどこ! 急いで追いかけなきゃ!!」とか、マイク(アメリカ)が「オオ、今日はミユキがいるのか!? 急いで会いに行かなきゃ!」などなど。
 ちなみにダンは自転車と水泳とトレッキングで世界一周しようと、昨年の9月頃にイギリスを出発した。ドーバー海峡を泳いで渡り、自転車で東ヨーロッパ、中東を抜けてロシア、中国、再びロシアからアラスカへ。カナダを抜けてアメリカに渡ったのが今年の6月頃だったか? それからプツリと音信普通になり、まさかドーバーで会うとは思ってもいなかった。
 またマイクはアメリカのマイクロソフト社に勤めるサラリーマン。日本にも仕事で東京(新宿)に来たことがあるそうだ。2年前にドーバーで知り合った友人だが、そのときは寒さでドーバー泳を失敗してしまった。「ずいぶん身体が大きくなったね。」と私が言ったら、「10kg太らせたからね。」とマイクはお腹をさすりながら笑った。もしかしたらキンちゃんの真似か??
 いずれにせよ口が開けばどいつもこいつもまあ「ミユキ」、「ミユキ」で私のことなぞ聞いてくれる人は一人もいなかった。もう焼餅を焼いたのでこの話はおしまい!!

 今年私たちがイギリスに来た翌日、バリーとアイリーン夫妻に近郊の大型スーパーマーケット、テスコに連れて行ってもらった。このときキンちゃんがバリーに「去年食べたあの大きなフィッシュアンドチップスが食べたい」とおねだりをした。
 フィッシュアンドチップスとは、大きな鱈(タラ)のフライがフライドポテトの上に乗ったもので、ドーバーの名物とされている。まあ酢をかけて食べるのだが、量の多さは日本のフィッシュアンドチップスの軽く4倍くらいはある。
 ビーチ練習のお昼時、サンドイッチをパクついている私にバリーが、「今日の夕方、フィッシュアンドチップスを食べるだろ?」と聞くので、「もちろんいただきます。」と答えた。それはどうもバリーの家でフィッシュアンドチップスパーティの開催が決まった会話だったようだ。
 結局集まったのは13名。エマのクルマでフリーダと私たちはバリーの家へ。

P8220040 バリーの家の庭でフィッシュアンドチップスパーティ

 バリーの家はドーバー近郊の閑静な住宅街にある。“近郊”と呼んでも住所は“Dover”になっていて、どの家も二階建て。色も形もそっくりで、すべての家が庭付きである。またこの庭が行き届いていて、「さすがガーデニングの国だなぁ~」と思わせる。

P8220028 バリーの閑静な家

 ドーバーに行かれたことがある方は解ると思うが、古くからイギリスとフランスを結ぶ玄関口であるものの、ドーバーの観光と言えばドーバー城とホワイトクリフくらいしかない。まあ要するに“目的地”ではなく、“経由地”として名を馳せていると言って間違いないだろう。
 ドーバーの駅から港までバスが運行しているが、バックパッカーなどは歩いて移動している。ドーバーのメインストリートは1kmくらいしかなく、そこに日本にもあるケンタッキーやマクドナルドもあるし、銀行、スーパー、その他さまざまな小売店が立ち並んでいる。
 まあ歩いてもメインストリートだけならたいしたことはないし、駅から港までも徒歩で20分くらいあれば着けてしまう。
 こうやって書くと「かなり小さな町」と感じられるだろうし、実際、ドーバーに来られた方々は、この小さなエリアでことが済んでしまうために、本当のドーバーの顔というか、喧騒的な部分のドーバーしか知らないのではなかろうかと思える。
 実際は、東京で例えると喧騒的な竹下通りの隣が閑静な明治神宮といった感じか?? まあ私のセンスではこの程度の比較材料しか浮かばない。
 もちろん閑静なドーバーにもショッピングが楽しめるお店はたくさんあるし、B&Bやレストランも立ち並んでいるが、何か品が違うのである。
 同じドーバーでも、「どちらに住みたい?」と私に聞かれれば、迷わず「閑静な方」と答えるだろう。

キンちゃん日記/8月21日(土曜日)

 朝5時30分に起きて弁当を作ったり、朝ご飯食べたり、家計簿付けたりして、恒例の海練習(地元ドーバーの週末の海練習)へ出掛けた。
 スタッフは朝8時集合。一番乗りで出掛けたものの、フリーダが先にお孫さんを連れて来ていた。

P8210024 フリーダの孫、二ール(キンちゃんご用達のパイロット)の息子。ネズミ小僧ジロ吉ではありません。

 去年はあんなに小さかったお孫さんも、今や私と身長が変わらずデカクなっていた。成長が早過ぎる。
 久しぶりにスタッフのメンバーにお会いしたが、顔ぶれは変わらず。変わったのはスイムキャップに書かれていたナンバリングが、右手の甲にマジックで書かれるのだけだった。まあなかなかいいアイデアである。
 今日は4時間泳いだが、始めの2時間は寒くて手がかじかんで、グーしたりパーしたりして泳いでいた。が、3時間ぐらいから手がかじかむのは治まった。雲空が続いて、海は結構海荒れていたけど楽しかった。
 先生はボランティアの仕事でハッスル、ハッスル。キンは泳ぎ終えてから皆のスイミングキャップの後片付けで忙しかった。

 たまたま火曜日のテスコに連れて行ってもらったにバリーに、「ドーバーで有名なフイッシュ&チップスが食べたい」と言ったら、「土曜日だ!」と言われ、半信半疑だったが、今日は「4時50分に迎えに行くから!」と(ビッグ)エマに言われ、バリーの家の庭でフイッシュ&チップスパーティー(or ウエルカムパーティー)を開いてくれた。
 13人集まったよ。結構良い待遇を受けていますよ。

発音が・・・(トラ)

 今日はクリフ(ビーチボランティア)がビーチに来た。平日は日替わりで来るのかな?? バリーも来たが、「仕事だ」と言ってすぐに帰ってしまった。
 1年ぶりのクリフとの再会に、よく見ると彼はキリマンジャロのTシャツを着ている。どうやら去年、登ったらしい。「いやぁ~、高山病になっちゃって頭ヨレヨレだったけれど、どうにか登頂してきたよ」と笑った。
 他に彼は今年の6月(7月だったかな?)に、「クリフ」と言う名のチームを作ってチューリッヒ湖(スイス)のスイムレースに参加している。ちなみにこのレースには先日ドーバーのビーチであったドイツ人女性、バサンティも参加している。もっと言わせていただくと、キンちゃんと大の仲良しのマギー(ドイツ)は昨年このレースに出場して年齢別女子で優勝している。
 もう一度話は脱線するが、ドーバーの名所は「ホワイトクリフ」と呼んで、白い断崖絶壁が海岸にどこまでも続く美しい景色である。それぞれのクリフには「シェークスピアクリフ」とか「アボッツクリフ」など(チャネルスイマーがよくスタートするところ)名前があるが、そのうちの最もスタート地点として有名な“シェークスピアクリフ”を「これからは“クリフズクリフ”と呼ぼう」とクリフが言い出して、みんなを驚かせていたりした。

 脱線が過ぎるので話を戻す。
 「慣れ」とは恐ろしいもので、当初“ゴリラ君”にしか見えなかったドデカイスイマーも、時間が経つに連れて“ゴリラ君”から“普通の人”に見えてくるから不思議だ。
 もちろんいろいろ喋り始めるから親近感が増すのは、“普通の人”に見させる要因でもあろうが、やはり「慣れ」が一番の要因だと思う。
 話していて驚くのは日本に対する関心の深さだ。「アリガトウ」、「サヨナラ」、「コンニチハ」くらいは話すし、もっと驚くのは来日経験のあるアメリカ人だ。「お先にどうぞ」とか「酒は美味しい」とか、1から20までをスラスラと数えてみたり、“ティーセレモニー”にも参加したりしたことがあるそうだ。ちなみに日本酒は「Sake」として、「寿司(Sushi)」と並んでインターナショナルな言葉になっている。
 また「キンちゃんの職業が和菓子職人だ」と言うと、「オオ、餅!」とまできたからたまげたものだ。
 そんなこんなの会話で困るのが“発音”である。例えば「人形」を「ドール」と私が発音すると、まったくわかってくれなかったので、紙に“Doll”と書いて筆談にすると、“Oh, Doll”と言うので「ドール」と言うと、「発音が違う。“Doll”」。「ウ~ン、だから“ドール”」。「No,“ Doll”」。
 “ドール”も“Doll”も私には一緒にしか聞こえないのだが、彼らは違いがわかるのだろう、“ドール”と“Doll”が延々と繰り返されていた。
 そういえばアリソン(アリスン: Alison)の船、“Roco”も、「ロコ」と言うとバリーはわかってくれなくて、「アリソンの船だよ」と言うと、「ああ、Roco」と言う。「ロコ?」、「No, Roco」(“ゥロゥコ”と聞こえる)が延々と続く。
 いずれにせよ私は「R(アール)」と「L(エル)」の発音が出来ていないようである。それでも「最近イシイはメールの含めて英語が上達した。」と言われてメチャクチャニヤニヤしているのではありますが・・・。

P8200010  写真はキンちゃんとリズ(エリザベス・フライ:エリザベスを短くして“リズ”と呼ぶ。外国では例えば“ダニエル”を“ダン”と呼んだり、“アリソン”を“アリ”と呼んだり、名前を短くして呼び合うのは普通に行われている)
 ちなみにリズは、アン・クレブランド、マーシー・マクドナルドと並んでアメリカでは有名なOWS女性スイマー。3年ぶりに会うのかな? 今年はドーバーの2-wayを泳ぎに来ています。今は天候の回復待ち。
 そして“ドール”と“Doll”を延々と続けた相手。

キンちゃん日記/8月20日(金曜日)

 昨日のカレーは美味しかったなぁ~。

 今日の朝ご飯は残りのカレーに残りのご飯を入れて混ぜて食べました。少し辛さが半減したみたい。でも美味しかった。他にジャワカレーの辛口を持って来ているけれど、それはそれで違う味でいいか?

 今日も朝9時からビーチ行き。2時間泳いだよ。
 それからは相変わらずの井戸端会議状態。隣ではメキシコの団体が歌を何回も歌って賑やかです。

 エマの旦那さんのピーターと、私は練習内容について話しました。

 後はリズ(エリザベス・フライ)と2-wayのことで話しましたが、やはり天候が良い日はなかなか無く、空振りで帰ることが多いとのことです。

 リズも自分のことを「嵐を呼ぶ女」と言っていたよ。私と一緒だって!

 月曜日から小潮(泳ぐ期間)なのに、ちっとも良い天候には恵まれず、一番予約のリズはずっと待っているんだからね!

 6月と7月は、天候がずっと良かったらしい。早く良い天候にならないかな?

キンちゃん日記/8月19日(木曜日)

 時差ボケで2時30分には目が覚めてしまう生活パターン。「どうにかならないか?」と、携帯でblogを更新する。先生からは「パソコンから打ちなさい」と指示されるが、パソコンは苦手。携帯からの方が早い私なのである。
 イギリスに着いてから「海外パケットし放題」(一日1480円)というのに入ったが、どうなるんだろう? ドーバーの予算も通信費がかなり高い。先生はいろいろなところから電話が来るし、私は家族から毎日4回はかかってくる。

 1時間ぐらいでblogを書き込み再び寝て、6時に起きてカレーの準備をする。先生が東京の御徒町にある美味しいカレー屋さん「デイリー」でルーを二袋買って持って来たのである。
 何度か私も御徒町に行って食べに連れて行ってもらったことがあるが、とても辛くて美味しく、私の住まい、岡崎(愛知県)までそのルーを送ったものだ。
 そうそのルーは出来上がっているので、後は鶏肉と茹でておいたジャガ芋をカレースパイスで炒めてルーを入れて温めるだけだが、その時に、沸騰させてはいけないみたいだよ。辛さが抜けてしまうのかな?

 そうそう、余りにもの私の我が儘さに、毎日先生ヤカンみたいに膨れ上がって頭の毛がかなり薄くなってきた。ほどほどが一番いいのである。

 チキンが5本残ったので、塩、胡椒、ガーリック、ジンジャーで下ごしらえ。昼のビールのつまみで冷蔵庫へ保存。後は生野菜を用意しときました。

 朝ご飯にパスタでも作ろうとしたが、先生は「パンを食べる」というのでパンにしました。
 日本から米を8kg持ってきたので、一日一回、米が食べられます。イギリスに売っている米は、細長くてパサパサです。まあ、米を殆ど食べないパン食だからしかたがありません。
 日本だと私はパンはあまり食べない人だから、と言ってもビールがあるから問題ない!
 そうテスコでパンに塗るバターを皆が買っていたのと同じ物を買ったら、60%脂肪が少ないらしいのを買ってきてしまった。パンに塗ったら味がないこと味がないこと、美味しくない。やはりダイエットする方はこういうバターを買うのかな?
 ダイエット食品は味がないのだろうか? テスコでいろいろな買い物で77.12ポンド使いました。
 そのレシートや他のレシートを見ながら家計簿を付けます。もちろん英語ですが、だいたい字を見ればネギでも白菜でもわかるようになってきたのは、毎年来ては家計簿を付けているせいであろう。
 英語は話せないが、少しの進歩である。今、気がついた。毎日買い物しているサマーフィールド、名前が変わっている。そう、売り場のお肉屋さんなど、「配置転換したなぁ~」と思っていたが。レシート見てわかったよ。「The co-operative」と言うんだ。そうか、そうだったんだ。鶏肉の丸焼きは少ないし、高かったよ。
 もうひとつ、トイレットペーパーを買いに行ったが、特売で12ロール5ポンド(750日本円)。高すぎる。日本で私は特売で198で買っているのに。びっくりしたよ。節約節約である。

 何だぁ~、かんだぁ~しているうちに、ビーチへ。アリが今日も来ていた。アリはとても優しい女性で私と接してくれます。日光浴しながら泳いでいます。そして、泳者のサンダルを潮の満ち干で移動していましたよ。
 2時間泳いだ私でしたが、今日は波が荒く、日が出て来ないので寒く感じました。今日はあんまり皆さんの泳いでいる気配のない日です。ビーチに上がればいつものメンバーがいましたけれど。
 バリー夫妻もトレーナーやらドーバーグッズをたくさん売っていました。

 シューズ。たまたま日本にいる時に雨だったので海には行かず、土岐のアウトレットに暇だったからドライブがてら買い物に行きました。たまたまニューバランスのお店屋さんのショーウインドーを見ると、私が欲しかったシューズが!
 それはグアムに行くコンチの飛行機の退屈しのぎで置かれている雑誌に、間寛平さんが走っているときに履いていたシューズが載っていて、「欲しいなぁ~」と思っていました。それが飾ってあり、思わず買いました。私は赤色バージョンを選択しましたが、なかなか派手です。それを今回ドーバーで履いています。何せクルマもない、自転車もない。歩く生活が一ヶ月も続くのですから。
 このシューズがカッコイイと気がついたのはバリーです。長ズボン履いているのに、よくわかったよな!
 後はサイパンで私は面白いびっくり箱を買ってドーバーに持ってきました。それは美味しそうなナッツの絵と「ナッツ」と英語で書いてある円筒形の箱ですが、その箱をバリーに渡し、「これ美味しいから食べてみりん」と言ったら、蓋を開けるや否や、バネがついているおもちゃが「ピー!」と言いながら飛び出す仕組みのびっくり箱です。
 バリーはとてもびっくりし、「今度はアイリーンだ!」とアイリーンに渡したら、これはびっくりし過ぎて飛び跳ねてしまいました。ちょっと怒ってたかも。
 次のターゲットはフリーダです。どじかられる(怒られる)かも。まあ、ミユキは真面目で通っているから、こういう姿も見せておいた方が良いよね。本当の姿はいたずら大好きなんだからね。

 ビーチではよくわからない人が、「ノートにサインが欲しい」と来ていたよ。7回ドーバーを泳いだ記録を私は書きましたが、メキシコ人のノラも6回書いていたなぁ~、多分メキシコのChannel Queenだと思う。

P8190008 メキシコのChannel Queenノラと、日本のChannel Queenキンちゃん

 と、そんなこんなで今日は終了。先生は洗濯機と戦っています。

トラ日記/8月19日(木曜日)

 いつもドーバーに来る度に初めに感じることだが、周囲のスイマーの体格の大きさがとにかくやたらとデカイ!!
 女性でも身長170cmが標準。というくらいに大きい。これが男性とくれば身長200cmくらいで体重は100kgもあろうかと思わせるほど肉付きがよく、「大きい」と言う表現を通り越して「ドデカイ」と言うのが合っている。
 まあドデカイ彼らには内緒だが、輪になって話すと、まるでゴリラたちと会話しているような錯覚に陥ることさえある。(ホントに内緒! 特にアメリカ人は声もデカイし態度もデカイ!!)
 ただ日本人と感覚が違うのは、ドデカイ彼らは人懐っこく、とてもフレンドリーで陽気! すぐに友達になれるところである。
 そしてふと横を見ると、身長150cmのちっちゃ名キンちゃんがいる。まるで大人と子供。
「これが“ドーバー海峡を泳いで渡る”という行為で、同じ土俵に上がるんだよなぁ~」と思うと、「フー」とため息が漏れてしまうのである。
 それでも「キンちゃんは日本のQueen of the Channel(ドーバー泳の女王)で、すでにドーバーは7回泳いだ」と言うと、「オオオオオ!!」と歓声が上がり、ゴリラ君たちからの見られ方が急変するのである。
 それでも彼らの大きさから見て、キンちゃんの体格にはハンデがあるように思う。

 ところがそんな心配が時に振り払われることがある。それはドーバーに来てからの練習量である。
 私たちは朝9時にはビーチにいて、そのころに泳いでいるスイマーは4~5名程度。そしてその後を追うようにキンちゃんが泳ぎ始めるのが9時20分。
 10時くらいになるとゴリラ君たちが集まり始め、まあペチャクチャとお喋りが始まる。そしてそのお喋りは延々と続くのである。日本にいると「お喋りは女性の専売特許」と思っていたが、ゴリラ君たちは男でもお喋りである。「よくそんなに喋ることがあるなぁ~」と感心するほど・・・。
 「今日は何時間泳ぐの?」と私が聞くと、「1時間か2時間」と答える彼らだが、実際に泳いでいる時間は“言った時間の半分”とみて間違いない。
 つまり10時過ぎに泳ぎ始めると、11時には上がって来てお喋りしながら帰るのである。
 11時30分。2時間はタップリ泳いだキンちゃんが上がってきたときには、お喋りでやかましかったビーチを知らずにいるのである。
 そして何よりもの違いは、上がって来てからの態度である。キンちゃんは貫禄タップリの威風堂々と上がってくるのに対して、半分以下しか泳いでいないゴリラ君たちは小さく震えている。おそらくその小ささは、ビーチで会話する輪のゴリラ対子供の立場が逆転する様である。そんな時、さすがキンちゃんはChannel Queenなのだなぁ~と実感する。
 確かにドーバーに来て“強化練習”とは思わないが、水温やドーバーの気候に合わせるための調整練習としても、泳ぐ時間が“1時間以下”では短すぎるし話にならない。
 ちなみに私の肉体温度計では水温16℃。キンちゃんも上がってくるなり「昨日より冷たい」とこぼしていた。
 ドーバー泳は「見た目」だけではないと実感する瞬間であった。

 さて、ビーチでは今日もバリーとアイリーン夫妻がやって来て、CS&PF(ドーバー泳の公認団体)のオリジナルグッズ(パーカーやTシャツ)を売り始めた。ノラを始めとするメキシコ人スイマーたちがリクエストしたからである。
 職業柄であろうか、販売実績をつぶさに観察していたキンちゃんは、「今日はけっこう売れていたよ」と私に報告してくれた。

P8190004 キンちゃんとバリー(ドーバーのビーチで)

 そんなバリーと話したのだが、今年は6、7月と天気が良かったそうで、8月になってから天候が安定しないとぼやいていた。水温も例年に比べて低いそうである。まあ「嵐を呼ぶ女、キンちゃんの登場だからなぁ~」と私は思っていたが・・・。
 そう言えば今年はネットでメールが閲覧できるようになったわけだが、CS&PFのセクレタリー、マイケル・オラムからメールが入っていて、「イギリス側ではそうでもないが、フランス側では風速20m前後の強風が吹きまくっていて、この天候はしばらく動きそうもない。」のだそうである。
 まあ、ここ数年キンちゃんの「嵐を呼ぶ女」が定着しているわけだが、出来ればそろそろ卒業してもらいたいものである。

キンちゃん日記/8月18日(水曜日)

時差ボケ真っ只中。
昨日は疲れていて、寝不足で早く寝たものの朝2時に目が覚めてblogを書いていた。
まあ4時にはビールの力を借りて寝たが、先生に6時30分に起こされる。もう少しゆっくりしたいのに!

朝ご飯が出来ていた。
パンが焼いてあり、卵焼きがその上にのっており、その上に豚肉の焼いたのが乗っていた。
ご飯も鍋でたかれ、「今日の昼ご飯はおにぎりだ!」と、遠足に出掛ける子供みたいに先生は張り切って、佃煮をご飯の中に入れながら握っている。

海練習から帰って来てすぐ食べられるように、私は生野菜の用意をした。
ビールのつまみはジャガ芋を茹でたのとトマトスライス、レタスにセロリである。

こちらイギリスではセロリが束になって売っている。でも日本に比べると形が違う。とは言うものの、説明しにくいのでこの件に関しては却下。

8時40分にはハウスを出て銀行に行ったが、水曜日は何故かオープンが10時ときている。仕方がない、帰りに寄ることにした。

ビーチでは早々と3人のスイマーが泳いでおり、右方から歩いている人を見ればアリ(日光浴の好きな地元の女性)ではないか!
アリと言えば去年ビーチであってお友達になった、同い年の彼女。グリーンカラーが大好きな彼女。こうしてまた再開するとは思ってもいなかった。
アリもまた、「ミユキとこうして、会えたのがびっくりした!」と語っていた。
泳ぐ前だったので話しは少しだけにして、私は泳ぎ出した。
ドーバーでは冬の海練習をしている感じで寒い。
始めは身体が慣れるまでピッチは速めだが、5分ぐらい泳げば一分間のピッチ数は63ぐらいに落ち着いた。
手もかじかまず、1時間半泳いだところでオレンジ色のキャップをした女性が私を待っている雰囲気。「誰かしら?」と話をすると、ドイツ人のバサンティである。
一昨年だったか? バサンティがドイツに帰る前日、荒波の中を一緒に泳いだ友達である。
大雨と大風ビュービューの天候。誰も海練習なんかしていないのに、私とバサンティだけ泳いだよ。
荒波なんて私は得意中の得意。誘われて始めは嫌々泳いだが、海に入れば私の方がリードし、バサンティは「もう止めよう」と言っていたが、火がついてしまった私は途中でやめることを拒み、結局この時は二人で45分泳いだかな?
一番怖かったのはビーチに戻る時。荒波にもまれ、スイミングゴーグルが外れそうになり、息も出来ずにたどり着いた感じ。死ぬかと思ったよ。
こんな感じの出会いから、お友達になったが、バサンティが二倍以上に太り、びっくり! 誰だかわからないぐらい。
今日の19時にドイツに帰り、また28日にドーバーにくるらしい。海練習でこちらに来ていたみたいだ。
彼女は9月にソロにチャレンジするらしい。

今度私が2時間20分泳ぎ、ビーチに戻るとエマが立っていた。そう一昨年、チャモロ人(ミクロネシアの人々)を連れてリレーとソロを完泳させたアメリカ人女性。ロタで結婚式を挙げた夫婦。
今年は旦那様がソロにチャレンジするそうである。「2時間泳ぐ」と言っていたそうだが、ビーチに上がってきてからは痩せているので震えていた。
彼が地元サンフランシスコのスイムキャップをくれたので、私はスイミングゴーグルの曇り止めをあげた。
石井先生から聞いた話によると、彼は泳ぐ前、ゴーグルをタオルで拭いていたらしい。そこで先生が雲り止めを塗ってあげて喜んでいたらしいが、「タオルでゴーグル拭いたら傷がつくよ。それにスイムキャップもゴム製品。シリコンに変えなきゃダメだよ。明日教えてあげよう。」と先生と話した。

今回の潮で二番予約。アリソン(アリソン・ストリーター)の船(ROCO)だそうだ。後はアメリカ人、メキシコ人のノラ、鳩のダッセルバ、フーバーゲストハウスのオーナーなど、懐かしいメンバーに再び会えた。
やはり私にとってはドーバーが一番お気に入りの場所だ。

トラ日記/8月18日(水曜日)

ええ、イギリスからインターネット(パソコン)で書き込んでいます。

とは言っても我アパートでは無線LANが届かず(100mはないと思うが)、大家さん宅の庭を拝借して書き込んでいます。

今まではケータイから書き込んでいましたが、これからはなるべくパソコンからにしたいなぁ~と思っております。(ケータイからの方が簡単なので、やはりケータイが主になるかなぁ~???

とりあえず本日の出来事。

1年以上ぶりにビーチに行って来ました。天候は晴れたり曇ったり。晴れると日差しが強くて裸になるのですが、曇るとシャツを着込みます。そんな天気、水温はトラの肉体水温計で17℃。(キンちゃんはもう少し冷たいと言っていますが・・・)

午前9時にはビーチに着いていて、泳いでいる人は5名くらい。

キンちゃんも着替えて早速泳ぎに行きましたよ。「1時間」と言って・・・。

それからビーチには来るわ、来るわ、世界のスイマーたちが!!!

まずはやって来て「イシイ??」と声をかけてくれたのはドイツはハイデルベルグのスイマー、バッサンティ。

彼女は9月に泳ぐらしく、今回はトレーニングだとか・・・。で、今日、ドイツに帰って仕事して、28日に再びやって来るようです。(近いと良いなぁ~・・・)

で、「ミユキが泳いでいるよ」と言うと、「追いかけて一緒に泳ぐ!」と飛んで行きました。

これでキンちゃんの泳ぐ時間は1時間以上になることでしょう。(良いことだ!)

次に現れたのはサンフランシスコ(アメリカ)から来たエマ夫妻。

今回は旦那さんの方が1-wayに挑戦するようです。

次にメキシコから来たスイマー、ノラ。

いちおうキンちゃんはドーバーを7回泳いで、日本人としては最多なので「日本人ドーバー泳の女王」と呼ばれていますが、ノラは“メキシコ人ドーバー泳の女王”です。(で、何回泳いだんだろ?? 明日、聞いてきます!)

今回はメキシコ人チームの世話役として来ていて、過去には4-way女子リレーで世界記録を樹立しています。ゆくゆくは2-wayソロスイムを狙いたいとか!!??!!(キンちゃんの影響??)

2-wayと言えば、アメリカのリズ・フライもやって来ました。今回は2-wayソロスイムのチャレンジで、今回の潮で泳ぐ予定です。

他に名前がどうしても出てこないのですが、彼らは私たちを知っているイギリス人スイマーたち。今年チャネルスイマーになったお隣、フーバーハウス(ゲストハウス)の代表。

CS&PFのボランティアたちは、フーバーハウスでよくミーティングをするので、私たちを知っています。それに過去には明治生命(?)のリレーチームがフーバーハウスに滞在したようで、その写真を私たちに見せてくれました。

他にいつもビーチにやって来る“ハトのおばちゃん”ことダッセルバと彼女の仲間たち。

日光浴の好きなアリソンとも会いましたよ。

まあまあたくさんたくさん会いました。

ノラは自分のチームメンバーを紹介してくれましたが、そんなに覚えられません。

エマはアメリカ人スイマーで「2-wayを泳ぐ」と言う男性を紹介してくれましたが、発音が難しく、覚えられません。

とにかく懐かしい顔が並んでいます。

皆さんが「ミユキ」とか「イシイ」と呼んでいただけるのは、ありがたいことです。

今回は写真なし!

キンちゃん日記/8月17日(火曜日)

キンちゃん日記/8月17日(火曜日)
キンちゃん日記/8月17日(火曜日)
キンちゃん日記/8月17日(火曜日)
天候は曇り、時々雨。最高気温は23℃くらいかな? そして時差ボケの一日目。
イギリス時間の朝4時に起きて片付けしながらビールを飲み、また少し寝ました。
9時にバリー(ビーチボランティア)夫婦とテスコ(郊外の大型スーパーマーケット)へ買い物に行き、生活に必要な食材をたくさん仕入れましたよ。なんせ一ヶ月の滞在ですし、自炊なので、用意するものはたくさんあります。
だからクルマで買い物がしたいのです。普段は乗り物がないので歩いて行きますが、ビールや水を買った時は、かなり重たいですから・・・。
12時にハウスに戻り、銀行へ両替に行きました。銀行の受付嬢にもビーチボランティアがおり、毎年行っていることもあるので皆さん声をかけてくれ、とても親切でした。
一日500ポンドまでしか両替できません。これからは、毎日通うことでしょう。

写真はテスコで売っていた寿司(2ポンド)、ヤクルト、海苔や蕎麦、うどん等が置いてある日本食のコーナーです。

キンちゃん日記/8月16日

キンちゃん日記/8月16日
例年ですと、ドーバーへは出発前日に成田空港近くのホテルに泊まって、翌朝にヒースロー空港へ飛ぶ英国航空(プリティッシュ・エアー:BA)に乗ります。それは成田からヒースローに向かう飛行機の中で、最も早い時間であって、直行便では最も運賃の安い飛行機だからです。
何故ならば、安いばかりではなく、その日のうちにヒースローからドーバーへは余裕を持って移動することが出来ます。(名付けて「BA作戦」)

ところが今回の渡航ルートはいつもと違います。まずはドーバー泳のためのエスコートボートの予約が8月17日からで、それに合わせたフライトスケジュールは変わらないのですが、私は8月10日から8月15日までが仕事で忙しく、16日の1日しか移動日が取れないのです。
つまりいつもなら成田空港近くのホテルに泊まり、次の日の朝早いBAでヒースローまで行っていましたが、それは無理。そこで当日セントレアから成田へ飛ぶ日航機(JAL)で移動し、そのままJALでヒースローに飛ぶ作戦にしました。(名付けて「JAL作戦」)

BA作戦、JAL作戦両者の長短を比較してみましょう。
BA作戦の長所:
運賃が安く、その日の内の最も早いフライトなので、ヒースローからドーバーまで移動するのに余裕がある。
短所:どうしても私は前日に成田泊が必要で、我が家(愛知県)からの移動や宿泊に費用と時間が必要。

JAL作戦の長所:
我が家からドーバーまでの移動が最短時間である。
成田⇒ヒースローの運賃と、セントレア⇒成田⇒ヒースローの運賃は驚くほど変わらない。
短所:運賃が高く、ヒースローからドーバーへの移動に余裕がない。

まあ以上のような長短があるにしても、今回、私はJAL作戦を選びました。JAL作戦の欠点である高い運賃は、BA作戦の欠点である成田への移動費や宿泊費で少しは埋め合わせが出来るだろうと考えたからです。それでもまあBAよりJALの運賃の方が高いのですが、いかんせん私には時間がないのです。

8月16日08:35、セントレア発のJAL便で私は成田空港に向かい、石井先生と落ち合いました。
成田12:00発、JL401便はイギリス時間、8月16日の16:00(日本時間、8月17日の00:00)に到着。この12時間も飛行機に乗っている間、一睡も出来ず、用意されている映画を8本ちかく見ましたよ。
JALだったので機内食も日本料理、とても美味しかったです。
座っているだけなのでお腹の方は空きませんが、気分転換に食べておいた方が良いと、全部平らげてしまいました。お陰様で今もお腹一杯。
とても眠たかったですが、ビールを飲んでたら目が覚めてきました。だって、日本時間からもう24時間以上起きているのですから。

無事ヒースローに到着。
飛行機の機内放送で「昼間は22℃」と言ってましたが、だいたい平年並みだと思います。
ヒースローに着いてからはいつも電車でドーバーまで行ってましたが、今回はヒースローに着く時間帯が遅いのと、去年は先生が電車を三回間違えて、またもや遅い時間帯から間違えたらビクトリアで電車乗り換えの時、ドーバー行きの電車が少ないためなくなる可能性大と判断したのと、29.9kgのスーツケース移動はとても大変であるということで、タクシーでヒースローからドーバーまで移動しました。お金は掛かりますが、無難な線を選択しました。
タクシー運転手はフリーダが予約してくれて助かりました。
その方はスティーブ・スミスと言い、ドーバーを4回泳ぎ完泳し、来年2-wayにチャレンジするそうです。

こうして日本時間8月17日03:42、イギリス時間8月16日19:42(サマータイム使用中、時差-8時間)に無事、ドーバーに到着しました。
こちらは夜中の22時にならないと暗くなりません。そして、肌寒いので半袖からトレーナーを一枚着ましたよ。

と、こんな長い長〜い過程でドーバーに着きました。さあ、そろそろ寝るか!

ヒースローからドーバーへ

ヒースローからドーバーへ
ヒースローからドーバーへ
今回はビーチ練習のボス、フリーダ(Freda)のはからいでタクシーです。
大きなメルセデス ベンツは少しもったいないかな?
タクシー ドライバーのスティーブ(Steve Smith)も実はチャネル スイマー。
ドーバー到着前にチャネル スイムの話で盛り上がりました。

行ってきます!

行ってきます!
いろんな応援メールをありがとうがざいました。
そして、昨日、身内の方々で壮行会をやっていただいています。ありがとうございました!
気をつけて行ってきます!

ワールドOWSニュースダイジェスト

  • 8月8、9日:ドーバー海峡で、スー(Sue)ことスーザン(Susan Oldham: オーストラリア)が、女性最高齢記録を更新しました。彼女は64歳。記録は17時間32分。

今までの記録はリンダ(Linda Ashmore: イギリス)で、2007年に60歳10ヶ月と4日。記録は15時間11分でした。
しかしその前はやはりスー(Susan Oldham)で、2006年に16時間03分で泳いでいます。つまり彼女は2回目の横断で、2回目の更新なのです。
ちなみに男性の最高齢記録はジョージ(George Brunstad: アメリカ)で、70歳と4日。2004年に15時間59分で泳ぎました。

http://believeachieverunner.blogspot.com/2010/05/english-channel-swimmer.html
http://www.byronnews.com.au/story/2010/08/10/perth-grandmother-swims-english-channel/
http://www.australiangeographic.com.au/journal/perth-grandmother-oldest-to-swim-english-channel.htm
http://newcastle.iprime.com.au/index.php/news/prime-news/wa-granny-swims-english-channel

  • 8月11日:オンタリオ湖(アメリカ、カナダ)で、ミゲル(Miguel Vadillo: メキシコ)が横断泳に成功しました。

距離は52km。時間は18時間04分。天候は晴れで湖面はフラット。水温21℃、気温35℃。絶好の遠泳日和だったようです。
http://www.thestar.com/news/gta/article/845895--live-star-designer-swims-across-lake-ontario

  • ドーバー泳リレーチームメンバー募集:クラウディア(Claudia Markwardt: ドイツ)は、今年の7月に彼女が病気のため、リレーチームに加わることができませんでした。そこでそのチームは6名ではなく、5名で成功させました。

しかしクラウディアはどうしても泳ぎたいと、インターナショナルリレーチームを作る決心でメンバーを募集しています。
彼女の最終目的はソロスイムですが、その前の経験としてリレーで泳ぎたいようです。
2011年か、2012年夏に実施できれば・・・と考えているようです。
時折、当方に「リレーで泳ぎたいが・・・」と問い合わせてくる貴兄!
チャンスですぞ!!
彼女に連絡が取りたい貴兄は、このブログのコメント欄にメールアドレスとお名前をご記入して送信してください。
送信された貴兄のお名前やメールアドレスは、クラウディア以外に公開されることはありません。

  • ドーバー海峡横断泳成功者の最新情報は、こちらをご覧ください。

  • その他たくさんあるのですが、紹介しきれずごめんなさい!

キンちゃん準備完了(よくある質問:費用)

キンちゃんの、今年のドーバー泳準備がほぼ終了しました。
飛行機、宿、船などの予約は完了です。
内容は次の通りです。

  • 出発日:8月16日
  • 帰宅日:9月15日(日本着:16日)
  • 泳ぐ予定日(小潮)
       8月17日~24日 1-way(3番目)
       8月30日~9月6日 1-way(3番目)

* 過去の経験から、3番目なので小潮の期間より後方にずれ込む可能性が高いようです。そこで泳ぐ期間より後方に余裕を持った日程にしました。

  • エスコートボート:キンちゃん御用達、エスコートボートはいつもの「SUVA」、パイロットはニール(Neil Streeter)です。
  • 宿:いつものアパート。日本で言うウィークリーマンションとかマンスリーマンションと同じシステム。家具や食器が揃っていて完全自炊スタイルです。
      これで2名1泊、£40(約6,000円)。
      ちなみに部屋は日本のものより大きく豪華です。(ダイニングキッチン:10畳くらい、寝室:10畳くらい、居間:20畳くらい、バス・トイレ付)

えー・・・、こんなことを書いたり話したりすると、“必ず”と言って良いほど聞かれるのが「費用はおいくらくらいですか?」です。
キンちゃんの場合、「泳げる状態を作るために、年間、約新車一台分くらいのコストが掛かっています。」と私は説明しています。

しかしこれではわかり難い。
そこでココではごく普通のオーシャンスイマー、Aさん(東京出身)に出てもらって、彼が1-way solo swimを行うという前提で予算を出してみましょう。

Aさん+サポート1名がついて、合計100万円です。
(泳ぐ期間が約8日間なので、10日間滞在すると設定して)

内訳
1. 飛行機代(成田~ヒースロー往復航空券)
   1名:約20万円
   (直行便だとこれよりも少し高く、経由便ですとこれよりも少し安いようです。)

2. 船チャーター料とCS&PF(横断泳公認団体)への参加費用
(詳しくはこちらをご覧ください。)

   船チャーター料は(2010年の場合)
     £2250 for a 1-way crossing(デポジット£1000を含む)
     £4350 for a 2-way crossing(デポジット£1350を含む)
   となっています。
* 何らかの都合で泳がなくとも(泳げないでも)、デポジットの返金はありません。

現在、£1=¥150くらいですから
     1-way=337,500円
     2-way=652,500円
となります。

CS&PFに支払う費用は
・管理費(A)
   A     1水泳ごと: £100.00
・会費(B):(2年間有効)
   B-1  個人:£15.00
   B-2  家族:£20.00
   B-3  特別:£67.50(10年有効)
・海峡横断費(C)
   C-1  1-way: £100.00
   C-2  2-way: £200.00
   C-3  3-way: £260.00
となります。

Aさんが初めて1-way solo swimに申し込むならば、
船チャーター料・・・・・・・・・337,500円
CS&PF: A + B-1 + C-1 = £215 (32,250円)
+雑費(振込手数料など)で
約40万円
となります。

3. 滞在費
ドーバーのシティガイドはドーバーガイドをご覧ください。
またB & B(ベッド&ブレックファースト:朝食付き簡易宿泊施設)など、宿泊施設についてはこちらをご覧ください。

まあ安いところで1泊朝食付きのB&Bなら
シングル=£30くらい
ダブル=£50くらい
1名の昼食+夕食=£20くらい(かなり節約)
つまり1日の宿泊費+食費は£50と計算します。
(B&Bシングル+食費)×10日間=£500(75,000円)
となります。これに雑費(現地交通費など)を加えると
約10万円
となります。

つまり、Aさんがドーバーに行って10日間で泳いで帰ってこようと考えた場合、飛行機代(20万円)+船チャーター料とCS&PF登録料(40万円)+滞在費(10万円)=70万円です。
他にサポートする人(1名)の宿泊費(食費を含む)+交通費=30万円ですから、合計100万円となります。
* ただしこれには「診断書制作費」や「水温16℃以下の海で(ソロの場合)6時間(リレーの場合は2時間)泳いだ証明」の費用は含まれていません。
* 日本国内での練習(海練習も含む)に掛かる費用も含まれていません。

1-wayリレー(6名)なら1名当り37万円です。
内訳:

4. 飛行機代(成田~ヒースロー往復航空券)
   1名:約20万円

5. 船チャーター料とCS&PF(横断泳公認団体)への参加費用
     £2250 for a 1-way crossing(デポジット£1000を含む)
   これを6名で割ると、1名=£375。

CS&PFに支払う費用は約£50
・管理費(A)
   A     1水泳ごと: £100.00
・会費(B):(2年間有効)
   B-1  個人:£15.00×6名=£90
・海峡横断費(C)
   C-1  1-way: £100.00

(A+B-1+C-1)÷6名=約£50

* 1名当り:船チャーター料£375+CS&PFの費用£50=£425(63,750円)
  +雑費(振込手数料など)で、約7万円。

6. 滞在費
1日の宿泊費+食費は£50と計算
(B&Bシングル+食費)×10日間=£500(75,000円)
となります。これに雑費(現地交通費など)を加えると約10万円。

つまりリレーならば、10日間滞在で、飛行機代(20万円)+船チャーター料とCS&PF登録料(7万円)+滞在費(10万円)=37万円です。
(リレーなので、サポートする人は含まず)

さて、気になるキンちゃんの費用は

内訳
7. 飛行機代(成田~ヒースロー直行往復航空券)
   1名:約21万円×2名=42万円

8. 船チャーター料とCS&PF(横断泳公認団体)への参加費用
     £2250 for a 1-way crossing(デポジット£1000を含む)
     ×2回=£4,500

CS&PFに支払う費用は
・管理費(A)
   A     1水泳ごと: £100.00×2回=£200
・会費(B):(2年間有効)
   B-1  個人:£15.00 ⇒ まだ有効中のため£0.00
・海峡横断費(C)
   C-1  1-way: £100.00×2回=£200

船チャーター料£4,500+(CS&PF: A + B-1 + C-1)=£4,900
+雑費(振込手数料など)で約75万円。

9. 滞在費
2名1泊£40+2名分食費£20(ビール付)=£60
×30日+雑費(現地交通費など)=約20万円

他、土産代約3万円を含めると、約140万円になります。

飛行機代(42万円)+船チャーター料とCS&PF登録料(75万円)+滞在費(20万円)+土産代3万円=140万円。(サポートする人(1名)の宿泊費+交通費を含む)

Aさん1名(サポート1名を含む)が1-wayソロスイムを1回だとすると、100万円。
キンちゃん1名(サポート1名を含む)が1-wayソロスイム2回泳ぐと、140万円。
キンちゃんに言わせると、「高い交通費を払って行くのだから、泳ぐのが1回だけではもったいない」だそうです。

皆さんはどう思われますか?

ちなみにキンちゃんは、年間10回程度の海練習(シミュレーションスイム)を行っています。
1回の海練習に掛かる費用は約10万円。
つまり海練習10回×10万円=100万円
これをドーバー泳2回分の必要経費と足せば、約240万円。
他にキンちゃんご自身が通っているスポーツクラブや水泳教室。
これらを含めるとざっと300万円は越しているでしょう。(津軽泳は含まず)
すなわち、キンちゃんの年間の泳ぐための費用は、津軽泳も含めれば軽く300万円は突破するわけで、私の言う「泳げる状態を作るために、年間、約新車一台分くらいのコストが掛かっています。」が正しい(?)と言うことになります。

今がピーク?(ダイジェスト)

暑さも今がピークでしょうか?

皆さんも暑さに負けずに泳がれて、お元気のことと存じます。

仕事が今、ピークの私はブログの更新も間々なりません。

日本人オーシャンスイマーの企画も今頃がピークのようですが、海外のオーシャンスイムでも同様、今がピークのようです。

本当は一つ一つ取り上げてご紹介したいのですが、いかんせん今の私に時間が無い!

そこで簡単にダイジェストを!(写真もリンク先もありません)

  • スイスでは、
    チューリッヒ湖のスイムレース
    バサンティ(ドイツ)やサリー、リサ、クリフ、ジュリー(イギリス)らが参加
  • イギリスでは
    ネッド(Ned Denison)のジャージー島一周スイム
  • アメリカでは
    マーシー(Marcy MacDonald)によるOWSの企画
  • ドーバーでは
    ジョーン(John Van Wisse)の3-wayソロスイム、ドーリ(Dori Miller)の2-wayソロスイム。
    他にリチャード(Richrd Payne)などによる1-wayソロスイムなど。
    親しい友だちスティーブやジェフ(オーストラリア)の練習
  • 他には
    「アルカトラズからの脱出スイム」(アメリカ:日本のみっちょろりんさんも参加したことがある)
  • ペニー(Penny Palfrey)によるカタリーナ海峡横断泳(アメリカ)

などなどたくさんあり、実は以上がすべてではありません。

でも時間が無いのでこの辺でご勘弁を!

日本人オーシャンスイマーズ情報 on 2010

Miyuki_tsugaru ご連絡のあった方々からの情報です。(キンちゃんは除く)
他にご存知の方がいましたら、ご一報ください。

  • 実施予定日:2010年8月10日
  • 場所:津軽海峡(青森県津軽【小泊】 ⇒ 北海道渡島半島【白神岬付近】)
  • 名称:海魂(うみだま)
  • スイムタイプ:1-way リレー
  • ガイド:昨年、ドーバー海峡リレー横断泳に成功したグループによる挑戦
  • ウェブサイト:http://umidama.com/

  • 実施予定日:2010年8月12日
  • 場所:東京都伊豆大島 ⇒ 神奈川県江ノ島
  • 名称:鈴木一也
  • スイムタイプ:1-way ソロ(3名によるグループ泳)
  • ガイド:昨年、伊豆大島から茅ヶ崎まで泳いだ鈴木一也さんが、「10年は続ける」と言って今年も挑戦するもの。
  • ウェブサイト:http://ameblo.jp/going-my-way18/

  • 実施予定日:2010年8月16日
  • 場所:津軽海峡(青森県津軽【小泊】 ⇒ 北海道渡島半島【白神岬付近】)
  • 名称:守谷雅之
  • スイムタイプ:1-way ソロ
  • ガイド:2008、2009年の日本テレビ「24時間テレビ」で泳いだ「津軽海峡横断泳」で“水泳コーチ”としておなじみの守谷雅之さんが、ご自身で挑戦するもの。
  • ウェブサイト:http://tsugarukaikyou.cocolog-nifty.com/letsswim/

  • 実施予定日:2010年8月17日
  • 場所:津軽海峡(青森県津軽【小泊】 ⇒ 北海道渡島半島【白神岬付近】)
  • 名称:中沢グループ
  • スイムタイプ:1-way リレー
  • ガイド:ドーバー海峡や佐渡海峡など、毎年何処かの海を泳がれているご婦人グループの企画。
  • ウェブサイト:なし

Nick’s swim details

Swimmer: Nicholas Cederwell (Nick: UK)
Pilot Boat: SUN・Ⅱ
Pilot: Syuji Yasozumi
Observer: Haruyuki Ishii
Date: 23rd (Fri) July, 2010
Place: Tsugaru Channel (Honsyu (Sai Shimokita Aomori) to Hokkaido (Toi Hakodate))
Swim type: Solo swim   1-way

P7230028

Time: 6 hours 00 minute (Unsuccessful)
Weather: Rain followed by cloudy
Water temperature: 18.6 – 21.5 ℃
Air temperature: 21.6 – 22.5 ℃
Wave height: 1.0 – 1.5 m
Wind direction: Southwest – West   Wind speed: 3.0 – 6.8 m/sec
Current direction: East-southeast - East    Current velocity: 0.5 – 1.0 knots
Visibility: 5 Nautical miles
Stroke rate: 46 – 58 time/min
Feeding: Carbohydrate + Fruit sugar + Tea = every 300ml/40min

Tide: Kaigan-town Hakodate-city Hokkaido (41°47′N  140°43′E)
     Sunrise: 04:21      Sunset: 19:05
     Moonset: 01:17            Age of: The Moon   11.3
Ebb and flow: Tide name: Young tide (Neap tide)
     H.H.W: 00:03   0.95 m      L.L.W: 08:02   0.27 m
     H.W:   15:18   0.80 m      L.W:   19:16   0.68 m

アンの報告(カタリーナ海峡)

ペニーのレポートによると、

  • 水温: 61 - 66°F(16.1~18.9℃)
  • ピッチ数: 72~74回/分
  • 風速: 10ノット(約18m/sec)

となっています。

水温はけっこう冷たいですね。

ピッチ数はアン(54歳)が痙攣をした後の数で、「急に速くなった」とペニーが書いていますから、実際はこれよりも遅いと思われます。(私の予想では60~64回くらい?)

風速は、おそらく「最大瞬間風速」だと思われます。

ちなみに私たちの遠泳実施基準は“風速10m/sec未満”です。

おそらく天候の回復が予測できたので実施したのだと思われますが、海上は白波が立ってかなり荒れただろうと思われます。

またキンちゃんの海練習で経験した最大瞬間風速は16m/secですが、このときは「遠泳中」の旗のポールが折れました。

以下はアンの報告です。(カタリーナ海峡2-way)

You don't have to hit the point to get the point.

Yes, it's a crestfallen, agony of defeat morning...waking up to not finishing is not fun.  However, I do have some really good take-aways from this one that put whether I finished or not secondary.  I have had the most awesome support from around the world and my crew on the boat couldn't have been any better.  They did everything perfectly.  Everything seemed star-crossed and perfect, even the water warmed up right away as soon as I started swimming.  I was never tired, cold or uncomfortable in any way and could have swum forever. 

The leg cramps started after about an hour of swimming and they were in my lower legs.  I swam the 2nd and 3rd hours with no legs.  I was able to make them go away twice, but the third time they came back with a vengeance and I knew it was the death knell.  I knew I would not even be able to make it to the "first finish line" in Catalina.  I made the decision to call the swim.  It was very hard to do with such a committed and wonderful crew and I really hated to waste the nice conditions. I swam until I was sure, then made the call. 

I have had an amazing experience with this swim and I have no regrets.  Thank you to all of your for your kind words of support.

アムール川1,300kmリレースイム

ロシアと中国から25名のスイマー(16~70歳)がアムール川に沿って、1,300kmのマラソンリレースイムを開始したとパーベル(ロシアの友人)が報告してきました。

ロシア極東と北東の中国の間の境界を示す、世界で9番目に長いアムール川を、Alexandrovskから下って間宮海峡に出て、サハリンまで泳ぐ計画だそうです。

彼らは8月19日まで毎日午前7時から午後9時まで泳ぎ、予想通りに終わればギネスブックの世界記録として登録されるでしょう。

関係者として2006年にロシア人初のチャネルスイマーとなったパーベル(Pavel Kuznetsov: キンちゃんや湘南の主さんもご存知)が加わっているようです。

Sdsc000781_2 2007年に後進の者の世話役でドーバーに来たパーベル

ちなみにパーベルはチャネルスイマーになったことで「国際マラソン水泳栄誉殿堂理事会」に入ったようで、その後、後進の者にマラソンスイムを広めているようです。

現在、世界最速のチャネルスイマーはペタル(Petar Stoychev: ブルガリア)で6時間57分50秒ですが、まったく同じ年月日の2007年8月24日、パーベルの連れて来たロシアのOWS選手、ユーリー(Yuriy Kudinov)が7時間05分42秒で歴代2位の記録を作りました。

Sdsc000771_2 右から ロシア人水泳コーチ、パーベル、キンちゃん、私(ユーリー撮影) ちなみに飲んでいるのはウォッカとロシアンティー

1,300kmのリレースイム、無事にサハリンまで泳げると良いですね。

夢のコラボレーションスイム in カタリーナ海峡

今年、ハワイのカイウィ海峡を泳いだりスペインのジブラルタル海峡2-wayを泳いだりしたペニー(Penny Palfrey: オーストラリア)が数日前、アメリカのカタリーナ海峡2-wayに挑むため、カリフォルニアに入りました。

Anne_cleveland_double_catalina_swim 画像の真ん中でカヤックに付き添われて泳ぐアンがいます。少し小さすぎるかな??

また6年前にドーバーの2-wayを成功させているアン(Anne Cleveland: アメリカ)も同様にカタリーナ海峡2-wayに挑むため、ペニーと合流しました。

9025_1173893078977_1577550602_44926 アン(左)とペニー(右)

カタリーナ海峡の2-wayを成功させれば「世界初」になります。

昨日、アンはペニーをサポートクルーに入れて挑みましたが、足の痙攣が長く続き、2-wayは断念したようです。

アンの航跡

次はペニーの番です。

Nick's the Tsugaru swim report

I waited in Northern Honshu for several days to attempt the swim and in spite of poor swimming conditions, I decided to give it a go. I started at dawn in the rain which was a strange feeling!

Sp7210003_2

The water temperature was ok for the first 3 hours, then it got much colder (17 degrees).  Unfortunately, I had to stop after 6 hours because I was suffering from swimmer's wave sickness. Prolonged swimming in choppy waters had made me sick and I was throwing up every 30 minutes. At least this is what I think I was suffering from! I had never been this sick this much before in training though.

I found it hard to continue in these conditions, and I took the hard decision to stop. It was a good experience and although it was hard to stop I don’t have any regrets.

Image550

I would like to thank Ishii-san and Kin-chan for their support and encouragement.

「キンちゃんが行く」Vol.37(津軽の報告3/3)

     3. データ

 日 付:2010年7月21日(水)
 場 所:青森県下北半島佐井村(願掛岩) ⇒ 北海道函館市戸井町(浜町)
 泳 者:キン
 記 録:トラ
 タイプ:1-way solo swim
     願掛岩淡島(04:40)→ 大間沖(14:40)=10時間00分
     1-way合計=10時間00分(リタイヤ)

 天 気:曇り → 薄曇り → 霧 → 薄曇り → 晴れ
 水 温:18.1~21.7℃
 気 温:21.3~23.1℃
 視 界:1~5海里
 波 高:0.5~1.5m
 風 向:南西および西
 風 速:2.7~8.8m/sec
 流 向:スタート時は主に東南、後、主に東南東
 流 速:0.5~1.5kn
 ピッチ:60~64
 補給品:炭水化物+加糖+お茶または紅茶=300ml/40分毎
 潮 汐:北海道函館市海岸町(緯度: 41°47′N  経度: 140°43′E)
     2010/07/21(水)
     日出 04:19      日没 19:06
     月出 15:20      月齢 9.3
     潮名 小潮
     干潮 05:55 0.34m   満潮 13:36 0.69m
     干潮 16:12 0.66m   満潮 22:41 0.94m

Image553 海図(今までのデータも含む)

Image551 アップ(スタート直後、蛇行して大間に向かって伸びる細い線が今回のもの)

「キンちゃんが行く」Vol.37(津軽の報告3/2)

    2. 津軽本番

 北海道側は凪の様でしたが、青森側は時化(しけ)ており、波がザブンザブン状態でした。

 まだ暗いのでスタート地点の佐井の願掛岩は何処にあるか見にくく、前に泳いだ海図の緯度経度を頼りに船は進みました。

 そして明るくなるのを頼りに確認し、4時40分にスタートをしました。

 水温は20℃位なので冷たく感じなく、気持ちが良く、海水もとても綺麗でした。

 最近、私は地元の海(知多)で泳いでいますが、指の先が見えないので怖いです。ところが津軽では水クラゲが少しいる程度で気になりません。たまに何処の海でもよく見かける長い足のクラゲを見るくらいです。

 泳ぎ始めは絶好調で、周りの景色とブイの倒れている方向を見れば、潮が押してくれているのがわかります。が、その先は、波が荒く風も強く、何も見えませんでした。

 夜間泳用のクリアーゴーグルから日中泳用の色の暗いゴーグルに変え、眩しさを防ぎます。ニックも船頭さんも先生も、私を見ていてくれているのがよくわかります。船で何か食べているかもわかります。

Image503

 途中からは風の影響で私はかなり船が離れ、船の中央を見ながら泳ぎました。天候は曇り、そして霧。8時間目の栄養補給のときも、周りは何もみえなかったです。

 泳ぎながらの私の想像では、「間もなく目の前に函館山が見えるはずなのに、向かい波で押されて進みが悪いのかな?」でした。が、「ここで函館山が見えないと言うことは?」と考えていたら、「後どれくらいだろう?」、「まだ下げ潮なのか?」と頭を巡らせていました。

 満潮が昼間の12時。潮も変わるはずだが一向に変わらないみたいです。「あまり景色を見てはいけない」と言いますが、次の栄養補給で前を見たら白い建物がズラリと並んでいます。まるでドーバーのフランス側の景色を見ている様で、「荒波でこの景色が見えなかったのかな?」と元気になってきました。

 ずっと向かい波向かい潮。一生懸命泳いだ時間は“あっ”いう間に経ちました。ところが船が近づいてくるのが頻繁になり、私は船から離れて泳いでいるので引かれるのが怖くなりました。風も波も強く、やはり周りの景色は何も変わらず、10時間過ぎた頃に「もう上がるか?」と船に告げました。

 すると先生からは「上がっていいよ」と返事をもらいました。先生が上がってもいいなんて、めったに言わないのに「おかしい!」と思い、「ニックと一緒に泳ぐ」と告げたら、「OK!」の返事。

 ニックと40分くらい泳ぎましたが、ニックは速いです。そして船に上がりましたが、景色を見るとまだ青森側で灯台が見え、「こんなに一生懸命10時間も泳いで」と信じられなく、一生懸命泳いだ自分に「良い練習が出来たじゃないか」と褒めるしかありません。

 ショックで、ショックで、「こんなはずではない」と「こんな時もある」と、よく皆さんが諦めずに私を導いてくれたなと感謝するしかないです。

 強風と荒波の中での繰船も大変だったと思います。本当に有賀とうございました。お疲れ様です。

人魚姫(水中バレエ)

アーサー・ウイリアムスの人魚姫(アメリカ)

ウ~~ン・・・、日本の高校生「男のシンクロ」の方がまだレベルが高いと思ったら・・・。

主演は何とドーバーの2-wayも成功させているアン・クレブランド(Anne Cleveland: アメリカ)。

Esther Williams: Princess Mermaid

アンとはキンちゃんの友だちでもあるんですよ。

そういえばキンちゃんは自分のことを「マーメードと呼んで!」なんて言っていました。

そうそう、大昔の話になりますが、私も日本の水中バレエ「浦島太郎」にスカウトされたことがあるんですよ。

まあ丁重にお断りしましたが、やっていたら今の私はどうなっていたんだろう?

それを考えると夜も寝れんくなっちゃう・・・。

「キンちゃんが行く」Vol.37(津軽の報告3/1)

     1. 泳ぐ前日(7月20日)

 7月18日に函館に入り、天候待ちをしている間に船頭さんのところに挨拶に行ったり、恵山(函館市)のプールで練習したりしていました。そんなこんなとまたもや天候が悪く、二日伸ばしの20日、津軽海峡横断泳にチャレンジしました。前日(19日)から函館の港に行ったり買い物をしたり、用意をしたり遠泳の弁当作ったり、晩御飯にカレー作ったりニックを空港まで迎えに行ったり・・・、ホントにやることがいっぱいでした。

 何せ私たちが滞在しているトーパスヴィレッジ・ムーイから、函館空港やら買い物(スーパーマーケット)やら港やらまでは、クルマで約一時間は掛かるから大変なのです。

 20日は夜中の12(0)時には起きて30分で荷物をクルマに積み込み、2時までには函館の港にいかなければなりません。今回は伴走船が函館にあるからです。

 仮眠する暇もなく3時間ぐらいの睡眠で遠泳に望みました。何だか時間が気になって、始めは熟睡しました(?)が、眠れなかったです。

P7210004 ニック、船頭さん、キンちゃん

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北海道函館の潮汐

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