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わくわく、どきどき、台風の目。

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「湘南の主も行く」Vol.2

キンちゃんと泳ぐ(2008年6月17日)

 6月17日は静岡FMラジオの取材が入り、どうせ静岡に行くなら海練習を入れようと2-wayを泳ぐ形で決めていた。それなら私がいつもお世話になっている高橋トライアスロンステーションの仲間と湘南の主さんを招待しようと企画した。生憎、高橋さんは自分の主催しているレースが15日あり、17日は多忙ということで来られなかったが、湘南の主さんが二年ぶりに20kmという海練習に参加されることになった。
          キン

  • 結果

日付:2008年6月17日(火)
場所:静岡県沼津市淡島~大瀬埼(約10km)
泳者:キン 湘南の主
方法:2-way solo swim
結果:1st leg: 淡島 05:33 ⇒ 大瀬崎 09:00 3時間27分
   (4分もダイバーと話していた)
   2nd leg: 大瀬崎 09:04 ⇒ 淡島 13:15 4時間14分
     合計=7時間41分
概況:天候 曇ったり晴れたり
   風向 主に北西
   風速 0.0~5.1m/sec
   気温 22.5~27.3℃
   水温 21.1~23.0℃
   波高 0.5m
   流向 西及び南
   流速 0.0~0.5kn
   ピッチ キン:56~64回/分 湘南の主:50~60回/分
   補給 キン:炭水化物+果糖+茶類=300ml/40分毎
      湘南の主:CCD+果糖または蜂蜜=300ml/40分毎

  • お誘い

 「キンちゃんと一緒に泳ぎませんか?」と石井先生から6月6日にメールが来た。趣旨はキンちゃんが今年、ドーバーへ行く前の最終の海練習に合わせて、キンちゃんのホームゲレンデである沼津の淡島~大瀬崎間、2-wayの約20kmを泳ぐというものだった。日時は6月17日(火)であるが、後のことを考えると18日も休みが必要だなと思った。
 キンちゃんのドーバー行きのための練習内容は石井先生のブログ「地球の泳ぎ方」に逐一公開されており、又、相模湾での練習の際は、何度かサポート船に同乗してキンちゃんの泳ぎっぷりは拝見させてもらっている。そしてブログを読む限りでは、相模湾と駿河湾では海の状況に違いがあるように思われた。キンちゃんの泳いでいる海を、私も一度は泳いで見たいと思っていたので即座に「お願いします」と回答した。そして17、18日と2日間休暇を取った。
 しかし不安はあった。普段はプールで多くても10km程度しか泳いでいない。1-wayは問題ないとしても、2-way、20kmとなると2年前のドーバー横断泳以来であり、『体力もさることながら精神力がもつかなぁ』と考えていた。が、やはり体力が伴わないと非常に厳しいものだとつくづく感じた今回の練習だった。

  • 準備

 キンちゃんから今回の海練習に合わせて各自の持物表がFAXで届いた。久し振りに使うプラティパス。しかも10個をフルに使い、尚且つ「予備としてゼリー状の飲み物も用意せよ」とのことだった。持物表をチェックしながら更に自分に合った持ち物をザックに詰め込込んでいく。プラティパスを繋げるロープ、浮きは新しく変えてみた。
 物質的な準備は整ったが、心の準備、“20kmを泳ぐ”に対する不安は中々纏まらない。でも泳ぐしかないと思うだけである。
 荷物はなるべく少なくしたいので、栄養補給品は家で作ってプラティパスに入れて持っていくことにした。水着とゴーグルはドーバー横断泳の時に使用したものを用意した。特にゴーグルに関しては私の顔に合うものが少なくて、長時間装着していると必ずゴーグルの中に海水が入り込んでくる。しかし、ドーバー泳の時は16時間あまり装着していたのに一度も外すことなく泳ぎ切れた。とても相性の良いゴーグルを持っていくことにした。
 着る物は6月中旬だし、冬の時期のような大げさな防寒具は不要の長物と見て、トレーナーの上下と雨合羽。ザックは余裕の荷物量だった。

  • 待ち合わせ

 6月16日は仕事を早めに終え、大急ぎで家に戻り、栄養補給品を作っているとキンちゃんから『今、新幹線に乗った』と連絡が入った。12時を少し過ぎたばかりである。JR三島駅に14時半から15時の間の待ち合わせだったのに。
 湘南に住む私の場合、在来線で13時過ぎの電車で行っても14時半頃には三島駅に着く。『岡崎から三島までそんなに時間が掛かるのかな?』と思いつつ、「岡崎から三島まで何時間掛かるの?」問い合わせすると、「あっ、またやっちまった。1時間、間違えた!」とのこと。早く着いたら「前回の練習報告を書いて待ってるよ」と返事がきた。
 三島駅はJR東海なので、JR東日本の“Suica”が使えない不便である。久し振りに切符を買う。電車の中で昼食を食べようと駅弁も買ったが、車内は意外と混雑しており、弁当を食べる雰囲気でもなくあきらめる。
 結局、熱海駅までは立ちどうしくらいの混雑だった。熱海で乗り換え、東海道線はすぐ丹那トンネルに入る。トンネル通過に4分36秒を要した。現在、世界最長の鉄道トンネルは本州と北海道を結ぶ青函トンネル(53,850m)だが、子供の頃に教わった国内最長のトンネルは小説「雪国」(川端康成)の冒頭に出てくる「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」の清水トンネル(9,702m)で、今くぐった丹那トンネル(7,804m)と笹子トンネル(4,656.2m)が最長番付上位のランクを飾っていたように記憶している。いずれにせよキンちゃんと泳ぐ20kmに比べれば、昔の最長番付三大トンネル(清水、丹那、笹子)が束になってかからないとかなわない距離である。丹那トンネル通過に要した4分36秒が長いか短いか、淡島~大瀬崎の2-wayを要する予定の7~8時間が長いか短いか、皆さんにはどう感じられるのだろうか。ちなみにキンちゃんが泳ごうとしているドーバー海峡2-wayは、最短距離でも軽く60kmは超えている。青函トンネルだってかなわない。ドーバー海峡の下をくぐるユーロトンネル(50,500m)は世界第二位であるが、今頃はビックリして腰を抜かしているかもしれない。
 三島駅には予定通り14時半頃に到着し、伊豆箱根鉄道のローカル線ホームに向かう。キンちゃんに「着いたよ」と連絡を入れると、彼女は地下通路付近で待っていたようで、私に会えずにどうしたものかと心配していたようだった。キンちゃんはいつもの大きなスーツケースをガラガラ引きながら現れ、「今回は荷物が少ないので軽いよ」と言いながら階段を昇ってきた。相変わらず日焼けした良い顔だ。5月中旬の“アイランドスイム(城ヶ島~江ノ島間)”以来1ヶ月ぶりの再会。しかし、この1ヶ月の間に物凄い練習量を重ねてきている。淡島~大瀬崎を2日間で6-way、60km。
 先週は4-wayを泳いだばかり。そして今回は2-way。何ともタフな女性だ。それでもドーバー海峡は何が起こるか判らない。魔物が住むと言われる海峡。「これでもか、これでもか」と練習はどんどんエスカレートしていく。
 伊豆長岡に向かう電車はローカル線なので車内は比較的空いていた。やっと昼食にありつけた。話し込んでいるとアッと言う間に伊豆長岡駅に到着。ここから更にバスに乗り換えるが、1時間に3本しかない時刻表。そして始発から終点まで乗る。

  • 伊豆の海

 キンちゃんがいつもお世話になる民宿「桂」はバス停から歩いて5分ほどの海辺に面した所にあった。そして隣にはスナック「幸」があり、海練習が終わった後は、必ず船頭の菊池さんと一緒に行き、カラオケを唄わされる所だそうだ。
 宿の前は伊豆の海、湘南と違い透明度が良い。色もブルーだ。宿の前方500mほど沖合にはスタート地点の淡島が「おわん」を伏せたような綺麗な形をした姿を見せている。スタート地点のホテル前はここからは見えない。大瀬崎も見えない。
 荷物を部屋に置き、「着替えてから菊池さんの家に挨拶に行くからね」、とキンちゃんが言った。菊池さんの家は宿の前の道路を挟んで山側にある、歩いても1分ぐらいの所。通りに出た所で菊池さんの奥さんに会う。近所の方と話し込んでいた。『この辺の方はみんな知り合いなのだろうなぁ~』、何とものんびりした光景だ。細い路地を少し登って行くと菊池さんの家。築60年とか言っていたが、昔の家は良い木材を使っているので非常に趣のある良い感じの家だった。菊池さんは留守、奥さんに挨拶と明日の集合時間を告げて家を出る。
 時間があるので海岸線を散策してみた。キンちゃんはいつも泳いだ後、すぐ帰るので「宿の周辺を歩いたことがない」と言っていた。見える範囲で砂浜らしきところは見当たらない。岸壁と海底は岩がゴロゴロしている。湘南の海とは大分様子が違う、湾内には「生簀」らしきものが沢山浮かんでいる。方位磁石で確認すると南は山側、淡島から大瀬崎は西方向。しかし山がすぐ迫っているのでこの土地特有の風向き、潮の流れがあるように思えた。だから地元の漁師、船頭さんでないとこの海状況は分からないのだろう。

  • 淡島~大瀬崎の2-way

 6月17日(火)04:00起床。船に05:00集合となっている。外を見ると風、波は無く、非常に穏やかな海が広がっているだけである。昨夜、石井先生に朝食用のおにぎりを2個頼んでおいたが、昨夜の宿の夕食はたくさんの料理があり、全部食べてしまったので今朝はあまりお腹が空いてない。でもこれから夕方まで固形物を口にすることはないので、無理やり一つだけ腹に詰め込んだ。
 キンちゃんのアドバイスで風呂場に着替え一式を置いてクルマに乗り込む。宿から船着場まで歩いても1分ぐらいだが、先生の荷物がたくさんあるのでクルマでの移動。
 菊池さんはすでに出船の準備を整え我々を待っていた。初めてお会いする私だが、ブログで何度もお顔を拝見しているので初対面という気がしない。船は1.5㌧と小型だが、この海域を航行するのは十分なのだろう。
 荷物を積み終え、旗、幟を揚げ、いざ出港。スタート地点の淡島ホテル前の小さな砂浜に向かう。波、風は無く、穏やかな海「生簀」の間をすり抜けて行く。淡島に近づくと海底が見えてきたが、大きな岩がゴロゴロ、海藻はあまり付いていない。そして急峻な深さを感じさせる海底。船は浜から50~60mまで近づける。水着になり、石井先生から脂「チャネルグリース」を塗ってもらう。これはラノリン80~90%に対し、ワセリン10~20%の割合で混合した脂。何やら先生の自家製だそうで、効果としてはワセリン100%より長く持ち、ラノリン100%より落としやすいとのこと。
 用意は準備万端整い、梯子を伝い海に入る。程好い水温で助かる。キンちゃんと二人して岩場を這うようにしながら砂浜に上がる。船からのスタートの合図を待つ。桟橋には釣人が居なかった。キンちゃんが「ホテルのテラスから見ている人がいるから手を振ろう」と教えてくれた。振り返りホテルを見上げると、確かに一人、我々を見ている人がいた。二人で大きく手を振って合図する。そしてキンちゃんが「泳ごう!」と言った。いつものフォーンが鳴らない。早朝なので、ホテルの宿泊客に悪いから鳴らさないのだと言う。周囲の状況を観察しながら私は自分の腕時計のストップウォッチを作動させて泳ぎ出した。
 クロールの息継ぎは私の場合、左オープンのみ。キンちゃんは左右呼吸だから船のどちら側でもOK。往路の私は船を左側、伊豆の山並みを見ながらの泳ぎ。初めての所なので地形は全くわからず、『どの辺りを泳いでいるのかな?』と思いつつ、前半はスピードをセーブしてキンちゃんに着いて行きながら泳ぐ。
 海水の色はずぅ~っとブルー。『深いんだろうなぁ~』などと考えながら泳いでいた。補給も40分毎に順調に受けて、大瀬崎に3時間半ぐらいで到達した。大瀬崎はダイビングのメッカとかで、ダイバー用か(?)ホテルや宿泊施設か、大きな建物が前方に見える。そこは砂浜だった。我々を見つけたインストラクターらしき若者が何人も集まって来て質問攻めに合う。
ダ「何処から泳いで来たんですかぁ~?」
湘「淡島から」
ダ「えぇぇぇ~~~」
湘「又、淡島まで泳いで帰るの」
ダ「えぇ~、何キロあるんですかぁ~?」
湘「片道10kmだから往復すると20kmかな」
ダ「ドーバーでも泳ぐんですか?」
キ「よく、知ってるじゃん」
キ「この人、日本人最高齢のドーバー横断成功者だよ」
ダ「何歳ですか?」
湘「泳いだのは2年前だから62歳のとき」
ダ「ということは、今64歳ですか、スゲェナァ~~~」
湘「この人はもう5回もドーバー海峡を横断している人ですよ」
湘「今度、往復2-wayを狙ってるの」
ダ「ドーバー海峡って冷たいんですよね?」
湘「そう、16℃前後と言われている、そこを水着一枚で泳ぐんです」
ダ「私はウェット着ても寒くて泳げない水温だ」
キ「パソコンで“地球の泳ぎ方”って検索すると私達のことが出ていますよ」
キ「じゃ~、そろそろ戻ろうか」
と集まって来たインストラクター達に別れを告げ、待ちくたびれている船に向かって泳ぎ出した。
 「気をつけてねぇ~~」と声が送り出してくれる。
 風が多少吹いてきたが問題ない。しかし風向きがよく変わる海域だ。船につけられている「遠泳中」幟の向きがよく変わる。
 復路の私は沖を見ながら泳ぐので船しか見えない。それにしても菊池さんの操船技術は抜群に上手い。スピードは泳者にピタッと合わせて進んでいる、泳いでいてとても楽だ。
 折り返して5時間過ぎた辺りの補給で巻き足をしたら、私のキックの命、右足の付け根辺りから膝までの内側の筋肉がつった。非常に痛く、キックが打てない。左足は元々弱いのでうまくキックが出来ていない。「さぁ~、困った」と思ったが、『泳いでいるいうちにいつものように治るだろう』と思いつつ、足を使わず泳ぐが中々痛みが取れない。『止めようかなぁ~、どうしようかなぁ~』と泳ぎに集中出来なくなってきた。気が付けば船からかなり離れて泳いでいる。石井先生が船から立ち上がり、「こちらへ寄れ」と手招きしている。「はっ」と我に返り船に近付くが、しばらくすると又船から遠ざかっている。三半規管も狂ってきたようだし、スピードもかなり落ちてきてしまった。『これはキンちゃんに悪いなぁ~、やはり止めようかなぁ~』とマイナス思考ばかりが頭を過ぎる。
 補給時に「何時間過ぎましたか?」と先生に聞くと、「6時間経過。残り1時間半ぐらいかな」との返事。予想では7~8時間だったから、『くたばってきた割にはまあまあの時間で泳げているじゃん。せっかくここまで泳いで来たのだから、キンちゃんには申し訳ないが今日は私のために絶対完泳しよう』と気持ちを入れ替え泳ぐことにした。でも相変わらずキックは打てず、下半身は沈み、スピードはかなり落ちてきている。先生の言う“ギブアップ寸前の泳ぎ”に私はなっているはず。
 船からの「残り1,000m!」との声が聞こえてきた。『やっとここまで来たか、次の900mの声が聞こえるのはいつか』と、ストローク数を数えながら泳ぐ。プールだと25mを8~9ストローク。蹴伸びが入るので多めにみても10ストロークでは泳ぐ。だから『100mだと40前後かな』と思いきや、倍の80ストロークにもなっている。そうとうスピードが落ちている。腕のかきも抜けているのだろう。「残り500m」、「残り300m」とゴールに近付く。ヘッドアップで前を見ると、淡島のホテルがすぐ目の前に大きく見えている。でも砂浜は分からない。海底のゴロゴロ岩が見えてきた。ウニのトゲトゲがやたらと目に付く。キンちゃんが「あまり岸に近付くとウニの棘が刺さるといけないから、この辺りで船に戻ろう」と言ってくれた。ストップウォッチを止める。7時間42分だった。完泳出来て良かった。
 20km以上を泳ぐのは2年前のドーバー泳以来だったので、私にはかなり厳しく辛い泳ぎになったけれど、完泳出来とても充実した練習になった。
 キンちゃん、どうもありがとう。石井先生、菊池さんありがとう。大変お疲れ様でした。

  • 菊池さんと

 宿に戻り、風呂で脂を落として、痛めた右足を湯船につけて硬直した筋肉をじっくりほぐす。思ったほどの疲労感はなかったが、多分、気持ちが高揚しているからなのだろう。部屋に戻り横になってウトウトとしながら身体を休める。
 夕方菊池さんの家に行くことになっている。「そろそろ行きましょうか」と石井先生の声がした。
 菊池さんは地元で根っからの漁師で、この地方の地形、独特の海、風の状況を熟知している。今時の船は『GPSを頼りに』というより、頼り切っているのが大半だが、菊池さんはGPSがなくても波、風、潮の流れを経験から読みながら、船を真っ直ぐに走らせているそうだ。石井先生の持っているGPS進路は「ほぼ直線を示している」と言っていた。もちろん風向きによって岸寄りのコースを選ぶこともあるらしいのだが、これも経験。経験とは凄いものだ。今はヨット・ハーバーの管理人をされていて、海を知らないサンデー・ヨットマンやレジャー・ボートのキャプテンに海の知識を教えているそうである。
 魚を主体とした食べきれないほどのご馳走、私は魚が大好きなので菊池さんの分まで腹一杯食べてしまった。それでも食べきれないほどのご馳走だった。
 キンちゃんは菊池さんに娘さんのように可愛がられているのが話の様子で伝わってくる。「泳ぎに関しては素人だ」と言っている菊池さんだが、菊池さんのサポートで既100回以上も淡島~大瀬崎間を泳いでいるキンちゃんを見ているので、非常に鋭く的確な意見を言う。今回初めて見たはずの私の泳ぎだが、「どうだったか」とズバズバ指摘された。流石もう泳ぎに関しては玄人だ。
 食べながら、飲みながら、おしゃべりしながらの楽しいひと時を過ごした。石井先生はお疲れのようで、食べながら、話しながらウトウトと居眠りをこいでいる。呼ばれると「はっ」と我に返り話の輪に加わる。
 食事が終わると菊池さんの大好きなカラオケに行くことになっている。ここまでが菊池さんとのお付き合いのフルコースに組み込まれているようだ。
 アルコールも駄目な私はカラオケなど、もう何年にも歌っていない。多分カラオケは自分には合わないのだろうと思う。「菊池さんとお付き合いするには、お酒とカラオケが必須科目だよ」とキンちゃんが教えてくれた。それだからキンちゃんも一生懸命にカラオケを覚えたそうである。
 菊池さんは実に楽しそうに歌っている。何曲も歌う。「何処でそんなに覚えたんですか?」と聞くと「カラオケ教室さ」と答えた。「近くにあるんですか?」と聞くと「冗談、冗談、クルマの中でCDやテープで聞いて覚えるのさ」と答えてくれた。
 石井先生も歌は大好きのようでマイクを離さない。誰かが歌っているときは居眠りをこいでいるのに、自分の曲が入ると途端に大きな声で歌い出す。バンドもやっているそうで、石井先生は本当にマルチなお方だ。
 菊池さんの奥さんもやって来て歌っていた。「私も覚えないといけないかな」という雰囲気である。でも、菊池さんは実に楽しそうに気持ちよく歌っている。
 今回はキンちゃんの今年ドーバーへ行く前の最後の海練習だったが、石井先生、菊池さんの話によると今回、私が参加したことでキンちゃんは実にリラックスして泳いでいたようである。菊池さん曰く、「こんなにリラックスして泳いでいたキンちゃんを初めて見た」そうである。そういう意味でもキンちゃんには今回の海練習は良かったのではないかな。
 又、いつか菊池さんの船で伊豆の海を泳ぐお世話になるかもしれないと約束してお別れをした。

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「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

湘南の主さん、こんにちはpaper
あの時の海練習は忘れることが出来ません。
2-way目、段々と私との差が開き出し、下半身が下がってきましたね。私は「もうもたない」と思いましたが、「後、1時間半」とコーチから言われ、泳ぎ続けた精神力には頭が下がります。
今の私には無いものを持っていますね!
私には凄く勉強になり、一緒に泳いで良かったと心から思っています。
そして、また一緒に泳ぎたいです。
最近の私はリタイアが多いですが、湘南の主さんと泳いだことを思い出しながら、自分と葛藤しながら、泳いでいます。
爪の垢でも煎じて飲まないかん!

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