ドーバーと津軽の海峡横断泳報告(2007) Vol.02
ドーバー海峡(イギリス⇔フランス間:最短距離約34km)を、イギリスでは「チャネル(The English Channel:英仏海峡)」と呼ぶ。そしてここを泳いで横断した人を「チャネル・スイマー(The Channel Swimmer)」と呼ぶのだ。ここの横断泳は世界的にも有名で、今も毎年100名以上のスイマーが世界各地からやって来る。昨今の成功率はソロ(独泳)で60%くらい、リレー(6名)で90%くらい。今年もキンちゃんを初め、多くのスイマーが挑戦した。そこにはそれら多くのスイマーを支えるボランティアたちもいた。そんな世界のスイマーやボランティアたちを紹介しよう。
(写真集)お世話になった方々と友達たち
キンちゃん(藤田美幸)
この報告書の主人公
イギリスでは「ミユキ」と呼ばれていた。
ドーバー海峡横断泳(ソロ)の記録は「日本人最多(5回)」を持っている。
(Queen of the Channel in Japan)
(日本のドーバー泳の女王)
石井コーチ(石井晴幸)
障害者を対象に海を泳ぐことを目的として活動しているトラジオンスイミングクラブの代表者。
ドーバー泳のサポート歴では日本人最多(15回)。
成功率:ソロ=67% リレー=100%
キンちゃんのよろず引き受け役。
イギリスでは「日本の大将」と呼ばれていた。
像:マシュ・ウェッブ(Matthew Webb)
1848年1月19日~1883年7月24日:イギリス人
世界初のチャネルスイマー。
今もドーバーのビーチを見下ろす高台に立っている。
彼は1875年8月24~25日、イギリスからフランスへ21時間45分で泳いだ。2回目の挑戦で成功。泳いだ距離は50マイル(約80km)。泳法は平泳ぎ。
左:アリソン(Alison Streeter MBE)
ドーバーは3-wayを1回、2-wayを3回、1-wayを34回、合計43回泳いでいる女王。ギネスブックにも載ったチャネルチャンピオン。
今はオブザーバーやビーチでのボランティアをしている。
キンちゃんとは姉妹のよう?
ケヴィン(Kevin Murphy)
ドーバーは2-wayを3回、1-wayを28回、合計34回泳いでいる。
"King of the Channel"
ドーバー泳を公認する団体、“CS&PF”の代表もしている。
右:フリーダ(Freda Streeter)
アリソンの母親であり、水泳のコーチでもある。
ドーバーのビーチでは全てのスイマーの世話役。
「ドーバーの大将」と呼ばれている。
左:マイク(Michael Oram)
CS&PFのセクレタリー
本人もパイロットをやっており、二人の息子もパイロット。
実質上、CS&PFの実務はほとんど彼がやっている。
右:ニール(Neil Streeter)
フリーダの息子、アリソンの弟。
キンちゃんご用達のCS&PF公認パイロット。
本人、スイマーでもある。
二人の幼い息子がいて、長男は将来のチャネルスイマー。
クリフ(Cliff Golding)
ドーバーのビーチでボランティアをしている。
本人自身もチャネルスイマー。
頼めばドーバーのビーチで一緒に泳いでガイドまでしてくれる。
今年ラウラ(Laura Lopez:ボランティア)と婚約した。
左:バリー(Barrie Wakeham)
ビーチのボランティア
ビーチ練習でスイマーにワセリンを塗ったり、栄養補給をしたりしている。
息子がチャネルスイマー
右:リック(Rick Selway)
ドーバー泳のオブザーバー
2005年にキンちゃんが「エートルード・ガーダリ賞」を受賞したとき、成田空港までそのクリスタルトロフィーを持って来てくれた。
左:アイリーン(Irene Wakeham)
ビーチのボランティア
バリーの奥さん
スイマーの使うキャップの保守管理をしている。
スイマーのチェックをしたり、裏方の仕事をしたりしている。
右:眞壁さん(眞壁 功)
去年、チャネルスイマーになり、日本人最高齢記録を起てた。(62歳:15時間50分)
今年は成田空港まで送迎してくれた。
現在も湘南で黙々と泳いでおり、72歳になったら再びドーバーで泳ぎたいと言う。
左:マッサージ師(キャッスルクリニック)
ほとんどのチャネルスイマーが、彼女のマッサージのお世話になっている。
もちろんキンちゃんも眞壁さんも。
キャッスルクリニックの掲示板には、彼女がマッサージしたチャネルスイマーの名前が全て貼ってある。
左:ディヴィッド(David Hipkiss)
イギリスでは5本の指に入るというカイロプラティックの名医。
キンちゃんが泳ぎ過ぎて、肩を壊したときにお世話になった。
クリニックはカンタベリーに有り、いつもバリーかアイリーンがクルマで送迎してくれた。
右:トム(Tom de Castella)
ロンドンに住むフリーのジャーナリスト
ドーバー泳の記事を書くため、キンちゃんのドーバー泳を取材に来た。
左:マギーッ(Margit Bohnhoff)
今年最も仲良くなったドイツ人スイマー
彼女は8月9日、11時間40分でチャネルスイマーになった。
右から2番目:パーベル(Pavel Kuznetsov)
去年、ロシア人初のチャネルスイマーになった。
今年は彼が世話役でロシア人トップスイマーを連れて来て世界記録を狙った。しかし惜しくも世界記録にはならなかった。
(右はロシア人水泳コーチ)
左:ダミアン(Damian Westray)
地元イギリス人スイマー
彼は8月7日、18時間57分でチャネルスイマーになった。
強面だがとても優しい。
左:ホワイト夫妻(Dave Whyte)
ホワイト夫妻はCS&PFの公認パイロット。
ダミアン(右から2番目)の伴走をした。
ダミアンは16℃の海水で6時間泳ぎ、その後気温18℃の外で、そのままの水着姿でソフトクリームを舐めていた。
寒さは感じないのか??
左:トム(スコットランド)
トムは元ボクサーでスコットランドのチャンピオン。
現在は船乗りで、時折日本にも来ているというスイマー。
片言の日本語を話す。
左:マミちゃん(石川麻美)
彼女はオーストラリアの高校に留学中。
留学先の水泳部でドーバーをリレーで泳ぐことになり、その一員としてドーバーにやって来た。
このヤングチームは8月5日、11時間27分で成功した。
マミちゃんは5番目の順番だった。
左右:オーストラリア人
左:Becky Lewis 右:Geoff Evans
いずれもスロスイマー
トムによる雑誌の取材で彼らと一緒になった。
明るく楽しい連中だった。
左:オーストラリア人
中央:アメリカ人
彼らも今年のドーバーの天候の悪さでずっと日延べをしていた。
しかし二人とも無事、チャネルスイマーになった。
サイパンから来たリレーチーム
ミクロネシアからドーバーにやって来るのは珍しい。
彼らは8月7日に成功した。
左下の彼はその後ソロにも挑戦し、無事、チャネルスイマーになった。
マギーッとそのサポーターたち(ドイツ人)
マギーッの仲間は皆トライアスリートだった。
毎朝と夕方走って、昼は泳いでいた。
皆デカイ!!
インドから来たソロチャネルスイマー
左から、今年友達になったアキシャ
キンちゃん
去年友達になって、今年もやって来た女の子。(ソロチャネルスイマー)
右、彼らの仲間。
鳩のおばちゃん(ダッセルバ)
彼女は毎日ビーチに来て、日光浴と海水浴を楽しんでいる。
とても明るく朗らかでおしゃべり好き。
いつも鳩に餌を上げている。
日本では見なくなった光景だ・・・。
大家さん(Dimech夫妻)と
左から、Rodney、キンちゃん、Elizabeth、石井コーチ
6週間、お世話になった。
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