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百波千波

百波千波
7月28日、土曜日。今朝は5時にキンちゃんに叩き起こされた。どうも朝食後の片付けに私が時間を掛かり過ぎるのを逆算しての起床時間らしい。確かにライフボートステーションまでは歩いて15分くらい掛かる。8時30に集合だから8時10分に出ればちょうど良いだろうと思うのだが、キンちゃんは「8時ちょうどには出るよ!」と言うのだ。
それと言うのは撮影が終わってからキンちゃんはビーチでの練習に合流するつもりで、そのための弁当やお茶、キンちゃんが練習後にかぶるお湯5リッター、それに撮影シーンを撮影する私のカメラ類…、などなど合わせると、私のリュックの重さは軽く10kgは越していた。それでビーチいるであろうフリーダたちにビーチで使う荷物の番を頼む魂胆だ。「練習は9時からだよ。こんなに早く行っても誰も居ないよ。」と言う私の背中を後押しして、何と7時50分には宿を出たのである。
ところがビーチを覗くとフリーダたちはすでにビーチで設営に入っている。彼らスタッフは8時にビーチ集合らしい。ちょっと驚いた。そして事情を話して荷物の番を頼んだのである。
ライフボートステーションに着く前にオーストラリア人たちに会った。彼らはクルマでこちらまで来た。なぜなら彼らの宿泊場所は、ドーバーと隣街、フォルクストンの中間にあるトレーラーハウスに滞在しているからだ。
一足先に我々は集合場所のライフボートステーションに到着していた。ところが時間になっても誰も来ない。9時になっても誰も来ないので腹の立って来た我々はカメラマンの家に電話した。ところが留守番電話である。頭に来てトムとカメラマンの会社の担当者に「約束が守られていない!」とメールした。それから10分もしないうちに一人の女性が走って現われ、「撮影場所はこちらだ!」と言う。
ブツブツ文句を言いながら後を着いて走るとビーチで撮影されていた。どうもオーストラリア人ともう一人の女性、イギリス人とカメラマンたちは偶然にライフボートステーションに着く前に会ったらしく、撮影場所を勝手にそこのビーチに変えてしまったらしい。
どうも私は腹が立つと顔に出るらしく、「スマイル、スマイル!」とキンちゃんに言われてしまった。
まあ無事に撮影に入る。
ところで「百波千波」…、いや「千波百波」だったかな…。ご存じだろうか? これは古くから日本の漁師さんたちが使っている言葉で、「100回の波があるうちの1回はそれまでの1.5倍の大きさの波が来て、1000回に1回はそれまでの2倍の大きさの波が来る。」と言う格言だ。これは現在の統計と確率からも、100回に1回は1.6倍。1000回に1回は1.9倍と、かなり正しいらしい。
ちなみにサーファーの格言に「八小三大」と言うのがある。意味は「連続する11の波のうち、8回は小さい波が続き、3回は大きな波が続く。」と言うものだ。確かにこれも海を見ていると当てはまる。
ドーバーの波は日本の10秒前後に1回来る波の周期と違って、5〜6秒に1回と周期が短い。すなわち百波千波は日本より短い周期でやって来るのだ。
しかもドーバーにおける潮汐の潮高差は大瀬で7m、小潮でも3mにも及ぶ。つまりそれほど「潮流は速い」と言うことになり、「みるみるうちに海面の高さは変わる!」と言うことだ。
ちょうど撮影は高潮時に入っていた。打ち寄せる波はどんどん乾いた波打ち際を濡らして行く。もちろん撮影開始時には充分波から遠い場所に荷物を置いていたのだが、百波千波の千波が押し寄せて来た。波打ち際には三脚でフラッシュライトが立ててあり、撮影助手の人がレフ板を持っている。そこに千波の第一波が来た。続いて5〜6秒で第二波が。この時フラッシュライトが倒れそうになったのを一人のオーストラリア人が走りながら素早く拾う。もちろん全員が置いた荷物も波はさらって海に帰そうとしている。慌てて各自自分の荷物の回収に走る。もちろん我々の荷物も例外ではない。第三波が来た時にはキンちゃんの靴やサンダルが波間に行き来し始めた。
最も私が心配したのは電子機器の類いである。自分のカメラなどは自分で持っているから問題無し。問題はキンちゃんのケータイである。もし服のポケットにでも入れていたら非常にやばい。聞けば「何処に入れたかわからない。」と言う。偶然にもバッグの中に入っていたので難は逃れたが、オーストラリア人たちはしっかりやられたみたいでビーチの上には乾かす服と一緒にあちらこちら蓋の開いた電子機器が干されていた。
それでも10時には撮影も終わり、解散となった。キンちゃんはフリーダたちの待つビーチに戻り、1時間泳の開始である。
どうやらかなり復活したようだか、まだ息継ぎの時に痛むようである。「恐いのは明日の朝だ。」と言う。それでもゆっくりだが確実に復活に向けて歩み始めたようだ。
その後、キンちゃんも私もビーチで他のスイマーのお手伝いをする。片付けも終わった頃、ビーチから空を眺めていたクリフがポツリとはくように言った。「今日の朝は良い天気だったが、今になると風が強くなって海が荒れ出す。1日とて落ち着いた日が続くことはないよなぁ〜…。」と…。

写真は撮影中のキンちゃんとその仲間。

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