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わくわく、どきどき、台風の目。

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結果は






7月23日午前1時、アメリカ女性ソロスイマーたちは、1way、2way、3wayを同時にスタートさせた。しかしながら誰一人1wayのフランスまで着くことなく、全員が戻って来たと言う。やはりドーバー泳は、「運」も味方につけなければ到達出来ない海峡なのか…。

アメリカ女性ソロスイマーの話しももう少し時間が掛からないと詳しくはわからないが、まあわかる範囲のキンちゃんの肩の状態についての話に変えよう。

この日テレビの天気予報では「朝から雨が降り続く」の予報が的中し、最高気温が17℃の寒い日になった。キンちゃんは朝からベッドに潜り込んだまま、何かを考えているのか寝ているのか…。

ここのところ朝食は私が作る役になっている。昼食と夕食はキンちゃんの役だが、夕食のほとんどはビールのつまみなので、「食事」という感覚が無いままに酔い、寝てしまう。

今日のキンちゃんは朝食を取ってから「お腹がいっぱいだから昼食は要らない。」と言って再びベッドに潜り込んでいたものの、昨日の昼食のパスタを私が温め、少しだけだがちゃんと食べさせた。

午後2時15分にバリーが自分のクルマで迎えに来てくれた。これからキンちゃんはフリーダの言う「神の手を持つ名医」デイヴ・ヒプキスのところに行くのだ。フリーダの言うデイヴは、「イギリスでも5本の指に入る名医だ!」と言う。

バリーは我々を乗せるとドーバー城に上がる丘の道を超え、高速道路を直走りに走って行った。この時にアメリカ女性ソロスイマーの全滅を聞いたのだ。「ここのところ天気が良くないからな…。」とこぼすようにバリーが言うと、「パイロットたちも大変ね。舵輪と一緒にスイマーの夢も握っているんだから…。」と、つぶやくようにキンちゃんが言った。

それでもキンちゃんはクルマに乗るといつもの「おしゃべりキンちゃん」に戻り、陽気なバリーとの間で下手くそな私の通訳が楽しく続くまま、クルマは地方の狭い道にとハンドルを切って行った。

丘を渡る幾つもの細い道。どちらかと言うと私は高速道路よりこういった生活の匂いがする細い道の方が好きだ。またバリーも初めて行く場所のようで、メモを見ながら行ったり来たりを何回か繰り返した後、ようやくそのクリニックに着くことが出来た。

デイヴは陽気な大男で、我々を診療室に通すとさっそく問診に入った。そして打診。「右向いて…」、「左向いて…」、「痛いところは?」、「ここは痛い?」、「こうすると痛い?」などなど…。それから治療に入る。キンちゃんの話では治療はカイロプラクティックで、「ボキボキ」と骨を鳴らしながら歪んだ身体を治す方法と、日本の揉むマッサージに似ていると言う。我々の宿の前のクリニックでは擦るマッサージだが、「私は揉むマッサージの方が合っている。」とキンちゃんは言う。

デイヴは「“タイガーバーム”って知っているかい?」と言って小さな容器を見せてくれた。それは六角形に虎の絵のある何処かで見たことのある容器だ。友達がプレゼントでくれたことがある。

「こいつが良いんだよ〜。香港や台湾なら安く出回っているようだが、イギリスではとても高価なモノなんだ。」と言いながら、ほんの少しのタイガーバームを指に付け、実際に塗りながら私にキンちゃんの肩と首のマッサージの方法を教えてくれた。

「患部を暖めておくように。(Tシャツ1枚のキンちゃんを指差して)こんなTシャツ1枚ではダメだ。特に今日のような雨の日に濡らして冷やしてはいかん。今日は泳いではいかん。数日様子を見て、痛みが無くなったらゆっくり少しだけ泳いで、徐々に慣らして行きなさい。また何かあったら来院するように。ドーバーからここまで来るのに公共のバスで来れるが、バスだとかなり時間が掛かる。それこそ弁当持って、バスの中で食べながら来なければならないくらい時間が掛かる。だからここにいるバリーに頼みなさい。バリー、良いだろう?」

「問題ない!」とバリーは言ってくれた。

「来る前に電話をしてね。」とくれた名刺の住所は“カンタベリー”になっていた。遠いわけだ。

帰る道すがらバリーは「行ったことがあるかい?」と聞きながら、もう一つのドーバーを案内してくれた。そこは大きな公園で、大きな池には白鳥が羽を休めていた。緑が深く、静かな公園はバリーの好きな場所の一つかも知れない。

その後バリーは自分の家に我々を招いた。バリーの家も清楚な彼らしい住まいだ。そこはドーバーの丘陵の途中にあり、Xmasにそこから眺める光景は、さながら夢のような景色になり、テレビは来るし、4000人の人がここを訪れると彼は言う。バリーの家に入るとイギリス人らしい品格のある庭が広がり、そこにはみ出したバルコニーの部屋の椅子に座り、お茶をいただきながら楽しむ会話は、ちょっとお洒落なイギリスの香りを味わいだった。あっと言う間の2時間が過ぎていた。

雨の中、宿まで送ってもらうとバリーは「いつでも送るから、電話をしてね。」と言って帰って行った。

今日は英国のジェントルマン精神に触れた気がした一日だった。



写真はバリーとキンちゃん。バリーの誕生日プレゼントに日本語で「楽勝」と書いてあるタオルをプレゼントした。頭に逆さハチマキになっている。

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