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わくわく、どきどき、台風の目。

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2006年12月の記事

9連写×3本

061219_082018 061219_08201800061219_082019 061219_08201900 061219_082020 061219_082021 061219_082022 061219_08202200 061219_082023

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by キンちゃん

大瀬崎~淡島3way

061219_070925  12月19日(火)、静岡県沼津市の大瀬崎~淡島間(約10km)において、キンちゃんが3wayを泳いだ。結果は次の通りである。

  • 1way 大瀬埼⇒淡島 4時間01分
  • 2way 淡島⇒大瀬埼 3時間13分
  • 3way 大瀬埼⇒淡島 4時間19分
  • 合計:11時間33分

 天候:晴れたり曇ったり 気温:9~11℃ 水温:16℃ 波高:0.5~1.0m

 この日は石井コーチの54回目の誕生日でもあった。キンちゃんは誕生日プレゼントにこの3wayの成功を送った。そんなキンちゃんの手記を紹介する。

   12月18日
Pc190147  新幹線を乗る前に民宿「桂」に電話をした。
キン「藤田ですけど、部屋にはポット3本の用意お願いします。」
亭主「ああ藤田さんね、もう用意してあるよ。」
キン「ありがとうございます。17時半過ぎに到着しますが、よろしくお願いします。」
亭主「お待ちしております。気をつけて。」
 ここに来る前に私の住む岡崎市の隣、安城市で地域のバレーボール部の生徒たちを前に「チームワークについて」講演をしてきたばかりだが、準備万端整えて待ってくれる亭主に、民宿「桂」も私の遠泳チームに加わったような気がしておもしろかった。
 「桂」に泊まる部屋はいつも決まっていて、三階の「冨士の間」である。この部屋は見晴らしが良く、ガラス窓からの眺めは一面海景色で、港からの出船、入船は日常茶飯事。これは私の好きな光景であり、ベランダではビールが飲める状態でお気に入りなのだ。これはいつも私の目を潤わせてくれる一時である。まあこんな風景を目の当たりにしながら栄養補給を作ったり、ビールを飲んだりしている。
 とにかく寒空の中「桂」に到着し、富士の間の扉を開けるとすでに暖房がついて部屋を暖めてあり、細かい気配りがされている。こんなもてなしが『徐々に「桂」の方ともチームワークが取れ、とても嬉しかった。』と感ずる所以なのである。

   12月19日
 石井コーチは東京で障害者を対象に水泳やスキーを指導なさっているトラジオンスイミングクラブの代表者だ。特に遠泳においてはドーバー海峡を障害者、健常者含めて14回も横断泳にチャレンジしている。他の国内外の数を数えれば、何と100回以上も海を泳ぎまくっている実績の持ち主だ。絶対の信頼を私は置いている。
 今日はその石井コーチの54回目の誕生日である。何をプレゼントしようかと私は考えていた。そうコーチが一番喜ぶことは私が泳ぐこと。「今日の海練習3wayを完泳することだ!」と心に決めた。
 朝6時半港を出発。「今日は風がない。」と船頭の菊地さんが教えてくれるが、向かい風である。「ああ、また行きは向かい波だ…。」と辺りを見回す。漁から帰ってくる船が通り過ぎ、その曳波に対し、菊地さんは何かを話しながら速度を落とし、船を揺らさないように船頭を波に立てた。
Pc190005_3  菊地さんの操船テクニック、特にスローの操船はピカ一である。これは生簀を運搬する仕事などで鍛え上げられたそうだが、GPSを使用する石井コーチに言わせると「やはり機械よりも人間の鍛え上げられた“感覚”の方が数段上にある。」のだそうだ。まさに菊地さんの操船は海を知り尽くした“プロ中のプロ”と私も感じている。
 出港する船も数あるが、帰港する船もある。総じて漁師さんの朝は早い。
 何故か先週12日の海練習より寒く感じる。ニットの手袋に帽子、スイミングコートなどで温かくしたつもりなのだが…。「そうか、ズックがいけないんだ。」
Pc190006  船のデッキは波で入水した海水が船の揺れで行ったり来たりする。今度からは長靴を履いてこよう。
 大瀬崎に着くまでに何隻かの釣船を見かけた。よし、今日は手を振りまくるぞ!

   大瀬崎に着いた
 大瀬崎はダイバーのメッカである。ビーチには多くのダイバー客相手の宿やショップが建ち並ぶ。その大瀬崎のビーチ100m沖合で私はたくさん着ていた服を一枚一枚脱いでいく。ここが舞台でカラフルな色のスポットライトでも浴びながら、音楽“タブー”でも流れ、私が踊り子なら「あなたも好きねぇ~」と昔の人気テレビ番組でやっていたドリフターズの加藤茶のように言うかもしれないが、残念ながらここは小さな船上で私はスイマーだ。ビーチに建ち並ぶ宿の窓から見ていたダイバー諸氏からは期待を外してしまったようだ。
 水着一枚になり、石井コーチがホカロン(使い捨てカイロ)で温めていたラノリン(羊毛から採れる脂:擦れ止めに塗る)の蓋を開けると中身はダラダラに溶けており身体に塗るには軟らかく暖かい。この手は良い! 寒くなるとラノリンはカチカチに固まり、指が腱鞘炎になるくらいだからである。
 寒さから私の顔はおばあちゃんが梅干しを食べて酸っぱそうにする表情とよく似てくる。寒さで呼吸が“スースー、ハーハー”してくるからだ。しかしこれを塗らなければ私の遠泳は始まらない。
 丘を見ると何かの撮影をやっていたが、今はもう私の方にカメラが! 『“タブー”でも流れないと「あなたも好きねぇ~」と踊らないよ!』と思いながらも、ルンルン気分で私は手を振る。可愛く撮ってくれたかな?
Pc190007  船を出る前に菊地さんに「よろしくお願いします!」と告げる。「頑張れよ!」と応援してくれた。すっごく嬉しかった。やはり遠泳は「一人ではない!」と確信した。「はい、行ってきます。よろしくお願いします!」と告げ、船から去り、ビーチへと泳ぎ出す。やはり海水は綺麗であった。

   1way
061219_075057  7時23分スタート。好調な出だしである。今回は海水が温かくは感じない。風が吹いていないせいかな? 気温9~11℃、水温16℃、波高0.5~1.0メートルであった。途中は波が荒れていたが、そう気にはしない。
 天気は良くて、私の海水から出ている部分をお日様が暖めてくれる。先週とは大違いだ。あまりにも楽しすぎて12月6日のプール練習を思い出した。
 その日、いつもの水曜のように「岡崎竜城スイミングクラブ」の屋内プールで行われる朝6時から8時までの早朝練習を終え、8時半からの屋外プールの練習をしに場所を移動した。ここは私立「安城学園岡崎城西高等学校」の水球部が使用する屋外プールである。校長先生のはからいで水球部の監督から許可をもらいプールを借りている。そして「さあ泳ぐぞ!」とプールに入れておいた水温系を見ると、何と“8℃”を指しているように見えた。「まさか!?」
 プールでの私のコーチ、高橋コーチはトライアスリートで元プロアジアチャンピオンである。その高橋コーチに「ちょっと今、水温が何度か見てもらえますか?」と聞いた。その答は「8℃」。やっぱり私の目に狂いはなかったが、12℃ぐらいを予想していた私には信じられず、ビックリした出来事で泳ごうか、泳ぐまいか、凄く悩んだあげく、結果温水プールの練習に切り替えた。
 なぜなら8℃の水温で30分泳いだことはあるが、自分の身体が泳いだ後どう変化するかわかっている。冷たい水の練習は必要だが、回復に半日は要する。その半日を無駄にしたくはないので高橋コーチと私の通っている会員制クラブ「ROYAL SPORTS CLUB 2」で一緒に泳ぐことにした。
 内容は朝のメニューはそのままだが、ショート系からロング系へと距離を変更してサークルを短くした。相変わらず高橋コーチは泳ぎが速く、何とか私は着いて行くのだが、久しぶりに高橋コーチと共に泳ぐプールは楽しくて、楽しくて、「いつか私もああなりたい」と常に思っている。やはり一人練習より、仲間がいた練習の方が楽しい。その時の光景が走馬灯のように横切った。
Dcf_0020_3  今回、淡島に到着するまでに石井コーチは「後1,000(m)!」と叫ぶ。位置は石井コーチがGPSで計測している。だからいつでも残りの距離もわかっているが、1,000m未満に近付かないとコーチは残りの距離を私に教えない。何故なら距離がわかると私の身体は条件反射で反応して距離に対応したスピードを出してしまうからだ。しかし海は何が起こるかわからない。残りの距離がプールのように泳げるわけがない。だから海はおもしろい! もちろん私も前を見ない。見れば距離を測り、条件反射が出てしまうからだ。しかしいきなりのゴールも心の準備が出来ていないので困る。やはり教えてもらうなら残り1,000mくらいが良い。
 「後1,000(m)かぁ~、4時間は切れるかどうかだな。」と淡島をチラリと見ると、「桟橋に釣人を発見!」と思いきや栄養補給の時間になった。手を振りながらのパフォーマンスだ。そして淡島の丘に近付くに連れウニが見えてきた。今は干潮だ。「刺されないように泳がなければ…」。
 なるべく岩の少ない所を泳いだが、浅くなり足を着いた場所が大きな石ころ。滑って、滑って2回転んだ。藻が着いているのだ。やっとビーチに入り、また手を上げ、到着したサインを船に送った。
Pc190066_2_1  今回は石井コーチが写真をバチバチ撮っているのでポーズを作ったり、またまたジャンケンポンをしてくるのでその対応なりで、泳ぎながらも結構忙しい。それに1分間に何ストロークか数えている石井コーチに、意地悪で早回しのストロークや片手クロールをするのにも忙しい。だから楽しくて“あっ”という間の4時間01分だった。

   2way
Pc190070  11時24分に折り返し、釣人にも手を振りながら、2wayのスタートだ。すると船から「気をつけて来いよ!」と注意が飛んできた。「わかった!」、デカイ私の胸すれすれで海水に浮き出した。さあ海底に転がる石には胸が先か、腹が先にぶつかるか、ぎりぎりの線であった。
Pc190069  桟橋にいる釣人の横に泳いでいるとき、またもや手を振る。すると手を振り返してくれる。嬉しくってたまらない。ニコニコ顔で泳ぎ出した。段々水が冷たく感じる。「コーチ、水温いくつ?」、「16℃だ。」、「違うよ! 見てみん!」、「15.8℃だよ。ちょっとだけ下がっとる。」、「0.2℃でこんなに違うのか!」
Pc190072  段々足が痛くなり始めた。いつもより早いじゃないか。腿が痛い。足が止まる。キックが打てない。フリーダ(ドーバー泳を公認する協会のドーバー泳アドバイザー)の言葉を思いだす。「ミユキ(私)、キックを打ちなさい!」。止まる足をゆっくりゆっくり上下に動かす。痛い! でも動かさなければ。たまたま栄養補給の時間がきた。自分の足を丸めながら補給をする。こうすれば足の痛みが和らぎ、キックが打てれるようになるのだ。痛いじゃない! 違うことを考えよう。
Pc190115  行きが向かい風の向かい波だと、2wayはその反対になる予定だが逆転した。またもや向かい風に向かい波が押し寄せて来る。「嵐を呼ぶ女」と呼ばれる私の所以が見えて笑えてきたが、泳ぐしかない。「たまには良いさ」。1wayは向かい潮だった。「この潮なら2way目は私を運んでくれるさ!」。3時間を切りたかったが、この波のお陰で3時間13分であった。

   3way
Pc190141_2  14時37分。再び大瀬崎から手を上げスタートするが人影が見えない。「な~んだ、つまらない!」と泳ぎ出すとダイバーが潜っている。「こんなところにいたのか!?」、写真撮影している。ということは透明度15メートルかな? 魚も泳いでいる。私からよく見える。「ヨッシャアー、後4時間泳ぐぞ!」と気合いを入れ直した。
 風は緩やかになったが、不思議と向かい風に変わる。そんな中を泳ぎに集中していく。幾度となく足は止まるが、幾度となく強いキックに変わる。不思議とその繰り返しであった。朝の菊地さんの言葉を思い出す。「頑張れよ!」。そう船の上でも完泳しようという気持ちでいっぱいなのだ。泳がなくては成功に導かない。気温は水温より低い。きっと石井コーチも菊地さんも私よりも寒いかもしれない。言葉には出さないが、腰とか、足とか、痛いかもしれない。痛いのは皆一緒、“嫌”なのだ。その中で私ができるのは速く泳ぐこと。それが答なのだ。
 16時少し前にお日様が山の陰に隠れた頃、石井コーチはこれからやってくる夜の帳に対応する準備を始めた。つまり夜間泳用にケミカルライトの装着とスイミングゴーグルを明るいカラーのものに交換するのだ。ケミカルライトは2つ。1つはスイミングゴーグルのゴムを利用して後頭部に着ける。もう1つは水着の肩紐に着けて背中に回す。つまり石井コーチは栄養補給と同時に、スイミングゴーグル交換の際の、ゴムを利用するケミカルライトの装着までを考えたらしいのだ。コーチは私に栄養補給、スイミングゴーグル、ケミカルライトをいっぺんに渡してきた。
061219_160926_2  ところが私は腿の痛みと戦いながら泳ぎに集中している。そんな折、やわら3つも同時に渡された私の頭の中は、何から始めれば良いのか、混乱してきた。徐々に息が合わなくなってくるコーチに怒りが溢れてきた。「イッペンに出さんで!」。何とか交換出来たけれど、いまひとつである。イライラしながらのケミカルライト装着は、背中に回したものがすぐに取れて落ちてしまった。このような些細なことでも、その先で重大な問題が発生する引き金になる。今後の課題だ。
Pc190144   何だか出漁の船と擦れ違う。波の向きでわかるのだ。「いってらっしゃい!」。夜に出漁する船は“大物狙い”のようで少し大きい。その分、大きな波が菊地さんの船を木の葉のように揺する。
Pc190172_3_1  菊地さんの船にも電気がともる。すると5つぐらいの硬いものが私の頭に当たった。どうも私のスイミングキャップに着けたケミカルライトと船の明かりでサヨリが集まったらしい。昼間は遠くでウミスズメが私と競泳をしていたらしい。しかし彼らの目的は餌の狩猟。「4羽が同時に潜り、同時に浮上する。誰が示し合わせたか知らないが、不思議だ。」と石井コーチが言っていた。海には自然が溢れている。去年の5月の海練習でミズナギ鳥が泳いでいる私を襲いに来た。偶然だが返り討ちにした。そんなことを思い出しては微笑んでいた。
Pc190179_3  夜間泳に対して私に怖いものはない。なぜならクラゲがいないからだ。ただ泳げば良い。船を横に見ながら泳げば必ず淡島に着く。菊地さんは必ず最短距離で私を導いてくれる。石井コーチはずっと私を見続けてくれ、おいしい栄養補給を渡してくれると。その場その場の役割が今、成功させようという熱気で満ち溢れている。コーチが「後1,000(m)!」と叫ぶ。3人の魂は塊となって淡島へと目掛ける。この泳ぐ魂の塊に乗って、淡島へと私は向かう。
 18時56分、淡島到着。3wayは4時間19分。合計11時間33分で終止符を打った。船に戻り、「はしごさん、ただいま!」と告げ、そのはしごから「ヨイショ、ヨイショ」と船に上がろうするが、足が痛くて上がれない。ゆっくり、ゆっくりと痛みと共に上がった。「菊地さん、ありがとう。泳ぐ前に“頑張れよ!”と言ってくれたお陰で完泳出来ました。」と握手をかわし、石井コーチが用意してくれた暖かい検査着を水着の上から着込んだ。港に着くまで足が痛くて、痛くてたまらなかったのは言うまでもない!

   民宿「桂」
 無事港に着き、お風呂道具を持って民宿に入ると、「今日は、遅かったね! お風呂に入れるよ。」と亭主。「ありがとうございます。直ぐに入れて良かった」とお風呂に直行し、私の身体にベッタリ着いたラノリン落としが始まる。

   誕生日会
Pc190185  早々と菊地さんの家に向かう。今日は菊地さんの親戚の中川さんと一緒に反省会。かつ石井コーチの誕生日会を企画していた。もちろんコーチには内緒である。中川さんが気を使って中華料理とバラの花束と丸いケーキの用意をしてくれた。お母さんの手料理もいつものように食べ切れないぐらいある。
Pc190183  部屋に入るなり、いつもと違う雰囲気に包まれた石井コーチは「何事かしら?」と驚きの表情をした。「お疲れさまでした。コーチ誕生日おめでとう!」とビールで乾杯し、菊地さんの言葉が走る。そして拍手喝采だ。話しがつきない。しかしもう23時を回っている。愛知県岡崎市で和菓子製造業「フジタヤ」を経営する私にとって、早起きは漁師並みなのだ。普段ならすでに就寝時間である。しかし今日は楽しくて眠気が嘘のようにない。
 一段落したあと、ケーキにロウソクが入り、火が灯る。まるであの3wayを泳いでいるときの皆の魂の塊のようだ。そして中川さんの「ハッピー・バースデー」の歌に聞き惚れ、石井コーチがロウソクの火を吹き消した。「おめでとう!」の拍手が鳴り響き渡り、コーチはとても嬉しそうである。良かった。そして3way完泳のプレゼントを渡すことが出来て。
 泳いでいる時は、楽しい時、苦しい時、痛い時、いろいろあったが終わってみればいろいろなことを感じ、楽しかった。そして「また泳ぎたい!」という気持ちが満ち溢れた。皆さんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

一周年記念 特別講演会

061218_1411321_2  12月17日(日)、愛知県安城市において、地域の中学生を対象にした明祥バレーボールクラブ「グラチャン・スマイル」の生徒とそのご父兄及び関係者の方々を対象に、キンちゃんが「夢と希望」と言うタイトルで講演会を行いました。
 これは2006年12月4日に「グラチャン・スマイル」発足一周年記念の特別講演です。
 先ずはクラブ創立一周年、おめでとうございます。

 講演の内容は

  1. キンちゃんの今までの経験談から、これからの夢であるドーバーの2wayや遠泳のこと。
  2. またこれら遠泳は独りでは出来ない。水先案内をする伴走船の船頭さんやコーチなどとのチームワークが必要不可欠であること。
  3. この遠泳を成功させるためには、チームに参加している個人個人のレベルが高くなければ、ハードな海峡横断泳などは出来ないこと。
  4. これはバレーボールでも同じであり、一人一人のレベルを上げることが、ひいてはチームのレベルが上がることにつながり、人間性の向上にも役立つこと。
  5. そのためには一丸となる。すなわち仲間を信じ、自分を信じること。
  6. 自分を信じる。すなわちこれが「自信」につながること。
  7. 遠泳なら泳ぎや海を理解すること。バレーボールならバレーボールや相手のチームを理解すること。

などを話しました。
 生徒たちはこれらの話を真剣に受け止め、自分自身のモチベーションを上げることに理解をしてくれた模様です。
 この明祥バレーボールクラブ「グラチャン・スマイル」の監督、江坂さんはキンちゃんと古くからの友達で、市役所に勤めるバレーボール愛好家です。地域のために貢献をしています。
 この他に江坂さんは「朝の起方ライフスキル」や「自分でリフレーミング」など、己を知ること。自己啓発させること。自分自身のセルフコントロールなどをお話になっていました。
 この講演会の後にも生徒たちは元気にコートに飛び出して行きました。
 今後の活躍が楽しみです。

大瀬崎~淡島(約10km)2wayの報告

Pc120023  2006年12月12日、静岡県沼津市の大瀬崎~淡島間において、私(キン)は2wayの海練習を行った。その結果とデータは次の通りである。

  • 大瀬崎⇒淡島=4時間18分
  • 淡島⇒大瀬崎=3時間24分
  • 合計:7時間42分

 07:29大瀬崎スタート。水温16℃、気温11℃。天候は晴れ、北東の風10m。
 船首に波が洗うほど荒れていた。波高1.5m。向かい潮、向かい風。
 天気は徐々に悪化し、09:00を過ぎると雨。後は曇り、雨。
 11:00を過ぎると風は凪いだ。波高1.0m、水温16℃、気温12℃。
 徐々に潮は止まり、淡島到着は11:47。4時間18分で1way終了。
 2wayは、南の風のち東の風2~3m。波高0.5m、気温は11時頃に13℃まで上がったが、後に下がり始め、午後は12℃だった。水温は常時16℃だが、体感的には淡島付近で冷たく感じた。
 2wayは、まあ順調で15:11に大瀬崎に到着。3時間24分に終了。
 前回の練習でも大瀬崎を出た頃に海が荒れた。今回はもっと荒れたが、どちらかと言えば今回の波の方が私は好きだ。元来私は波の中を泳ぐのが好きで、スピードは出ないが波を突っ切って泳ぐのがおもしろい。そんな手記を書いてみた。

Pc120008  12月12日、久しぶりの海練習の日がやってきた。10月31日以来だ。
 11日、いつものように朝4時には仕事を開始する。仕事が和菓子製造業で生菓子を扱うため、防腐剤や合成甘味料などいっさい使用しない我が家の和菓子はその分足が早い。その日に作ってその日に販売し、その日に食べていただきたいため、その分早朝からの仕事になってしまう。
 仕事を午前中で切り上げさせてもらってお昼を食べ、それから今回の海練習の荷物チェックをし、家を出たのは14時頃。岡崎(愛知)から東海道新幹線、伊豆箱根駿豆線、伊豆箱根バスと乗り換えて、沼津(静岡)の民宿「桂」まで到着するのに4時間弱かかる。バスの終点、伊豆三津シーパラダイスから民宿までは徒歩7分くらいだが、遠泳機材の入った重いスーツケースをゴロゴロ転がして、あの暗い細い道をテクテク歩くのもそろそろ慣れた道のりになった。
 民宿到着後も少しの間は忙しい。船頭さんの家に電話で到着の連絡、明日の集合時間を確認する。そして明日の栄誉補給15個を作り、落ち着くのは19時ぐらいかな?
 まあ、それからはお風呂にゆっくり入ってビールを飲み、今頃仕事を終え、こちらに出発した東京の石井コーチの到着を待つだけだ。石井コーチの到着は21時過ぎ。それから遅い晩御飯を食べ、就寝するのは23時くらいかな?
 だいたい「淡島~大瀬崎」の海練習はこんな感じで、前日でも慌ただしい。

Pc120006_2  12日、午前6時起床。6時30分、港に集合。そして大瀬崎に向かって出港する。天気は雲っているが風が吹いているせいか、久しぶりに富士山はくっきり見える。私は波の向きを見る。「またかい! 行きは向かい波だ! 4時間コースか?」。大瀬の丘付近の波は今まで見たことないぐらい荒れていた。台風の時みたいに次から次へと波が丘へ押し寄せていた。こういう波が私は大好きである。嬉しく鼓動が止まらない。早く泳ぎたい! 石井コーチが水温を教Pc1200092えてくれた。「16℃か!? いっきに下がったものだ!」。船が大きく揺れ、強風が吹く中を、たくさん着ていた服を脱ぎ水着1枚になる。スイミングキャップを被り、石井コーチにラノリン(羊毛から採れる脂)を塗ってもらう。気温が低いのでラノリンが硬くなったバターのようになっていた。次回からは栄養補給品をカイロで温めるときに、ラノリンも温めておかなければと反省した。しかしこの時が一番寒い。スイミングゴーグルに雲止めを塗り、海水で洗う。「温かいじゃん!」。
Pc1200102   船頭さん、石井コーチに「よろしくお願いします!」と告げ、海へ飛び込んだ。大瀬の岸まで泳ぎ、浜に上がって振り返り、片手を挙げて石井コーチの出発の合図を待つ。コーチは写真を撮るが、「早くしてよ! 寒いんだから!」といつも思う。コーチのホーンの音と共に7時29分大瀬崎をスタート。暖かい! 海水も12月になると透明度がかなり高い。8メートルはあるだろう。たくさんのいろんな魚が群れをなしている。とても目の保養になる。
 と、私の大好きな荒波との再会。まるで駿河や津軽を泳いだ時の波みたいで次から次へと前から押し寄せる。ルンルン気分で喜びながら私は笑みを浮かべていた。別に泳ぎを変える必要はない。いつもと一緒の泳ぎだ。でもわかっている。なかなか前に進んでないことは。
Pc120017_1  案の定1wayは4時間18分もかかってしまった。淡島の丘に近づくにつれ、水温は下がり冷たいが、やはり魚の群れがたくさんいる。いつもなら淡島の桟橋に釣客がいるが、寒いせいか一人もおらず、私はショックを受けていた。手を振ろうと思っていたのに・・・。
Pc120053  丘に近づくにつれ、石井コーチは「後500!」とか「400!」とか、大声を出して後何メートルか教えてくれる。淡島のゴール地点の浜の前には豪華なホテルがあり、その大声がホテルの中に響くのか、窓際のガラスばりのレストランで食事している方、働いている方がガラス越しに、皆さんで何かを話しながら手を振ってくれる。こういう光景は何回目だろう。いつ見ても嬉しい。
 そして2way。段々寒さが身体に慣れてきた。雨が降ったり止んだりを、泳いでいる私にはあまりわからないが、船の上でカッパを着だす動作でだいたいの判断は出来る。
 また臭い匂いが鼻をつく。魚のエサの脂と魚から出る脂が海水の上に漂っている。この前と一緒の場所か?
 そろそろ大瀬に近付いてきた頃、漁船が速度を落として遠巻きに通過して行く。あとから聞いた船頭さんの話では、私がこの海域で海練習をしていることはけっこう地元の猟師さんたちには有名だそうで、「遠泳中」の幟と「A旗」を見たら、徐行で大きく避航してくれるようになったらしい。船が避けてくれるのは嬉しいが、私としては見に来て欲しいとも贅沢に思った。
 大瀬に入ると後ろから押し寄せる波に乗りながら丘へ。ダイバー5人ぐらいが店の中から出て来て「何をしているんだ? まさか水着1枚?」と言う目で私を見ていた。
Pc120067  大瀬の浜に上がり、右手を挙げ、石井コーチのホーンの合図で今日の海練習に終止符を打った。2wayは3時間24分。合計7時間42分だった。
 帰りの船は雨。港に着いたころは晴れ。またやってしまった。「嵐を呼ぶ女」を・・・。
Pc1200542  泳いだ後も結構バタバタする。民宿に帰り、お風呂に直行。身体に着いているラノリン落としと、使った遠泳道具を洗い、干します。そして船頭さんの家に行って反省会がある。船頭さんの奥さんがいつも晩御飯を作って待っていてくれる。何品もあり、旬な物が出て、それは話せないぐらい毎回違う物が出て、食べ切れないぐらいなのだ。とても私は恵まれている。優秀な船頭さんがいて、優秀なコーチがいて、優秀なおいしいご飯を作って待ってくれている奥さんがいる。
 いつも皆さんに感謝している。誰一人欠けても遠泳は出来ないと思っている。本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

サイパン水泳練習会

Pb1500352  来年1月30日09:00から、翌31日15:00までの30時間、サイパンのプールでキンちゃんが30時間泳を行います。
 この日に参加されたい方は、私(留守番電話:03‐3893‐4362:FAX:03‐3894‐5717:トラジオンSC:担当:石井)までご連絡下さい。
 記録を取ったり、途中の栄養補給など、サポートさせていただきます。
 費用は1時間当たり、特別サービス料金で10ドルくらい(プール使用料は別)ですが、時間によってご相談させていただきます。
 泳ぐ時間は 1時間から24時間まで。定員は3名とさせていただきます。
 普段、長距離泳はなかなか記録を取ってもらえません。
 このチャンスに皆さんもご参加下さい。
 皆様のお越しをお待ち申しております。

ドーバー泳とその統計

P7170013  1. ドーバー泳について

  • ドーバー海峡=イギリスとフランスの間にある海峡
  • イギリスでは=「チャネル」(The Channel:英仏海峡)」と呼ぶ
  • 泳いで横断した人=「チャネル・スイマー(The Channel swimmer)」と呼ぶ
  • 距離=最狭部(ドーバー【英】~グリネ岬【仏】間):34km
  • 位置=北緯51度付近(日本付近ではサハリン【樺太】中央部に当たる)
  • 気候=西岸海洋性気候(サハリンより暖かい)
  • 海水温=真夏でも16℃程度
  • 潮=潮流がメインなので往復流
    (大潮時=潮高の高低差:約7m 最大流速:時速10km以上←泳がないとき)
    (小潮時=潮高の高低差:約3m 最大流速:時速5km程度←泳ぐとき)
  • 水深=最大でも50m未満と浅い
  • 公認する協会=かねてのCSA(Channel Swimming Association)に加え、2000年よりCS&PF(Channel Swimming & Piloting Federation)が発足した。
  • 1-way=片道
  • 2-way=往復
  • 3-way=1往復半
  • ソロ=独泳
  • リレー=過去は6名で1チームだったが、最近は2名以上で可能

 2. 比率(2001年~2005年 CSA+CS&PF=アバウトな累計)

  • ソロ:リレー=3:1
  • イギリス⇒フランス:フランス⇒イギリス=3:1
  • 男性:女性=2:1

 3. 成功率(2001年~2005年 CSA+CS&PF=アバウトな累計)

  • ソロ=50%強(イギリス⇒フランス=60%弱 フランス⇒イギリス=50%弱)
  • リレー=90%強

P71900622  4. 成功率の高い日にち

  • 8月14日に近い小潮期間の1番予約
    (ソロ=60% リレー=95%)

 5. 年平均(同じ人[チーム]が複数回泳ぐ場合もあるので、人数ではなく、回数で表現した)

  • ソロ:CSA+CS&PF=100~120回のチャレンジで成功は50~60回程度
  • リレー:CSA+CS&PF=30~40回のチャレンジで成功は30~35回程度

 6. チャネルスイマーの平均完泳時間

  • ソロ:イギリス⇒フランス=14~15時間 フランス⇒イギリス=15~16時間
  • リレー:イギリス⇒フランス=12~13時間 フランス⇒イギリス=13~14時間

P71900692  7. チャネルスイマーの平均航跡(泳ぎ+流れ)距離

  • ソロ:約50km(1-way)
  • リレー:約45km(1-way)

 8. 日本のデータ(1982年~2006年)
(「地球の泳ぎ方」調べなので、データ漏れの可能性あり)

  • ソロ=32回のチャレンジで成功は17回
    (成功率:50%強 成功者:13名[男性:8名 女性:5名])
  • リレー=37回のチャレンジで成功は34回(多国籍チームに日本人が入った場合は加算した)
    (成功率:90%強 成功チーム:31チーム[2-way×4チームを含む])

 9. 「地球の泳ぎ方」サポートのデータ

  • ソロ=10回のチャレンジで成功は6回
    (成功率:60% 成功者:4名)
  • リレー=4回のチャレンジで成功は4回
    (成功率:100% 成功チーム:3チーム[2-way×1チームを含む])

ドーバー友の会の報告

Pb2300032_1  平成18年11月23日(祝)17時より、「日本海庄や 銀座数寄屋橋店」にて、遠泳愛好家11名が集い、ドーバー友の会親睦会が盛大に行われました。
 この会にはプロスイマーの松崎さんを始め、今年日本のチャネルクィーンになった藤田さん、再来年ソロに挑戦する生山さん、その他、チャネルスイマーの方々が参加され、大いに盛り上がりました。
 来年は「ドーバー友の会親睦会10回記念」で何か企画中だとか・・・。
 また来年を楽しみにしています。

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